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2014年10月09日

Let's クラッシュ!(前編)
「スマホ向け乾燥パック」を試すべく、端末を水没……

 

 


今回は「スマホ・携帯・デジタル機器用 乾燥剤パック DN-11552」

 今回のアイテムは「スマホ・携帯・デジタル機器用 乾燥剤パック DN-11552」。

 スマートフォンを使っているとよくある「水没事故」時のレスキュー用アイテムだ。当然ながら、「復活する可能性が高くなる」アイテムであり、カンペキな復活を約束するものではない。実売価格は税込み699円。

 ………そしてこういうネタならば、当然、水没→復旧テストをするわけだ(笑

テストのために取り急ぎ端末を水没

 「スマホ・携帯・デジタル機器用 乾燥剤パック DN-11552」は、名前の通り、デジタル製品向けの乾燥剤パックである。

 スマホの多くは防水性能を搭載するようになったが、ひと昔前のスマホやコンパクトデジタルカメラ、音楽プレイヤーは防水性能を有していない。また毎年人気になるiPhoneシリーズも、長らく防水非対応のままだ。僚誌ケータイWatchの「THE! クラッシュ」には、文字通りクラッシュしたモノが多いが、季節を問わず水没による端末機能停止はいまだ多いハズ。

 交換補償サービスに入っているのであれば、あっさりと新しい端末を確保できるが、それでもデータのサルベージが必要なケースが多く、ジップロックと乾燥剤による復旧を試みた人もいるだろう。短時間の水没であれば、浸水率が低く復旧するケースもあるが、どっぷりと浸かってしまっていた場合は、あまり生存確率は高いといえず、運頼みの世界になってくる。

2014年7月末にプールで水没した筆者のiPhone 5s。シリカゲルによる救済作戦を実行し再起動に成功するも、写真のように液晶パネルと強化ガラスの間に入った水分は残ったまま。さらにタッチ操作にも反応せず、そのまま交換となった。なお同機の惨状はTHE! クラッシュに投稿済みだ

 そこで気になるのが「スマホ・携帯・デジタル機器用 乾燥剤パック DN-11552」だ。

 乾燥剤としてはシリカゲルがとても有名だが、本製品はそれに加えてモレキュラーシーブという強力な乾燥剤を混合した乾燥パックがついている。

 パッケージによると、密閉した状態で12~24時間。浸水がひどい場合は24~48時間の放置と記載されており、状況問わず、2日ほど放置してみるのがいいだろう。

 注意点としては、電源を落とした状態にすることとあるが、端末によってはそれが実行できないこともあるので、ケースバイケースになる。今回であればiPhone 3GSがそうで、水没後もパネルが点灯しているぽかったが、シャットダウン操作はできなかった。

 なお、対応する製品サイズは、110mm×150mm×40mmほどまでとなっている。もっぱら小型製品用という認識でいい。

【製品内容】
DN-11552の同梱物は、シリカゲルとモレキュラーシーブ混合乾燥パック×2と、なぜか画面クリーナー。おそらく、タオルの代わりだと思われる というわけで水没。iPhone 3GSとOptimus chat L-04Cを試験対象とした
水から引き上げたら、まずはタオルで表面の水滴を除去する
【そして水没させてみた】
あまり水没シーンを記録する機会もないので、録画も実行しておいた。ここで気になるのはOptimus chat L-04Cが水没しても元気な点である
iPhone 3GSはパネル内部にまで浸水している状態になった 本製品を使用するときは、写真のように乾燥パックでサンドイッチにしてチャックをしっかりと閉める
一方、Optimus chat L-04Cは水没後にも関わらず普通に動作を継続。何気に生活防水レベルあるのか……
仕方ないので、Optimus chat L-04Cをもう1度水没させる。写真は突然のリブートをしたところ バッテリーを取り外せる機器の場合は、写真のようになるべく分解した状態にする
チャックがしっかり閉じているかを確認したら、あとは12〜48時間放置するだけ。続きは次回の記事でお送りしよう。

後編に続く!

スマホ・携帯・デジタル機器用 乾燥剤パック DN-11552
http://www.donya.jp/item/26627.html

 

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