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「いますぐはじめて一生役立つお金の教科書」出張版 vol.7

はじめての人のための3000円からはじめる「トクする金融商品の選び方」

Owlly編集部 2018年1月10日 07:00
2017年6月に刊行された「いますぐはじめて一生役立つお金の教科書」より、お金にまつわる知っておきたい知識、学びをお届けします。

まずはバランスファンドを選んであとはほったらかすだけ(中編)

インデックスファンドで効率的に資産を増やす

バランスファンドのメリットは1本でいろいろな資産に分散投資できることです。それゆえなるべく投資のことは頭から離して、ローリスク・ローリターンで長期間投資する人に向いていると言えます。
一方で、バランスファンドはインデックスファンドと比べて信託報酬が高い傾向があり、長く持つほどそのコストが大きくなり、運用成績に多少のマイナス影響があることも事実です。
またバランスファンドはあくまでリスクを抑えることに主眼を置いた商品のため、リターンを増やしたい人には物足りなくなることもあります。
そこでおすすめしているのが、インデックスファンドへの投資です。

投資に慣れてきたらインデックスファンドへ

そもそもインデックスファンドとは、「日経平均株価」「TOPIX」など、市場の動きを示す指数に連動した投資を目指す金融商品です。簡単にいうと、相場が好調ならインデックスファンドの運用も好調で、相場がダメなら運用成績も悪化というものです。
インデックスファンドの特徴は、バランスファンドと違って「新興国株式」「国内債券」などいろいろな資産に自分のニーズにあわせて投資できることです。インデックスファンドはそれぞれ資産の種類別に構成されているので、「大きなリターンを狙って新興国株式を重点的に投資しよう」「そこまでリスクを取りたくないので先進国債券を中心に選ぼう」など、運用スタンスによって自由に取捨選択できるのです。
つまり、インデックスファンドは「何をどう組み合わせるか」を選ぶ楽しさがあり、逆にバランスファンドよりも手間はかかる分、傾向として信託報酬が安いという特徴があります。

海外資産は為替リスクも知っておく

株式60%・債券40%で低コストな銘柄をセレクト

ここで「投資信託を選ぶのに、自分で的確な銘柄を組み合わせて選べるか不安」と思われた人もいるでしょう。
確かにバランスファンドよりも銘柄選別の負担はかかり、プロが選ぶよりもリスクは高くなるかもしれません。ただ、そもそも投資信託は「株式のなかのどれを選ぶか」「先進国のうちどういった国の債券を選ぶか」という細かな選別はプロが行います。また前述の通りインデックスファンドは市場の「指数」に連動することを目指すため、投資信託を実際に運用する人の能力によって成績が左右されにくい性格があります。つまり一方的に損失が膨らみ続けたり、逆に勝ってばかりということにはなりにくいのが実状です。
バランスファンドからインデックスファンドへシフトしたり、買い増ししたりするときに最低限押さえておきたいのは金融資産別のリスクとリターンの違いです。
一般的に株式はリターンを狙う資産、債券はリスクヘッジのための資産といわれます。また前々回の記事で説明した通り、新興国はハイリスク&ハイリターン、日本国内や先進国はその逆と解釈されています。細かな資産別のおよそのリスク&リターンの目安は右ページの上図で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
そして、一例として私がおすすめしているインデックスファンドの組み合わせ(ポートフォリオと呼びます)を以下に紹介しておきます。

横山式 奨励の資産配分と銘柄

信託報酬の安さを重視して具体的な銘柄を挙げていますが、実際の購入は「株式60%」「債券40%」など、配分比率も重視して選ぶようにしましょう。

Check! 5年に1回はリバランスで配分調整を

インデックスファンドを組み合わせて投資するときは、3~5年に1回という長いスパンでよいので、一度保有資産がどういった配分比率になっているかチェックしましょう。株式の比率が高まれば高リスク&リターン、債券の比率が高いなら逆となります。
5年に1度は保有資産の比率を確認しましょう
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