ディスプレイと本体が分かれちゃうデスクトップPC!

スタパ齋藤、アッとビックリの新コンセプトPC「FMV LIFEBOOK GH77/T」

ズラリと出揃った富士通の2015年1月発表モデルPC群。魅力的なマシンが多々あるわけですが、中でもワタクシが超強く興味を持ったのは「LIFEBOOK GH77/T」です。非常に斬新なPCで、その特色を知った途端、「ああっ!!」とビックリするとともに「えっえっえっマジすか超欲しいっ!!」的に物欲全開の興味津々モードに突入したワタクシでした。

FMV LIFEBOOK GH77/T

この「LIFEBOOK GH77/T」の特長を一口に言いますと「タブレットPCのようにもデスクトップのようにもノートPCのようにも使えるハイパフォーマンスPC」てな感じ。写真のとおり、15.6型のタッチ対応液晶ディスプレイを搭載していますが、この液晶ディスプレイは本体から分離でき、これをタブレットPCと同様の感覚で使えるんです。

見た感じ、何の変哲もない(?)デスクトップPCのディスプレイが……分離ッ!!

ちなみに、本体とディスプレイは無線接続されていて、完全にセパレートになります。ので、たとえば、ディスプレイ部分のみ持って、ソファでくつろいでPCを使うコトができちゃうわけです♪

もしかしたら……ココでツッコミが入るかもしれません? 「それなら最初からタブレットPC使えばいいじゃん」的な。多くの人が一瞬そう思っちゃうかもしれません。しかし、もうちょっと考えると「LIFEBOOK GH77/T」の大きな可能性が見えてきます。

たとえば「LIFEBOOK GH77/T」には高い処理能力があること。CPUはインテル® Core™ i7-4712HQ プロセッサー(最大3.30GHz/4コア/8スレッド)を搭載し、メモリは8GB、そしてHDD容量は約2TBあります。動画処理なんかも楽勝的なスペック。タブレットPCでは無理な重い処理がイロイロとデキまくりなわけです。

あるいは画面サイズ。前述のとおり15.6型で、解像度はフルHD(1920×1080ドット)となっています。パネルはLEDバックライトのIPS液晶。この大きく見やすく鮮明なディスプレイを、手元に置いて、そのまま指で操作して使えちゃうわけです。しかも、CPUやメモリ等諸々は本体部にある分、ディスプレイ部が軽量になっているのも非常に重要なメリット!

てなわけで、処理性能とパネル仕様だけ見ても、一連の従来型タブレットPCとは別次元のPCであることがわかります。この新コンセプトPC「LIFEBOOK GH77/T」、考えるほどにイロイロな利用法が浮かんでくるでしょ♪ ともあれ、以降、使用感を中心に「LIFEBOOK GH77/T」について見ていきましょう。

ハイパフォーマンスで快適な「LIFEBOOK GH77/T」

まずは「LIFEBOOK GH77/T」のスペックを見ていきましょう。

品名LIFEBOOK GH77/T
CPUインテル® Core™ i7-4712HQ プロセッサー(最大3.30GHz 4コア/8スレッド)
OSWindows 8.1 Update 64ビット版
メモリ8GB
ストレージ約2TB HDD(1TB×2)
光学ドライブスロットイン BDXL対応Blu-ray Discドライブ
本体部サイズW185×D241×H188mm
ディスプレイ部15.6型ワイド フルHD[1920x1080] フルフラットファインパネル IPS液晶(タッチ対応)
ディスプレイ部質量約980g
ディスプレイ部バッテリ駆動時間約4.0時間(JEITA Ver.2.0相当)
付属ソフトMicrosoft Office Home and Business Premium ほか
正面はWebカメラや人感センサー、NFCなど
右側面には電源ボタンやディスプレイ部との接続ボタンのほか、USB3.0×2、SDXCメモリカードスロット×1、ヘッドホン/マイク端子を装備
左側面にはスロットイン式のBDXL対応Blu-ray Discドライブ
背面にはUSB3.0×2、HDMI出力端子、有線LAN端子など、拡張性の高さが魅力。

ディスプレイ部は、LEDバックライトのIPS液晶で、15.6型/フルHD(1920×1080ドット)解像度。もちろんマルチタッチに対応しているので、タブレットそのままの使い勝手を実現できますな。質量は約980gで、薄さは9.8mm。内蔵バッテリで約4時間連続で使えるほか、充電はPC本体にセットすれば自動充電。別売のワイヤレスディスプレイ用ACアダプターを使えば充電および長時間の連続使用ができるので、本体部とディスプレイ部を常に別の部屋に置いておくような使い方もOK。

