めっちゃ「Kawaii」ふたたび? 既存機種とMy Cloudのパワーアップもチェック!

富士通2014年夏モデル速報! 話題をふりまいたアイツがフルモデルチェンジ!!

富士通PCの最新ニュースやレビューをお届けする本サイト「FMV Watch」。今回はもちろん、本日5月14日発表の2014年夏モデルの情報を最速でお届け。「Floral Kiss」フルモデルチェンジ、既存機種の強化、そして富士通の個人向けクラウドサービス「My Cloud」アップデートの3本立てでお送りします。

女性のためのノートPC「Floral Kiss」が再誕!

2014年夏モデル、完全新規ラインナップとして登場するのが「Floral Kiss (LIFEBOOK CH75/R)」。2012年冬に初登場した「Floral Kiss」シリーズのフルモデルチェンジとなります。

新生「Floral Kiss」 カラバリは2色

  New「Floral Kiss」
CPU インテル® Core™ i5-4200U プロセッサー
OS Windows 8.1
ディスプレイ 13.3型 フルHD[1920×1080](タッチパネル)
メモリ 4GB
ストレージ HDD 約500GB
バッテリ駆動時間 約17.8時間(JEITA1.0)
約9.1時間(JEITA2.0)
有線LAN
USB/HDMI USB3.0×3, HDMI出力×1
光学ドライブ スーパーマルチドライブ
サイズ(W×D×H) 319×220.9×10.9~22.5mm
重さ 約1.72kg

そもそも初代「Floral Kiss」は、富士通の女性社員が主導して開発した「女性のため」を謳うUltrabook™。クラッチバッグを模した形状、排気口など各種開口部の花柄パンチング、パール調の電源ボタン、ACアダプタや付属マウスにダイヤモンドカットストーンを埋め込み、さらに「FUJITSU」ロゴを左遷したり飲み会の場にFloral Kiss家のイケメン執事を乱入させるプロモーションの展開など、はっちゃけ……もとい、多くの話題を振りまいたPCでした。

今回発表されたNew「Floral Kiss」である「CH75/R」は、全身から「キラキラ」「Kawaii」オーラをめくるめく発散していた前モデルにくらべると幾分落ち着いたデザインとなりましたが、好評のクラッチバッグ形状を継承しつつ、最近流行のバイカラー(2トーン)配色を採用し、よりスタイリッシュになった印象です。

ホワイト×ブラウンの配色は男性が持ってもサマになりそう

持ったときもクラッチバッグ的たたずまい

電源ボタンとステータスLEDは透明感あるビジュー

ツメの長い女性でも使いやすいというクラッチバッグ風の開閉機構

専用クロスでタッチパネルの汚れが気になったらすぐ拭ける

スペックとしては、ユーザーのニーズ調査において要望が多かったという「スーパーマルチドライブ」内蔵をはじめ、ディスプレイはフルHD化。バッテリ駆動時間はJEITA1.0基準で約9時間から約17.8時間にアップ、JEITA2.0基準でも約9.1時間駆動を実現しています。さらに有線LAN端子の追加など、1台でひととおりこなせるオールインワンPCとしてより魅力的に進化しました。

ちなみに、前モデルでこだわり抜いていたACアダプタはユーザーニーズ調査において「ACは白でコンパクトなら十分」という宣告……もとい、評価を受けたため、シンプルなものになるとのことです。

Floral Kiss家の執事が再登場するのかも気になる(記事最後参照)New「Floral Kiss」は、次回の本連載にて詳しいレビューをお届けする予定なので、ご期待ください。

待望の「11ac対応」などパワーアップしたESPRIMO / LIFEBOOK

フルモデルチェンジとなる「Floral Kiss」のほか、デスクトップシリーズであるESPRIMOでは「FH78シリーズ」「FH52シリーズ」、ノートブックシリーズであるLIFEBOOKでは「AH77シリーズ」「AH53シリーズ」「AH42シリーズ」が、CPUや無線LANなど、内部スペックの強化を果たしています。

ESPRIMO FH78/RD

強化内容:

  • CPUがインテル® Core™ i7-4710MQ プロセッサーに変更
  • TV放送のHybridcast対応(6月以降アップデート対応)
  • ドラマ・アニメおまかせ予約録画機能
  • IEEE 802.11ac対応
  • 視線アシスト機能の強化(画面の拡大縮小表示を補助)

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ESPRIMO FH52/R

強化内容:

  • IEEE 802.11ac対応

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LIFEBOOK AH77/R

強化内容:

