ゲームPCはCoreプロセッサーで!最新ゲームをもっと美しくより快適に楽しむポイント教えます。 - Impress Watch

その1
Core i7-6900Kで作る
超ハイエンドゲームPC

最新超重量級ゲームはCPUの並列処理能力が重要

 

最新超重量級ゲームはCPUの並列処理能力が重要

 ここ数年のハードウェアの進歩により、PCゲームのグラフィックスは一気にリアルになってきた。キャラや地形の造形が細かくなり、陰影や煙の表現も現実と見まごうほどまでになったが、画面の描き込みだけではPCゲームは成立しない。
 リアル志向ゲームの最新作「ウォッチドッグス2」クラスになると、4コア8スレッド程度ではCPUのパワーが不足する場面がある。そこでエンスージアスト向けLGA2011-v3版Core i7の中でもとくにパワフルな「Core i7-6900K」を選択。8コア16スレッドなのでウォッチドッグス2はもとより、動画のエンコードでもすさまじい力を発揮する。
 今回はこれに現在最速のGPU「GeForce GTX1080 Ti Founders Edition」を組み合わせ、現時点で最強クラスのゲーミングPCに仕上げた。PCケースは3面強化ガラスタイプを選択することでマザーボードのイルミネーションもバッチリ鑑賞できる。今流行の“魅せる”スタイルのゲーミングPCだ。

こんなユーザーにオススメ
・超重量級ゲームを高解像度、高画質設定で楽しみたい
・実況動画を超高画質でエンコードしたい
・なるべく長く使い続けたい

 

長く使える圧倒的なハイエンド構成

カテゴリー 製品名
CPU Intel Core i7-6900K(3.7GHz)
マザーボード ASUSTeK ROG STRIX X99 GAMING(Intel X99)
メモリ CFD 販売 Crucial Q4U2400CM-4G(PC4-19200 DDR4 SDRAM 4GB×4)
ビデオカード ASUSTeK GTX1080TI-FE(NVIDIA GeForce GTX 1080 Ti)
SSD Intel SSD 600p SSDPEKKW512G7X1[M.2(PCI Express 3.0 x4)、TLC、512GB]
PCケース In Win IW-CF05B 805C-Black(ATX)
電源ユニット Corsair RMx Series RM650x(650W、ATX、80PLUS Gold)
CPUクーラー Corsair Hydro H115i 280mm Extreme Performance Liquid CPU Cooler(14cm角×2)
合計 375,000円~

 

このゲームPCのポイント

このゲームPCのポイント
Intel Core i7-6900K
CPU
Intel Core i7-6900K
“ちょっと重い”程度のゲームならCore i7-7700Kがコストパフォーマンス面からベストだが、超重量級ゲームでは8コア16スレッド仕様の「Core i7-6900K」のほうが向いている。動作クロックは7700Kより低いが、並列処理能力は圧倒的に上
ASUSTeK GTX1080TI-FE
ビデオカード
ASUSTeK GTX1080TI-FE
性能に妥協しないゲーミングPCには、今のところ最速GPUであるGeForce GTX1080 Tiが最適。この製品は“Founders Edition”と呼ばれるNVIDIA純正仕様のクーラーを装備したものだ
SLI構成も視野に入れる
SLI構成も視野に入れる
Core i7-6900Kは7700KよりもPCI Expressのレーン数が多く(それぞれ40レーンと16レーン)、SLI構成にしてもGPUの性能をフルに引き出せる
CPUは水冷で冷却力確保
CPUは水冷で冷却力確保
8コア16スレッドのCPUをフル回転させると発熱も増えるので、28cmクラスのラジエータの水冷ユニットを装着。これならCPUを少々オーバークロックしても冷却力が不足することはない

 

ゲームでの性能をチェック

 「ウォッチドッグス2」プレイ中のCPU占有率は非常に高い。WQHD設定時のようにGPU負荷が軽いときでも、4コア8スレッドのCPUでは占有率は80 〜100%と高くなる。だがCore i7-6900Kなら十分な余裕がある。ゲームの裏で実況動画の録画やボイスチャットを動かしても、これならゲームに響くことはない。このプランで使用したLGA2011-v3版のCore i7は、超重量級ゲームのプレイはもちろんだが、1台ですべての作業(ゲーム&録画など)をこなしたいヘビーユーザーにうってつけのCPUと言えるだろう。ちなみに旧世代として想定したのは、今でもユーザーが多そうなCore i7-2600K+GeForce GTX 670の組み合わせ。CPU、GPUとも圧倒的にパワー不足で大きな差となった。

ウォッチドッグス2 画質“最大”、2,560×1,440ドット

※1,920x1,080ドットの映像をHDMI経由で1,280x720@60fpsでキャプチャ。動画内のフレームレートやスコアは記事作成時のものとは若干異なります

Core i7-6900K

Core i7-6900K

Core i7-2600K

Core i7-2600K

【旧世代環境】マザーボード:ASUSTeK Z8Z68-M PRO(Intel Z68)、メモリ:Patriot PSD38G1600KH(PC3-12800 DDR3 SDRAM 4GB ×2)、SSD:Intel SSD 520SSDSC2CW240A3K5(Serial ATA 3.0、MLC、240GB)、ビデオカード:GeForce GTX 670リファレンスカード【検証方法】ウォッチドッグス2:マップの一定ルートを移動する際のフレームレートを「Fraps」で測定
※価格は2017年4月上旬現在のものです