で、まずデスクトップPCとして使ってみて感じるのは、静音性とスムーズさ。顔から30〜40cm程度の距離で使っても動作音からくるストレスはナシ、静かですな。また、液晶パネルの視認性もイイ感じ。画像処理や動画編集などをしてもキビキビとこなせて全体的に快適♪

サイズもイイ感じです。PC本体部分のサイズはW185×D241×H188mmで、ディスプレイ部分の横幅は40cm弱。わりと狭小な机上にもセットできます。15インチ程度のノートPCより省スペース性が高いかも、という印象です。

ちなみに、本体のHDMI端子を使ってディスプレイをつなげば、デュアルディスプレイ環境でも使えます。試しに手持ちの4Kディスプレイを接続してみたら、4Kのネイティブ解像度でアッサリと表示されました。本体は非常にコンパクトなんですが、拡張性もかなり高い!というわけです。

場所を取らずに置けるサイズ感と、外見的なシンプルさがある「LIFEBOOK GH77/T」ですが、処理性能が高く拡張性もあり、約2TBのHDDを内蔵しているということで、メインのPCとしてバリバリ使い込めると思います。見た目は斬新ですが、まずはパソコンとしての基本部分からして、かなり好印象♪。

大画面を家中どこでも♪

次に、期待のディスプレイ部の使い勝手。「LIFEBOOK GH77/T」ならではの大きな利便性がある「ディスプレイ部を外せる」という点です。

ディスプレイ部のサイズは、W385xD255xH9.8mmで、質量は約980g。かなり薄いですな! PC本体は充電用クレードルのようになっていて、この非常に薄いディスプレイ部がPC本体部に「置かれているだけ」です。これを外す(手で持ち上げる)と、タブレットPC状態で使えるわけですが……さて、どんな感じでしょう?

では、外すと、どうなるのか〜っ!? と、興味津々&やや興奮気味にディスプレイ部を取り外してみました。すると!! その結果!! ナンと!! ……意外なほどアッサリしていて、ディスプレイ部をそのままタブレットPC的に使えるようになる!! という、そのアッサリ加減にむしろビックリ!! こんなにカンタンにディスプレイと本体が分かれていいんスか!? 的な。

特に操作等も必要なく、ただ外すだけ!
ディスプレイ部を本体から外すとサクっとタブレットとして使えるように。軽いので片手でも持てる

セパレートすると再起動しちゃってアプリが作業中のアプリが終了しちゃうとか、あるいはそこまでいかなくても画面がブラックアウトしちゃうとか、はたまたしばらく操作を受け付けなくなるとか、そういった不便はまったくナシ。また、セパレートにしたからと言って表示がカクカクするとか、遅いとか、そーゆーコトもありません。「LIFEBOOK GH77/T」は、デスクトップPC状態でも、タブレット状態でも、前述のようなパフォーマンスをもってしてフツーに利用できちゃいました。

実は、GH77/Tはディスプレイ部を本体部にセットしているときでもフツーに無線で画面を伝送しているので、ディスプレイ部を分離しようがしまいが、シームレスにまったく同じ使い勝手が実現できるんですな。ちなみに、付属のキーボードやマウスもそのまま使えますし、デュアルディスプレイ環境もそのまま機能します。USBメモリ等々の、本体に接続した周辺機器も問題なく使えます。

しかし、よく考えてみると、やっぱり凄いですな、ディスプレイ部が取り外せるというコト。だって、見た目は大型かつ軽量なタブレットでありつつ、処理性能や拡張性はデスクトップPCそのままなわけですよ! ハイパフォーマンスだし高機能。しかも、必要に応じてディスプレイ部を移動して使えちゃうんです。

セパレートしたディスプレイ部は薄くて軽いので取り回しも楽!

たとえば、普段は「LIFEBOOK GH77/T」の本体もディスプレイも、机にセットして使っているとしましょう。まあ普通のデスクトップPCの使用スタイルです。

でも、ときにはディスプレイ部だけを別の場所へ持っていって、リラックスして使えたりするわけです。デキることは変わりません。好きな場所で「LIFEBOOK GH77/T」の十分なパフォーマンスを活用し、仕事したり遊んだり考えたりできるわけです。

たとえば作業に詰まったとき! タブレットだけ取り外して別の場所でWebブラウジング。大画面でゆったりリラックスしてWebサイトを見られるのでアイディアも浮かびそう?

