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2014年6月18日

自堕落ライフの救世主!?
ジャイロ内蔵の空中操作マウスを使ってみた

 

 


今回は「エアーマウス DN-10725」

 今回のアイテムは「エアーマウス DN-10725」。

 リモコン形状で、空中操作でマウスカーソルを動かしたり、カーソル移動ができる空中マウスだ。実売価格は税込み2,999円。

空中操作でPCやPlayStation 3を操作可能

 ワイヤレス接続で、空中操作ができる……という製品は、過去にいくつか登場している。それらを試し、筆者は悲しみばかりを背負っていた………

 たしかにどの製品も、空中で操作できるのだが、ポインティングが甘く、「ゴロゴロしながらの快適なPC操作」にはほど遠かったのだ。

 ポインティングはとくに重要で「あとちょっと精度上がればいいのに」と思っていたところ「エアーマウス DN-10725」なるものが届いた。ポイントはジャイロ搭載。これは期待できそうだ。対応するOS・ハードは、Windows Vista/7/8、Mac OS X、PS3、ネットワークメディアプレーヤー DN-10074など。

 この「エアーマウス DN-10725」はリモコン形状で、2.4GHzワイヤレス接続のマウスだ。動かすとそれに従ってマウスカーソルが動作したり、ハードウェアキーからの入力で特定の動作をする。40mm×140mm×15mmで、重量は電池を含まずで約40g。電源は単4形乾電池×2になる。単4形乾電池は1本12〜15gからすると70gあたりの重量になり、片手でダラダラ操作するには問題のない重量とだといえるだろう。

 無線操作の有効距離はカタログスペックで約10m(障害物ナシ)。実測では14m離れても動いたが、さすがにここまで離れると、ボタンが反応しないことも時々あった。

リモコン的なレイアウト。ボタンもしっかりしている 電源は単4形乾電池×2。またレシーバーは電源ボックスに入れられた状態で販売されている
レシーバー。普通のレシーバーであり、どこかで見た気もする形状でもある

 リモコンに用意されたボタンを見てみよう。

 エアーマウスの電源オフ、ESC、ミュート、ボリュームアップ/ダウン、矢印キー、OK(左クリック)、Menu、Home、PgDn、PgUpがある。そのうち、WindowsやMac OS Xで使用できないのはMenuボタンのみ。Menuボタンは、ネットワークメディアプレーヤー DN-10074など、対応する製品で機能する。

 こうしたボタンは、適当なキー設定ソフトで他の機能を割り当ててしまえば便利になるのだが、Menuボタンにはキーコードが用意されていないため、他機能を割り当てる作戦は使えない。なお、電源ボタンとMenuボタン以外は、オンラインソフトを併用することで別の機能を割り当てできた。具体的にテストしたのは「Keyboard Butler ~鍵盤の執事くん~」で、PgDnを異なるキーにしたり、ショートカットキーを割り振ったりが可能。ジェスチャー入力も設定次第で可能になるので、複数の操作補助系アプリを組み合わせてみるといいだろう。

 操作方法は「普通のマウスの空中操作版」以外の何ものでもないのだが、電源オンオフ回りとキャリブレーションについては、事前に把握しておく必要がある。

 まず、電源オンオフ。電源オンは本体右上にある電源ボタン以外を押すと電源オンの状態になり、赤色のランプが点灯する。電源オフにしたいときは、電源ボタンを押すか、マウスを30秒操作しないでおけばいいらしい。

電源オン時に赤色ランプが点灯するが、ウザい明るさではない とくに大型TVにPC画面を表示しての操作との相性が大変よろしい

 次にキャリブレーション。

 マウスカーソルの移動とエアーマウスでの振りをマッチングさせるには、「マウスカーソルにまっすぐ向けると、そこが中心になる」仕様を意識しよう。また「キャリブレーションは電源オンごとに行なわれる」という仕様を意識しておくと、モニターに対して斜めの位置からダラダラ操作したい場合でも、あまり違和感なくマウスカーソルを操作できる。

 とりあえず、「マウスカーソルのある方向に向けた状態で電源オン」が基本。また、ダラダラ操作以外でもプレゼンなどにも活用できるため、意外と対応するシーンは多いだろう。筆者はダラダラ目的しか考えていないが(笑。

 さて、実際に動かしている様子も動画で撮影したのでご覧頂きたい。

実際にカーソルを動かしているところ。撮影のためにエアーマウスとマウスカーソルの位置はズラした状態だ。また録画時はデュアルモニター環境でもあるので、デュアルモニター環境でも使えるため、トリプルモニターでも大丈夫だろう
ミュート、ボリュームアップ/ダウンを試してみたもの

 というように、価格帯の割にポインティング精度が高いのが特徴だ。OS側でマウスカーソルのサイズを大きくしたり、カーソル移動速度を調整したりすることで、ブラウジングや動画視聴での操作はストレスなく行なえる。「大画面での艦これ用」というのも使ってみたが、意外によかった。

 慣れが必要なのは、左クリック(OKボタン)押下時にマウスカーソルがプレてしまうこと。細かい選択時は矢印キーで済ませるのがいいし、ウェブブラウズのときはPgDnとPgUpを活用して回避するか、JoytoKeyでカスタムするのがいいだろう。

 ベッドからダラダラとTVでOSを操作したい、NUCはそのためにあるんだという自堕落主義の人はチェックしてもらいたい。

エアーマウス DN-10725
http://www.donya.jp/item/26340.html

ショートカットキーを自由にカスタマイズ「Keyboard Butler ~鍵盤の執事くん~」
http://www.forest.impress.co.jp/docs/review/20120905_557460.html

 

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