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2012年10月24日

趣味でも仕事でも使える
最高倍率500倍&500万画素デジタル顕微鏡
動画やモバイルもOK「DN-82291」

 

 


今回は「3.5インチ液晶ディスプレイ搭載 最高倍率500倍 デジタル顕微鏡(マイクロスコープ) 上海問屋 DN-82291」

今回のアイテムは「3.5インチ液晶ディスプレイ搭載 最高倍率500倍 デジタル顕微鏡(マイクロスコープ) 上海問屋 DN-82291」」。好奇心をくすぐりまくってくれるデジタル顕微鏡だ。手持ち型のデジタルスコープはいくつも登場しているが、見るにはいいが固定しての撮影には問題があった。その点、本機はいわゆる顕微鏡形式を採用。しっかりと固定してのほほんとチェックできるのだ。

価格は12,999円(税込・送料別)とそれなりにするが、意外に仕上がりのいい液晶ディスプレイがついていたり、バッテリー内蔵で外でも使えたりと面白いポイントも多い。

楽に運べるサイズで500万画素COMS搭載

本機のサイズは、縦149mm×横104mm×高さ227mm。昔に触ったことがあるであろう顕微鏡サイズと大差ない。大きな違いといえば、ファインダーの代わりに、3.5インチ液晶ディスプレイが搭載されている点だろう。ディスプレイは意外と仕上がりがよく、マニュアルフォーカスもやりやすく、かつ発色も良好だった。この手の製品はだいたい液晶パネル部分でコストカットを図っていることが多いため、大きな好感ポイントといえる。また地味なところだが、シャッターボタンが土台部分にある点もいい。それが液晶パネル部分にあるとブレの要因になるからだ。記録媒体はmicroSDカード。

対物レンズ性能は、20倍~200倍、デジタルズームで500倍になる。ステージは可動式である程度の大きさものまでセット可能。また固定用のピンも用意されているため、薄く動きやすい物体の観察にも対応している。このあたりの操作は顕微鏡となんら変わりないので、別段、説明書を読む必要はないだろう。

対物レンズ周辺には白色LEDが8基搭載されている。もちろん、対物照射用としてだ。ポイントは調光可能なところで、液晶パネル側面で無段階調整が行える。周辺が明るい場合は、対物レンズのフードが透明なのでLED光源は不要だが、少し暗い場所やスマホレンズの奥などを見たい場合は、LEDの明るさを調整するといった使い方が主だ。

基本的な使い方は顕微鏡と同じ。ステージの高さを調節して、対物レンズのフォーカスを合わせるといった感じ 想像以上にシャープな絵を見せてくれる3.5インチ液晶 白色LED8基搭載なので、奥まった部分を見たい場合も光源不足に悩まされない

本機はACアダプターのほか、バッテリー駆動にも対応している。バッテリー容量は800mAhで、カタログスペックには未記載だったが駆動時間は約1時間30分を確認している。ただし、LEDの明るさやビデオ録画機能を使用した場合はもっと短くなるのだが、ちょっと屋外で昆虫を見てみたいという場合には問題のない駆動時間と思われる。

さて、搭載されているリチウムイオンバッテリーだが型番は「BL-5C」。形状も加えてどこかで見たことあるなと思ったら、ノキア電池パックと同じ型番。おそらく互換バッテリーではないだろうか。(それにしても懐かしいなぁ……)

日本語化されたメニューもアリ。画質の設定やシャープネスの効き具合の変更くらいだ 懐かしいバッテリーさんに出会えた

何かと使えそうな高画質、対物レンズ内にマイクもアリ

ここからは画質のチェックに入ろう。

ホワイトバランスが部分的に弱いため、真っ暗の状態でLEDライトを最大光量にすると色が青くなってしまうが、それ以外はマニュアルフォーカスなデジタルカメラ感覚で撮影できる。ディスプレイに表示される映像は解像度が高く、フォーカスも合わせやすいので苦戦することはないハズ。また隠しメニュー的にビデオ録画にも対応している。液晶パネル正面左端のボタンで、撮影データ表示画面に入り、もう1度同ボタンを押すと、ビデオ録画モードに変更される。対物レンズ内にマイクもあるようなので、昆虫の動きを音とともに録画したい場合に活用してほしい。

また付属のソフトではUSB経由でPC上で映像情報を確認できる。本体自体の性能が優れているため、あまり使うことはないかと感じたが、ストリーミング配信用としてはおもしろいかもしれない。もちろん、連続して複数の物撮りを行う場合は付属ソフトを活用したほうが効率がいいので購入したら、ひと通り機能を試すといいだろう。

基板を20倍で撮影してみたもの(原寸画像) こちらは約300倍のもの。400倍以上は画質が荒くなるため、このあたりが実用範囲だろうか(原寸画像) 倍率が高いのもあるが、開放値F2.8なので被写界深度が生じやすい。ちなみにUSB端子のアップだ(原寸画像)
iPhone 4Sのアウトカメラ。倍率は200倍(原寸画像) 同じくアウトカメラ。約400倍。やや像は荒いがレンズの汚れがよくわかる(原寸画像) さらにレンズの奥を狙ってみたもの。あれこれ、いろんなレビューで使えそうな……(原寸画像)
iPhone 5のディスプレイを200倍で確認したところ(原寸画像) 先の写真の状態からデジタルズームを最大にした状態(原寸画像) CPUの裏側にあるピンのアップ(原寸画像)
iモード変更で白黒やネガ反転にも対応(原寸画像) ちなみにCPUには、懐かしいIntel Pentiumを使用
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実際のチェック風景を録画してみたもの。ホワイトバランスにクセがあるのもよくわかるものになっている。ともあれCPUのピンはかっこいい

使い道は人それぞれ過ぎるのだが……筆者はレビュー用にほしい

顕微鏡で細かい部分を見るというのは、下手をすれば小学校以来していない人もいるだろう。日常見てみるモノの詳細なアップは好奇心を満たしてくれるし、企業さんであれば製品紹介用素材作成にも使えるクオリティを持っている。付属ソフトをキャプチャーしての配信、微細な組み込み機器の動作状況を録画して見せるといった効果的なアプローチに使えるハズだ。筆者の場合であれば、レビュー記事で細かい部分を見せたいときのアイテムとして活用できると感じている。

ということで「画質ダメじゃん?」と敬遠したことのある人も興味のある人も「3.5インチ液晶ディスプレイ搭載 最高倍率500倍 デジタル顕微鏡(マイクロスコープ) 上海問屋 DN-82291」を要チェックだ!

3.5インチ液晶ディスプレイ搭載
最高倍率500倍 デジタル顕微鏡(マイクロスコープ)
上海問屋 DN-82291

http://www.donya.jp/item/23354.html

 

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