まあ、「好きな場所で「LIFEBOOK GH77/T」の十分なパフォーマンスを活用できる」とは書きましたが、PC本体部とディスプレイ部は無線接続ですので、あまり遠くでは使えません。でも、試してみたところ、20畳くらいの室内ならどこでも問題なくディスプレイ部を使えます。つまり「LIFEBOOK GH77/T」を使えます。

それと、実際にディスプレイ部をいろいろな位置に持っていって使いましたが、「これがデキるのは大きい!!」と実感しました。「ディスプレイ部がセパレート」という機能だけでも「アレもできるしコレもできる」と想像が膨らむわけですが、実際に使うと「ガーン、これがこんなに便利&快適に!!」みたいな軽い衝撃を何度も受けたりします。

たとえば「コタツでPC」が楽勝で現実的です。寒い〜っ、でもPC使う必要が〜、てなときでも、「LIFEBOOK GH77/T」ならディスプレイ部をコタツに持っていってぬくぬくとコンピューティングできるわけですな。しかも十分なパフォーマンスを活用できます。コタツじゃなくて暖房器具の近く、でも同様です。季節が変われば窓際でPCなんてコトもできます。いずれにせよ、従来のスタイルのデスクトップPCではできなかったコトです。

付属のスタンドを使えば、好きな場所を即・作業環境にできてしまう手軽さが!

複数人数で画面を囲んで何かしたり相談したりなんてコトも、もちろんできます。これもやはり従来のデスクトップPCではやりにくかったことです。ちなみに「LIFEBOOK GH77/T」のディスプレイ部は15.6型ですが、薄くてまずまず軽量。なので、相手に「これちょっと見てみて」などと手渡して見せるのも現実的です。男性なら片手で持てるサイズ感と質量ですな。

そうそう、このサイズのフルHDディスプレイを手に持って使うのは、意外なほどイイ感じです。たとえばドキュメントやウェブを見るわけですが、十分な解像度と表示クオリティがあるので、読みやす〜い♪ です。横位置でも縦位置でも表示できますので、好きな姿勢で楽しめます。

タテに長いWebページなどを閲覧するのにもイイ感じ

15.6型という画面サイズは、大きさ的にはB5サイズに匹敵。なので、電子書籍を読んだりするのにも非常にグッド。B5版で作られた雑誌を1ページ表示するのであればほぼ原寸だし、漫画本などであれば見開きにしてもほぼ単行本サイズを維持! HDD容量が潤沢なので、ドキュメントスキャナーで紙の書類などを本体部にPDFで取り込みしまくりディスプレイ部で必要なときに閲覧しまくりというのも実用的かもしれない。

インプレス刊「DOS/V Power Report」もほぼ原寸大で表示! この雑誌、内容詰まってて文字もビッシリですがGH77/Tなら隅々までキッチリ読めるぜ~的な。
GH77/Tなら見開きの漫画も単行本並みのサイズで表示可能!

15.6型の大画面で動画観たりするのも愉快ですな〜。現在主流のタブレットだとせいぜい10型を超えるあたりがせいぜいで、これだけの大画面タブレットはなかなかナイ。しかも本体部にBlu-ray Discドライブが付いているので、Blu-rayソフトの鑑賞も可能なのでした。ちなみにディスプレイ部にはステレオスピーカーやヘッドホン端子がありますが、本体部セット時は本体のスピーカー/ヘッドホン端子から、ディスプレイ部単独時はディスプレイ部のスピーカー/ヘッドホン端子から音声出力、と賢く切り替わってくれます。

タブレットで映画鑑賞、いいですな。でもフツーのタブレットだとせいぜい10インチ程度で小さいでしょ? 「GH77/T」なら15.6型大画面で、しかも本体部の光学ドライブでBlu-ray DiscドライブでBlu-rayソフトも再生できちゃうでしょ?。寝室で思う存分映画観れちゃうし本体部は別の部屋にあるからディスクの回転音も気にならないゼ~!! 的な。
ディスプレイ部にはステレオスピーカーやヘッドホン端子、そして音量ボタンが付いており、映像や音楽鑑賞に便利。電源も別売のアダプタがあれば単独で取れるので、充電のためだけにいちいち本体部にセットする必要はなし

