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2013年1月28日

iPhoneカメラに魚眼・ワイド・マクロを追加
撮影が捗る3in1カメラレンズキットを試す

 

 


3in1(魚眼・ワイド・マクロ)カメラレンズキット DN-82388

今回のアイテムはiPhone 4/4S/5に対応した、3in1(魚眼・ワイド・マクロ)カメラレンズキット「DN-82388」。1ユニットで魚眼・ワイド・マクロに対応する外付けレンズキットだ。

価格は2,999円(税込・送料別)。

iPhone 4/4S/5にセットせよ

3in1カメラレンズキットは、iPhone 4/4S/5用にカスタマイズされたもの。iPhoneの隅にジャストフィットするアダプターとレンズが一体になっている。

ひとつのパーツで魚眼・ワイド・マクロの3通りの使い方できるだけでなく、取り付けもカンタン。サイズも小さく縦22mm×横22mm×厚さ34mm、約20gといった具合なので持ち運びも容易だ。付属品には収納ポーチとレンズキャップ×2。収納ポーチは別としてレンズキャップだけつけておいて、使わないときはカバンの中に入れておく使い方が基本になるだろうか。ともあれ、上記のようにコンパクトなのでカバンのポケットに投げ込んでおけるため、意外と煩雑な印象を受けるスマホ用レンズキットとしては、至極、シンプルな設計かつ運搬面も考えられている。

前後にレンズが飛び出ているビジュアル。この向きを変えたり、レンズを外したりしてレンズ機能を切り替える iPhone 4/4Sの厚みに最適化されているため、iPhone 5やiPod

touch(第5世代)の場合は手で固定する必要がある

マクロレンズを使用するときは、ワイドレンズを外してからになる

iPhone 4/4S/5対応とあるが、ジャストフィットするのはiPhone 4/4Sまで。iPhone 5の場合は厚みが足りないため、手でしっかりと固定する必要がある。またiPod touch(第4・5世代)でも使用可能と思われるが、同様に手での固定が必要。そのほかのスマホへの対応はまず期待できない。写真を見てもわかるが、iOSデバイスのカメラ位置に準拠しているため、同じ位置である必要があるためだ。手持ちのスマホをいくつか試してみたが、いずれも厚みがありすぎたり、レンズまで届かなかったりといった結果だった。チェックした機種はXperia arc、Xperia ray、Honey Bee 101K。取り外し可能なワイドコンバーションレンズについては直接カメラに当てることで使用は可能だが、まぁ、あまりオススメできたものではない。

あら思ったよりステキ タッチフォーカスもちゃんと機能

この手のアイテムは実際の撮影データを見ていったほうが話が早い。

魚眼はアプリでも多数ある大きくゆがませたカットが撮れるもので、iPhone 5の画角から2倍ほど広角にした絵が魚眼的なものになるとおもっていい。次にワイド。これは純粋な広角でもっとも活用しやすいものだ。これもiPhone 5での場合だと2倍ほど広角になる。ややゆがむのは我慢するところだろう。最後はマクロ。最小焦点距離約12mmでなかなか使い勝手がいい。マクロ使用時のみ、ワイドレンズを外して運用する。

iPhone 5にレンズキットを取り付けずに撮影したもの ワイドレンズをセットして撮影したもの。iPhone 4/4Sでは四隅に黒い影(ケラレではなく、物理的にレンズキットの一部が入り込む)で生じてしまう。手動で位置を微調整すればある程度の回避は可能 魚眼レンズ。iPhone 4/4Sではきれいな円が生じるが、iPhone 5の場合は焦点距離の違いから上下(左右)が切れてしまう。また手でいい位置を探さないと、円の欠け具合のバランスが悪くなってしまう
マクロレンズ使用時の最小焦点距離は約12mm マクロレンズ使用中の写真。iPhone 4Sのバックプリント部分を接写してみた

いずれのレンズを使用しているときも、タッチフォーカスは機能する。魚眼はややフォーカスを取得するまで時間がかかる印象を受けたが、極端に遅くなることなかったので、実用範囲内にあるといえる。またiPhone 5の場合だとタッチパネルに本体末端部が接触するため、ときおり誤タッチが起きることも付け加えておこう。

一通り使用してみた感じでは、上記の通り、ワイドレンズがもっとも便利だった。魚眼はなかなか使用シーンが限られるだけでなく、クセのある絵になるため、まずは慣れてフィットするパターンを覚えてからといったところ。マクロレンズは接写したい……、秋葉原であれば端子先端部やピンなどだろうか。iPhoneのカラーがホワイトであればほどよくレフ代わりにもなってくれるため、接写しても暗くなりにくいのも便利。PCを通してトリミングする必要もないため、速報的にSNSにアップロードしたいという場合に重宝しそうだ。ショップ店員さんなど、とくに活用するチャンスが多いと思われる。

動画でも見てみよう。動画の場合、クロップされるため、カメラアプリからみた画角とは異なるが、雰囲気は分かるはず。流れは通常状態にワイドレンズをセット、再び通常状態に戻して魚眼レンズをセットした。切り替わりからどれくらい変化するかわかるだろう(動画自体は掲載用の解像度を落としたものだ)
3in1カメラレンズキットを使用していない状態 ワイドレンズを使用したところ。若干、色味が変化しているのもわかる。標準よりも約2倍広角になると覚えておこう 魚眼レンズを使用したもの。いわゆる魚眼魚眼した絵になった。夜間だったのもあるが、フォーカスが甘くなりがちな印象
こちらも魚眼レンズ。ある程度明るさがあるとしっかりとフォーカスが合う マクロレンズで撮影したもの。20mmほど離したところから撮影してみた。iPohne

4Sのバックプリント部分だが、だいぶシャープに撮れている

なんだかんだでワイドレンズの使い勝手が良好だ。街撮りにしても巨大なものを撮るにしても便利

iPhone系列のデバイスに限定される製品だが、取り付けもカンタン、かつ不安定ではないため、使い勝手はとてもいい。Androidスマホ用にほしいという場合は、接続部分をカットするといったDIY対応でなんとかなるが、取り付け自由度の高いバージョンを上海問屋がリリースしてくれることを期待したい。

3in1(魚眼・ワイド・マクロ)カメラレンズキット
上海問屋 DN-82388

http://www.donya.jp/item/23803.html

【iPhone5用】3in1(魚眼・スーパーワイド・マクロ)カメラレンズキット
http://www.donya.jp/item/24334.html

 

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