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2012年8月1日

プロ志向の録音を自宅でGO!
宅録・ストリーミング配信を
「簡易宅録スタジオキット」で決めろ!!

 

上海問屋が取り扱う多数の製品群から、注目の一品を紹介するこのコーナーだが、今回のアイテムは「簡易宅録スタジオキット」。

今回は「簡易宅録スタジオキット」。「ヴォーカルブースデスクDN-68357」「コンデンサーマイク用ショックマウントホルダーDN-69181」「マイク用スタンドDN-69179」。以上が「簡易宅録セット」で、マイクは「USB接続スタジオマイク DN-69973」だ

ブロードバンドとスマートフォンの普及により、ようやく定着してきたストリーミング配信や映像・音声作品の投稿に使える製品だ。ヴォーカルの録音だけでなく、動画共有サイト投稿用の音声ソース録音やストリーミング配信用としても、コンパクトで扱いやすくデザインされ、いわば、小型スタジオブースをあっさりと構築できてしまう。

「簡易宅録スタジオキット」の内訳は、「ヴォーカルブースデスクDN-68357」「コンデンサーマイク用ショックマウントホルダーDN-69181」「マイク用スタンドDN-69179」の3点。上海問屋直販サイトではそれぞれ別ページで紹介されている。

直販価格は「ヴォーカルブースデスクDN-68357」が9,999円(税込・送料別)、「コンデンサーマイク用ショックマウントホルダーDN-69181」が1,999円(同)、「マイク用スタンドDN-69179」が3,126円(同)。また、上海問屋ではレコーディングなどに使うコンデンサーマイクも取り扱っている。こちらは「USB接続スタジオマイク DN-69973」で価格は6,999円(同)。コンデンサーマイクとしては格段に安価なことも特徴だ。

机の上に設置できる大きさ

「簡易宅録スタジオキット」の中でもっとも大きなものは「ヴォーカルブースデスクDN-68357」。横400mm×高さ320mm×奥行き260mmで、およそフルサイズキーボードと同じ横幅を持つ。かなりゴツいのだが、ある程度折りたたみが可能で、左右の扉を動かして観音閉じができるため、収納はしやすい部類に入る。また、この扉は収録時にノイズ源に角度を合わせる目的にも利用できるため、省スペース宅録をよくわかっている設計といってもいいだろう。

「マイク用スタンドDN-69179」は、デスクライトと同じようなスタンドで、自由に動かすことができる。設置方法は机の隅に挟むタイプだ。ちょうど口の前にもってくるように動かしやすいため、宅録時には必須のアイテムになる。また「マイク用スタンドDN-69179」用のオプションとしてあるのが「コンデンサーマイク用ショックマウントホルダーDN-69181」。ショックアブソーバーを備えたマイクホルダーで、振動音を拾わなくしてくれるというもの。またポップノイズフィルターもあり、マイクにモロに息が吹きかかるのを回避できる。なお歯擦音に対しては、ディエッサーが必要なので別途ハードウェア・ソフトウェアを買い求めてもらいたい。

「ヴォーカルブースデスクDN-68357」。横幅はフルサイズキーボードと同じ 「ヴォーカルブースデスクDN-68357」はある程度折りたためる。背面にはスタンドに取り付け可能なパーツもあるため、立って録音したい場合も安心 「コンデンサーマイク用ショックマウントホルダーDN-69181」「マイク用スタンドDN-69179」「USB接続スタジオマイク DN-69973」を取り付けた状態。ショックアブソーバーの作りはなかなか良好だ

USBマイク「USB接続スタジオマイク DN-69973」は、コンデンサータイプで、指向性を持ち、青色LEDがあるほうが正面になる。正面には0dBと-10dB、NormalとLow Gain Cutの切替スイッチがあり、左右にはMIC感度とボリュームスライダーがある。また底部にはUSBコネクタとヘッドフォン出力を備え、ヘッドフォン出力は、たとえばヴォーカル撮りであれば自分の声を聞くときようのものといった使い方をする。デバイスとしては、PC側ではUSBマイクとして認識されるので、ドライバーは不要。基本接続するだけでOKだ。

