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第1回:『エコエコアザラク』加藤夏希新体制の支持率は?
今回から僭越ながらコラムを書くことになった佐藤ろまんです。毎週金曜日にお会いしますので、以後お見知り置きを。さて、周りを見渡せば、研修を終えたばかりの新入社員が各職場に振り分けられる頃である。よく目にするところで、量販店の店員さんたち。ひとめでわかるよう、胸にわかばマークを付けているところもある。先輩の横で必死に接客するも、たどたどしさが隠しきれない新人の女性店員たち……。こんな光景に出会うと、思わず携帯電話を買い換えようかという衝動に駆られるが、そんなことをしていたらいくらお金があってもキリがない。いや、量販店だけではない。街中がフレッシャーズであふれているのだから、もうタイヘン。新人婦警に会ったら道をたずね、新人キャバクラ嬢に会ったら延長2時間、新人弁護士に会ったら無理矢理裁判を起こして弁護を依頼し、新人銭湯の番台に会ったら牛乳5本を一気飲み、新人ボイラー技師に会ったら……何をすればいいの?
とにかく、新しいパワーというのは人の心をつかむもの。その逆に、今まで見てきたモノに対する愛情も強いものがある。大げさにいえば体制と新体制との葛藤だ。 加藤夏希。彼女は、そういった体制と新体制とがつきまとう道ばかり進んでいる気がしてならない。まず出身が秋田県。秋田出身で有名な女性芸能人と言えば、ほぼ桜田淳子だけだ。おそらく加藤は、これから長きに渡って、秋田県出身の有名人の座を桜田淳子に挑むことになるだろう。また99年『燃えろ!!ロボコン』でのロビーナ役もそうだ。このドラマは74年『がんばれ!!ロボコン』のリメイクであり、島田歌穂が演じていたロビンと同じヒロインなのである。ロビン、ロビーナの比較は、マニアックながらも避けられない。
そして『エコエコアザラク』。原作は古賀新一のホラーコミックで、度々映像化もされている。今回加藤夏希が演じるのはヒロインの黒井ミサだ。映画では過去に、吉野公佳と佐伯日菜子の2人が演じており、比較されることは必至。とくに佐伯はテレビシリーズも演じているので、黒井=佐伯のイメージはかなり根付いているはず。ちなみに吉野公佳は、ギリギリガールズのくせにちっともギリギリじゃなかったが、ミスチル桜井の前ではミセミセガールズに変貌を遂げるという(ウソ)吉野美佳と間違いやすいので要注意。
閑話休題。果たして加藤版黒井ミサは、この体制にどう立ち向かったのか、その真相を目撃すべく、劇場に足を運んだのだが……結果から言えば、佐伯と加藤とが演じた黒井ミサは全くの別人だった。作品世界や設定も異なっていた。だからこそお互いの作品、お互いの黒井ミサが共存できるのだった。これで体制、新体制を語るのは難しい。なんともあやふやな結末で申し訳ない。
内容としては、これだけ一人の女性をフィーチャーした映画に出会ったのは久々のような気がする。たっぷりと加藤のアップカットが用意され、併映された5分ほどのメイキング映像は、素顔の彼女を伝えるためのダメ押しだった。が、プッシュが強ければ強いほど避けてしまう天の邪鬼な筆者にとって、魔女扱いされた加藤を擁護する大谷みつほの方が“コノ娘”指数は高かったのである。
桃の天然水が美味しい季節に突入してきたが、昨年大谷が「ヒュー!ヒュー!」していた桃天3人娘の姿は、今はもう見られない。元祖桃天娘の華原朋美はなんだかんだあって全米デビューし、2代目の浜崎あゆみはご存じの通りのはっちゃけぶり。これもまた体制と新体制とが複雑に交錯する一幕なのだと受け止めようではないか。
(佐藤ろまん)
【関連サイト】
□『エコエコアザラク』OFFICIAL SITE
http://www.toei-video.co.jp/home/flm/ekoeko.html
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