ともあれ、これまでは「ある程度以上のパフォーマンスや容量が必要だったからデスクトップPCなどの据え置きPCの前に座ってやっていた」ようなことが、場所に縛られずにデキるようになるわけです。「LIFEBOOK GH77/T」を使っていると、「これはこっちで」「ソレはあそこで」と、PCをより自由気ままに使えるようになります。しかも、ディスプレイ部の「大画面」によって、タブレットの可能性をさらに推し進めるような使い方も可能。実際に使ってみると、開放感いっぱいなフィーリングですヨ♪

いろいろコナレてる「LIFEBOOK GH77/T」

ディスプレイ部をセパレートにして使える点がとにかく便利な「LIFEBOOK GH77/T」ですが、細かな部分もいろいろ便利。大雑把に言うと「コナレた作りで快適に使える新コンセプトPC」という印象です。また、「家庭の中心にあるPC」という位置づけから、スマートフォンやデジタルカメラなどの機器との連携も強力です。

たとえば「My Cloud」の使用感。「My Cloud」は富士通が提供している個人向けクラウドサービスで、デジタルカメラで撮影した写真などをPCへ取り込むのが手軽だったり、取り込んだコンテンツが自動で整理されたり、簡単に共有できたりと、非常に便利なサービスです。「LIFEBOOK GH77/T」ではこの「My Cloud」をさらに簡単&安全に利用できます。

「My Cloud」は写真をカンタンに整理/閲覧/編集できたり、各種メディアファイルを整理/閲覧できたりする

本体部のカードスロットにSDメモリーカードを挿すだけで、専用の画像取り込みアプリ「F-LINK」が起動するので、大容量HDDにどんどんデータ取り込み。GH77/Tには約2TBのHDDが搭載されているので、写真/動画/音楽など大量のファイルを保存できます。さらに、それらのファイルは2基のHDDにバックアップされるので、ファイルをより安全に保存しておくことができます。

SDカードを差し込むだけで写真を便利に取り込みし、「My Cloud」が自動で整理。写真を重複して取り込む心配もない

ちなみに本体部のNFCを用いれば、スマートフォンで触れるだけでペアリング、無線でスマートフォンから本体部に写真を転送……なんてのも手軽。NFCの使い道はそれだけではなく、たとえばスマートフォンで閲覧していたWebページをそのままGH77/Tに引き継いだり、あるいはその逆も可能。なので、朝に家出「LIFEBOOK GH77/T」でチェックしていたウェブニュースを、NFCタッチでスマートフォンに引き継ぎ、電車の中で続きを読むということもできます。

NFC搭載でスマートフォンとの連携もバッチリ

さらに、「LIFEBOOK GH77/T」には人の動きを感知する「人感センサー」が内蔵されていて、人が近づくだけでPCにある写真を「My Cloud」が自動で表示してくれたりします。近くを通ったら「My Cloud」が自動で作成した写真や動画のアルバムを自動表示してくれるので、フォトフレームのように使うことも容易です。

本体にディスプレイをセットした「ボードスタイル」ではフォトフレーム的な使いこなしも

てな感じで、細かな部分の利便性もバッチリな「LIFEBOOK GH77/T」。性能は高いわ外見もイイわコンパクトだわ快適に使えるわで、かなり満足度が高いPCだと思います。

でも改めて「やっぱりコレは凄くイイ」と感じるのは、セパレートで使えるディスプレイ部ですな。繰り返しになってしまいますが、「LIFEBOOK GH77/T」の中にビシッと詰まった性能の高さや拡張性と、写真/動画/音楽/ドキュメント/メール/URL等々た〜くさんのデータとを、ディスプレイ部だけで家中どこでもいつでも活用できることの良さ。ちょっと快感に近いモノがありますな。

ディスプレイ部をみんなで囲んで楽しめるあたり、家族みんなで使うPCとして「LIFEBOOK GH77/T」はかなりイケているし、あるいはコンパクトだけど高性能で高汎用性ってあたりは、新生活のお供としてのPCにもナイス。小型なのにハイパフォーマンスという点では、デスクトップPCや大型ノートPCからの乗り換えにもイイかもしれません。ともあれ、非常に多くの用途をこなせそうな「LIFEBOOK GH77/T」、かな〜り実用性が高い!と思いますので、ゼヒゼヒ! 一度ジックリとチェックしてみてください。

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