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| 松下、3カ年で1,400億円のIT投資～4月に松下電子を吸収合併 | ||||||||||||||||||
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松下電器産業（6752）は10日、大阪府枚方市の同社人材開発センターに幹部社員を集め、中村邦夫社長が2001年度および同年度から始める3カ年の経営計画「創生21計画」の方針を発表した。同計画ではデバイス事業の強化やスピーディーな商品づくりを実現する「超・製造業」を目指し、最終年度となる2003年度の連結売上高（内部取引相殺前の概算）は9兆5,000円規模を目指す。 また、この実現に向け、重点事業であるデバイス部門を再編するため、全額出資子会社の松下電子工業を、今年4月1日付で吸収合併することになった。半導体などを手掛ける松下電子は、従業員約1万3,000人、2000年3月期の売上高は4,651億円の有力子会社だが、ここ2期連続して経常赤字となっていた。 松下は、2001年度から事業セグメントを再編、デジタルAVやモバイルなどを主体とする「AVCネットワーク」「デバイス」など4分野で事業展開する。中核となるAVCネットは、最終年度に5兆円の売上目標を掲げている。 一方、中期経営計画では本社機能や組織体制、家電営業部門などの構造改革が必要としており、このためのIT関連投資に3年間で1,400億円を投じる計画。具体的には調達ECやサプライチェーンなど一貫した調達・生産・販売体制を構築する。また商品企画や設計、試作など生産面でもデジタル化による改革を目指す。
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（池原照雄）
2001/01/10
18:03
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