  • CPUがインテル® Core™ i7-4712HQ プロセッサーに変更
  • IEEE 802.11ac対応

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LIFEBOOK AH53/R

強化内容:

  • IEEE 802.11ac対応
  • レーザーマウスを新規添付

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LIFEBOOK AH42/R

強化内容:

  • IEEE 802.11ac対応
  • レーザーマウスを新規添付
  • 従来の白に加え黒のカラバリを追加

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注目は無線LANの802.11ac対応。従来の802.11a/b/g/nなどの無線LAN規格を大幅に上回り、規格上は有線LANすら超える速度を実現できる802.11acですが、対応する無線LANルーターはいくつか市販されているものの、クライアントとなるノートPC側の対応はあまり進んでいない状況でした。それだけに今回、FMVのラインナップのメインストリームがひととおり対応を果たしたのはうれしいところ。TH、UH、SHといった各ハイエンドノートブックシリーズや、QH77、QH55らタブレットの今後の対応も期待されます。

使いやすくなった「My Cloud」にも注目

富士通のPCにアプリがプリインストールされ、モバイルからPCへのリモートアクセスやクラウドストレージ、その他各種クラウドサービスを提供する富士通の個人向けクラウドサービス「My Cloud」もより使いやすくなります。

クラウドを基軸とした様々なサービスの総体が「My Cloud」ですが、メインとなるのは自宅のPCへのリモートアクセスです

まず、モバイルからPCへのリモートアクセス機能がより手軽に利用できるようになりました。これまではPCとスマホを1組ずつ手作業でペアリングするという、やや面倒な手順を踏む必要がありましたが、アップデートによって各種端末を「My Cloud アカウント」に関連付けする仕組みに進化。具体的には、サーバーとなるPC(FMV/ARROWS Tab)とMy Cloudアカウントを最初に関連付けしておけば、クライアントのアプリでログインしたときに自動的にサーバーPCとペアリングできるという案配です。

また、機能ごとに別れていたMy Cloud関連アプリも大幅に整理。特に、写真を自動整理・管理する「My Cloud スタート」、DLNA/DTCP-IPクライアント「My Cloud ビデオ2」、音楽を楽しむ「My Cloud ミュージック」、DTCP-IP対応のコンテンツ配信サーバー「My Cloud ビデオ サーバー」らは「My Cloud プレイ」アプリとして一元化されるので、「ん、この機能はどのアプリを起動するんだっけ?」ということが少なくなりそうです。

モバイル端末での録画番組視聴機能もパワーアップ。家庭内の録画番組をスマートフォンやタブレットなどから外出先で視聴する場合、従来は「DTCP+」を用いたストリーミング視聴のみに対応していましたが、新たにスマホ/タブレットへのワイヤレスでの録画番組転送にも対応。ちなみに転送作業はモバイル端末からのオペレーションのみで完結できます。なお、FMVで録画した番組だけでなく、DTCP-IP対応の一般的なレコーダーに関しても、「My Cloud プレイ」でFMVに番組を「取り込み」しておけば同様の持ち出しが可能です。

地味ながらうれしいのが、新たにMy Cloudの「ゲストアカウント」の発行により、コンテンツの公開が可能になったこと。たとえば自分がPC内の写真や動画を遠方の両親へ公開したいとき、発行したゲストアカウントで両親が「My Cloud プレイ」にログインすれば、公開された写真や動画をカンタンに閲覧できます。My CloudはDropboxなどといったクラウドストレージとは違い、あくまでPCへのリモートアクセスなので、PCのストレージが許す限りは大容量の動画なども好きなだけ公開できます(もちろんアクセスする際にPCが起動している必要はありますが、Wakeup on LANによるPCのリモート起動も可能です)。

ちなみにゲストアカウントでログイン可能なのは、Windows用の「My Cloud プレイ」と、スマホ対応の「My Cloud プレイ for Android」および「My Cloud プレイ for iOS」。Windowsの「My Cloud プレイ」は富士通製PCへの提供のみですが、スマホ対応アプリは各アプリストアで一般提供されており、様々な端末にインストール可能。どういうことかといえば、My Cloudにおける「サーバー」(リモートアクセスされる側)の役割は富士通製PCのみが可能ですが、「クライアント」(リモートアクセスする側)は「富士通縛り」が半ば外れている、という状況。ファイル容量制限なし、かつクラウドに直接ファイルを置かない比較的安全なファイル公開ソリューションとして使えそうです。

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