Owlly
これからのお金と暮らしを立ち止まって考える

編集部だより vol.1

岡本尚之 2017年12月8日 23:01

Owllyというメディアをはじめてから一週間ほど経ちました。8月に営業部の先輩と一緒にある会議に出席した際、「若者に向けたお金についてのメディアの不在」を強く意識し、会社に持ち帰って、企画にかけることになりました。

このOwllyというメディアには、既存の媒体とは別のことをやってみようという人たちが集まって、インプレスという会社にも、他社にもなかったような、出版社発の「若者に向けたお金のメディア」を作ろうという熱が高まっていたのです。

最終の役員会議の後、それは必要なの? という意見も出ましたが、これからの時代に必要となってくるお金の知識やフィンテック・仮想通貨について知ることは、特に編集長である僕の世代(アラサー)やその下の世代には必須だと考えたのです。あと数年もすれば、テクノロジーとお金はより密接になり、個々人が自分の仮想通貨を生み出す時代さえくるかもしれません。そうした時、私たちの暮らしはどのように変わらなければならないのでしょうか。

Owllyはニュースメディアではありません。コンセプトは「お金と暮らしを一度立ち止まって考える」こと。これはどんなサービスなんだろう、どうやって活用すれば暮らしは豊かになるのだろうというと言う視点をもつことを伝えたいのです。賛否あると思いますが、今大きなパラダイムシフトが起きている中で、「知る」ということ意外に、自分の進むべき道を決めることはできない、なので、「インタビュー」「連載」という2枚看板で、さまざまな人の意見を知って、それを自分に当てはめてから何を選べば良いか考える。そのヒントになれば良いし、僕たち編集部も読者と一緒になって知っていきたいのです。

この企画をスタートした時、編集長の僕はまだ27歳でした。28になってローンチできたわけですが、この年齢ひとつの差をとっても、お金に関する価値判断は変わっていきました。仮想通貨を買ってみたし、今までは知らなかったフィンテックをたくさん知ることができた。僕たちのメディアは、決して専門家向けではありません。編集長も編集部員も営業も、ファイナンスの専門家ではないのです。だから、僕たちは読者のみなさんと一緒になって、試行錯誤しながらこれからの時代のお金と暮らしのあり方について、一緒に立ち止まって、一緒に考え、そしてどうすれば良いのかを話し合いたいと思っています。なので、近々、目安箱のようなものをサイトに加え、読者のみなさまからの疑問や、この人にインタビューして欲しいといったような意見をどんどん受け付けます。こんなイベントをやってみたいというアイデアも、編集部発ではなく、読者発であっても良い。

僕たちは僕たちが良いと思った情報を提供します。けれど正しさはそれぞれのなかにあるもので、解釈できないものもあると思います。メディアはインタラクティブであるべきだ、というのが信条なので、お互いにコミュニケーションをとることのできるメディアを目指していきたい。そんな思いで、このメディアを創刊しました。

「Owlly」創刊編集長 岡本尚之

※「編集部だより」では不定期的に、編集部が考えていることや感じたことなどをお伝えしていきます

岡本尚之(おかもと・たかゆき)
1989年生まれ。広島県出身。出版社でライフスタイル誌・書籍の編集を行いながら、ライターとして『Quick Japan』などの雑誌やWebメディアで執筆。2016年、株式会社インプレスに入社。