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ミニ株からポケット株の時代到来か~GS証券が新商品 | |
ゴールドマン・サックス証券は8日、8月21日から小額で投資が可能になる新商品「ゴールドマン・サックス・カバードワラント ポケット株(ポケ株ワラント)」の売買を開始すると発表した。 ポケ株ワラントでは、5,000円~5万円と小額で投資が可能になる。例えば、NTTドコモ(9437)株に投資するには、直近値で最低投資資金がおよそ280万円必要だが、ポケ株ワラントでは2万8,000円で可能だ。 ポケ株ワラントは、一定期間後に株式を売買する権利(オプション)を証券化したカバードワラントの一種で、権利行使価格を1円に設定している。例をあげれば、株価が1,000円の銘柄を1円で購入する権利であれば、理論上999円の価値があるためマーケットでも現物株とほぼ同様の値動きとなる。つまり、投資リスクや価格変動率を現物株式とほぼ同様に抑えた仕組みというわけだ。 通常より小額で投資できるという点ではミニ株と似たように見えるが、ミニ株の欠点を補いながら現物株、ミニ株と同等のパフォーマンス、リスクを取れる仕組みになっている。 ミニ株の取引は1日1回寄り付きのみだが、ポケ株ワラントは午前9時から午後7時までリアルタイムで取引可能。また、NTTドコモなど1株単位の銘柄はミニ株では対象外だが、ポケ株ワラントではこういった銘柄も扱っている。 ポケ株ワラントの取引単位は1,000ワラント単位。ゴールドマン・サックス証券が自動システムを使って売値・買値を提示する。決済は株式と同様に取引日の3営業日後。当初の取り扱い銘柄は、63企業・銘柄と日経平均の合計64銘柄だが、順次200銘柄に増やしていく。あくまでも、カバードワラントのため発行時には18ヶ月の満期があり、満期時の価値は株価にほぼ連動。 販売証券会社は、DLJdirect SFG証券(8月21日から)、イー・ウィング証券(同)、日興ビーンズ証券(秋頃から)、日本オンライン証券(同)のオンライン証券4社が決まっている。手数料などは未定で、各社それぞれの体系となる。日興ビーンズと日本オンラインは、他の2社に比べて遅いスタートとなるが、指定した価格になるとそれを電子メールで通知したり、注文を自動発注したりするサービスを、ポケ株ワラントにも対応させるという。 ・ゴールドマン・サックス証券 http://www.gs.com/japan/ ・ポケ株ワラント(8月15日開設予定) http://www.pocketkabu.co.jp/
(別井貴志)
2000/08/08
19:04
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