連載:ぼくらの自由研究室

子どもの「おしゃれな写真」の撮り方を学んできた

鉄道、風景、ペット、植物……etc、みなさんはどんな写真を撮りますか? 本格的な機材を揃えるハイアマチュアの人もいれば、スマホ中心で気軽な撮影を楽しむ人も多いのでは。とはいえ、どんな撮影スタイルだとしても、せっかく撮るのであれば、少しでも上手に写真を撮りたいものです。

よくある話ですが、私は子どもが生まれてからかわいい姿をキレイに残してあげたいと思うようになりました。だからといって、急にメキメキ上達するわけでもなく、とにかく枚数を撮りゃいい理論で、4歳の息子&5カ月の娘を撮りまくりますが、たまーにイイ感じの写真が撮れるものの、だいたい「ビミョー……」な結果になります。子どもを撮るのは本当に難しいです。

ダイレクトに撮影を拒否されることも
ふたりまとめてはもっと難しい……

子どもの撮影は一発勝負

「おっ、いい表情で遊んでいるな」「あっ、今日はニコニコしてご機嫌よさそうだな」とカメラを向けても、一発で決めないと、もうやり直しはききません。カメラに気づいた息子はウルトラマンのポーズばかり決めたり、変顔をしたり、おちゃらけ始め、娘はおっぱいが飲みたかったり、眠たくなって泣き出していたり……。「もう一回やって」をお願いできるわけもなく、ガッカリ……みたいな。

そんなタイミングでママ向けメディアの「qufour」で、『プロが教える!おしゃれな「子ども写真」のコツ』という子どもの写真を撮りたい初心者向けのイベントが開催されるというので、お手伝い&取材という体で撮り方のテクニックをこっそり聞いてきました。

『プロが教える!おしゃれな「子ども写真」のコツ』イベント
参加者は熱心にメモを取ったり写真を撮ったり

写真が趣味の人なら知っていることばかりかもしれませんが、私と同じような立場の人はぜひ参考にしてみてください。ちなみにイベントの様子はこちらの記事で確認できます。

小川晃代さん
キッズやペットなど、小さな生き物の撮影を得意とし、自身も一児の子を持つフォトグラファー。ペット専門スタジオ「アニマルラグーン」も運営

イベントの講師は、キッズやペット写真を得意とする小川晃代さん。ペット専門スタジオ「アニマルラグーン」を運営されており、5歳の息子さんのママでもあります。

そんな小川さんがおすすめする、おしゃれな「子ども写真」撮影のコツをいくつかご紹介します。望遠レンズを使わなくとも、今すぐ実践できる基本的なものとなっています。

【おしゃれな構図の作り方】
・二分割構図
子どもを真ん中に配置する日の丸構図になりがちですが、右寄せ・左寄せにして2分割の構図にすることで、空間が生じて雰囲気がグッとよくなる

・三分の一構図
二分割構図よりももう少し空間を活かした感じにするのが、三分の一構図。三分の一の位置に主役である子どもをもってくるのがポイント。空間が多くなるので、物語性を感じるようになる

・三分割構図
縦横に3本の線を入れて、背景に合わせて主役である子どもを配置。最初はどこに入れるか悩むようなら、スマホでグリッド線を表示する機能で練習するのがおすすめ。また、子どもの視線の先に空間をつくるのがポイント

二分割構図の例

また、体が小さい子どもを撮影する際のアングルについてのアドバイスは以下のとおり。

【子どもの撮影アングル】
・ローアングル
何かに夢中になると下向き加減になりがちなので、そうした場合はローアングルで撮影。子どもが立っている時に撮ると、下から見上げるように撮ることになるので、足長風に見えたり、凛々しい感じの雰囲気にもなる

・水平アングル
子どもの表情をよく見せたい時には、子どもの目線までしゃがんで水平アングルで撮影。開放感のある場所で撮影すれば、奥行も伝わりキレイな写真が撮れる

・ハイアングル
子どもを見下ろすように撮影するので、顔が大きく写ったり、体が小さく写ったり、フレーミング効果が生まれてかわいらしい写真になる。背景が子どもの足元だけになるので、部屋の粗を隠せるし、そこだけ片づければよいというメリットも

子どもの気持ちを盛り上げる工夫が大切

そして、背景や構図が決まったら、あとは「子どもの笑顔」だけになります。ココが肝心! 子どもに限ったことではないですが、イチバンの笑顔を撮るのは難しいですよね。とくに子どもの場合は「笑って~」と声をかけると、ぎこちない笑顔になったり、照れてそっぽ向いたり、逆効果になることもしばしば。我が家の場合は、「笑って~」と息子に声をかけると、笑顔のママでレンズに近づいてくる謎の行動をとります。

以前に撮った1枚。「笑って~」と声をかけると笑顔でカメラに向かってくる息子。典型的な日の丸構図ですね……

自然な笑顔を撮るために、きっとみなさんもいろいろ工夫していると思います。好きなモノや場所で遊んでいる時がシャッターチャンスになりますが、その遊びにちょっとしたアイデアを加えることで、自然な笑顔が撮れる可能性が高くなるそうです。

小川さんのアイデア例ですが、子ども浅い川で水遊びをしているときに「ママに白い石を5枚見つけて」と伝えて、その石を探しているところ撮ったり、友だちと遊んでいる時に「ママの悪口言ってごらん」と伝えて、ヒソヒソ内緒話を楽しんでいるところを撮ったりするそうです。また、子どもが大好きなシャボン玉遊びのときには、あえてシャボン玉を割らせる遊びがおすすめとのこと。一生懸命シャボン玉を割ろうとすることで動きのある写真が撮れて、まるでダンスをしているかのような写真が撮れたりするので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

シャボン球割り遊びの例

アレコレ試して、子どものおしゃれな写真が撮れるようにがんばりたいと思います!

清水英行