USBマイク正面。0dBと-10dB、NormalとLow Gain Cutの切替スイッチがある。通電時は青色LEDが点灯するが、収録時に気になる人は黒テープを貼っておくといい 左側面にはマイク感度ボリュームがある 右側面には出力ボリューム。また底部にはヘッドフォン出力がある。これを利用して、既存環境に組む込むことも可能だが、電源確保のためにUSB接続を行う必要がある

性能はとっても効果的

さて、「ヴォーカルブースデスクDN-68357」とその他の機材をチェックしてみた。

まずは、「ヴォーカルブースデスクDN-68357」の性能から見てみよう。反射音や環境ノイズが小さくなるため、「ヴォーカルブースデスクDN-68357」がない状態と比べると、ハッキリした声を収録できる。まずは、下記の音源を聞いてもらいたい。前半が「ヴォーカルブースデスクDN-68357」がない状態で、後半は同製品を設置した状態になる。マイクは上記で紹介している「USB接続スタジオマイク DN-69973」。指向性を持つものの、手元でキーボードを操作した場合はしっかりと打鍵音を拾うため(といってもだいぶ小さくだが)、リアルタイム配信はともかくとして、ヴォーカルやナレ収録時には注意したい。

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収録してみた音源。「ヴォーカルブースデスクDN-68357」を設置する前後を聞き比べてもらいたい。個人ベースでだけでなく、簡易的なスタジオとしては業務ベースにも使える(上記プレイヤーの音声は160kbps。無圧縮wavファイルはこちらから

上記音源の波形。図中央の赤いラインが「ヴォーカルブースデスクDN-68357」を設置したときで、その前後を比べると、無音状態でのノイズ変化がよくわかるだろう こちらは「ヴォーカルブースデスクDN-68357」を設置するまえの音量をモニタリグしてみたもの。環境音はデスクトップPC×1、空気清浄機×1、エアコン×1が動作している状態 「ヴォーカルブースデスクDN-68357」のもの。目に見えて音量が下がっているのがわかるハズ。騒音値が3下がるだけで、だいぶ静かになるのは、爆音PCの音量測定で諸君らはよく知っているハズだ

録音をもっとよくしたい人、これから始めたい人にオススメ

音声収録はストリーミング配信の普及としやすさに伴い、ハードウェアだけでなく、ソフトウェアも入手しやすい値段になっている。

たとえば、ミキサーを見てみると、DTMが広まっても音源とは独立しており、気がつくと投資額がすごいことになっていたが、現在ではUSBオーディオ搭載のミキサーが安く登場している。しかもチャンネル数も多い。また、ソフトウェア、特に映像と音声を同時に配信する手段はブラウザとカメラ、マイクがあればOKだし、音声だけならSkypeもある。

「簡易宅録スタジオキット」はすべて揃えると、ちょっと値が張ってしまうが、「ヴォーカルブースデスクDN-68357」だけをまず導入、手持ちの機材と組み合わせてみるのもいいだろう。

まったく上海問屋が想定していないであろう使い方だが、意外と安眠グッズにもなった(笑)。鼻先がぶつかることもなく、普通にガン寝できるのだ

ともあれ「声」というコンテンツは、オンリーワンのもので、どういうネタに使うにしてもキレイに録音できることが大切。こだわりを持ちつつ遊んでみたいという人は導入を考えてみてはどうだろう。また「予算がないから、ナレは社内でやっておいて」などというご無体なことを言われた小規模環境の会社の人も注目してほしい。

ヴォーカルブースデスク
DN-68357 製品情報

http://www.donya.jp/item/22485.html

コンデンサーマイク用ショックマウントホルダー
DN-69181 製品情報

http://www.donya.jp/item/22487.html

マイク用スタンド
DN-69179 製品情報

http://www.donya.jp/item/22486.html

USB接続スタジオマイク
DN-69973 製品情報

http://www.donya.jp/item/23097.html

 

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