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これからのお金と暮らしを立ち止まって考える

AIと自分の知らない世界のふしぎな関係 編集部だより vol.7

野口弘一朗 2018年2月9日 17:30

つい先日発売になった新井紀子さんの「AI vs 教科書が読めない子どもたち」という本を読んでいます。「ロボットは東大に入れるか」をテーマに人工知能の研究・開発を進める「東ロボくん」のプロジェクトのリーダーである新井さんの本で、すごくざっくりとまとめると

・最近注目されている「AI」は厳密な意味での「知性」ではなくて、あくまでも論理・確率・統計の3つの数学を組み合わせて「それらしい答え」をしているもので、「意味」を理解しているわけではない。

・ただそれでもいま人間がやっている仕事のなかで代わりにできることはあって、なくなる仕事もあるだろう。

・その中で人間がAIに差をつけられるポイントになるのが『言葉や文章の「意味」を理解する(そしてそれに基づいて判断ができる)』ことだけど、じゃあそれを可能にする「読解力」を調べてみた結果は……

といった話。AIにできること・できないこと、AIとともに生きていく社会になった時に、どういう力が人間には求められるのか。教育も大きなテーマですが、これからどんな風に働いていくのかを考える上でも面白い本です。

さて、今週はOwlly初イベント「お金と幸福のふしぎな関係」を開催しました。当日は平日の夜にも関わらず多くの方にお越しいただきました。ありがとうございました。

イベントでは、会場の人も含めていろんな自分を幸せにするお金の使い方の話を聞くことができました。僕も含め、自分の知らなかった世界を知れた人も多かったのではないかと思います。上で挙げた本を読んでいることもあって、そういう出会いはたくさん例が集まったとしても、AIの統計的なレコメンドでは起こりにくいんじゃないかなあなどと思いながら聞いていました。思いもよらぬ出会いは、いろんな人の話を聞く醍醐味ですよね。
イベントに来れなかった方も、気になったら「#お金と幸福のふしぎな関係」で検索してみてください。詳しい内容は後日レポートを公開予定なので、そちらもお楽しみに。

※「編集部だより」では不定期的に、編集部が考えていることや感じたことなどをお伝えしていきます

野口弘一朗(のぐち・こういちろう)
1985年生まれ、滋賀県出身。主な好物は本とラグビー、映画、野球、お酒、コーヒーほか。紙の商社を経て2011年インプレス入社。