FINANCE Watch
米大企業の65%が2001年にIT予算を増加~米ガートナー調査

  ハイテク関連の調査会社である米ガートナー・グループは7日(現地時間)、米国の「グローバル2000」企業のCIO(IT担当責任者重役)を対象とした2001年のIT予算に関する調査報告を発表した。調査によると、企業の65%が2001年にIT予算を増額するとし、金額では2000年に比べ13.3%増やすという回答になった。ガートナーは、国際的な事業環境で競争的な利点を得るための「武器」として、企業はIT投資の増額に積極的と分析している。

  調査によると、企業のCIOが技術調達で重視するのはベンダーの選択という結果となった。また、個々のプロジェクト・チームでは、さらに厳しく購入する装置やソフトウエア、サービスの選択を詳細に検討しているという。

  ガートナーの首脳は「IT選択の固有の難しさに加え、プロジェクト・チームは景気減速の懸念による購入サイクルの長期化という問題にも立ち向かわなければならない。CIOとプロジェクト・チームは今まで以上に、選択した技術が要求にぴったり一致するかどうかを確実に判断する必要がある」と提言している。

■URL
・ニュースリリース
http://www4.gartner.com/5_about/press_room/pr20010207a.html
・松下、3カ年で1,400億円のIT投資~4月に松下電子を吸収合併
http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2001/01/10/doc1616.htm

(酒神宏一)
2001/02/08 14:31