オンライン特許取引関連サービスを提供している米パテント＆ライセンス・エクスチェンジ（ピー・エル・エックス社）は28日、ソフトバンク・ファイナンス、伊藤忠商事（8001）との間で日本法人ピー・エル・エックスを12月1日付けで設立することで合意したと正式に発表した。

　 当初は米国本社の100％子会社として設立され、将来に2社が資本関係を結ぶことも視野に入れ、日本での事業展開のノウハウの提供や人的支援などで協力していく。今後は米国本社が提供するサービスの日本の窓口となり、国内利用企業を獲得するとともに、既参加企業のサポートを行っていく。

　 また、監査法人太田昭和センチュリーとの連携により、知的財産管理の財務関連アドバイスも行っていく。

　 ピー・エル・エックス社では特許価値評価ツール「TRRU」を用いて、これまで客観的な市場価格を特定できなかった特許などの知的資産（無形資産）に一定の価値評価基準を付与する。TRRUを使って特許の売買や技術移転の交渉なども迅速、公正に行うことができるという。