松下、小型カメラ付きメール端末発売

　松下電器産業と九州松下電器が小型カメラ付きのメール端末「POCKET・E」（KX-FE830）を11月5日より発売すると発表。価格はオープンプライスだが、実売価格は2万円台になる見通し。

　大きさは163×93×29mm（幅×奥行き×高さ）で、重さは約280g。単3電池2本で40時間利用することができる（連続表示時間）。

　これ1台で電子メールの送受信、Webブラウジング、アドレスやスケジュールの管理などが可能。特徴は、ディスプレイの右側についた小型カメラ。120×120ドット、モノクロ8階調で、撮影した画像をメールに添付して送信することができるようになっている。また、キーボードの右下にはスマートメディアスロットが隠れており、ここにスマートメディアを差し込んで簡単にメモリを増設することができる。さらに、赤外線通信機能を使って同社のFAX機「おたっくす」と接続し、表示画面やメールの内容をプリントアウトすることも可能。

　ただし、メールの送受信やWebブラウジングを行なうには、DDIポケットのH"端末かα-DATA32対応のPHSが必要。また、DDIのプロバイダーサービス「DION」の会員になる必要がある。

　なお、九州松下電器では、POCKET・Eの発売と同時に同端末向けの掲示板サービス「Pa!メディアサービス」を提供する予定。小型カメラで撮影した写真やコメントを掲載できる。登録料が500円、書き込むには1件あたり10円かかる。

◎お問い合わせ
通信サービスサポートセンター
Tel: 092-477-3366

◎関連URL
■ニュースリリース
http://www.panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn991007-2/jn991007-2.html

（湯野 康隆）