Owlly
これからのお金と暮らしを立ち止まって考える

「いますぐはじめて一生役立つお金の教科書」出張版 vol.3

はじめての人のための3000円からはじめる「トクする金融商品の選び方」

Owlly編集部 2017年12月6日 07:00
2017年6月に刊行された「いますぐはじめて一生役立つお金の教科書」より、お金にまつわる知っておきたい知識、学びをお届けします。
今回は『Part 3 はじめての人のための3000円からはじめる「トクする金融商品の選び方」』です。

毎月100円からでOK 無理なくコツコツ投資デビュー(前編)

投資を始めることで経済感覚も身につく

 今回からは投資の具体的なメリットや注意点を解説していきます。一攫千金を狙う投資よりも、できる範囲でコツコツと積み立てて投資を続けることが成功のコツです。最近は100円から積立投資できるネット証券もあります。たとえば毎月3000円の貯金と投資を比較した場合、上のグラフのように徐々に差は開いていき、20年後には約26万円も差がつきます。たった3000円でも、金融機関の預貯金で積み立てるより貯蓄計画は効率的に進みます。

[毎月3,000円の貯金vs投資]

また、投資を始めると思わぬ楽しみも発見できます。たとえば今まであまり経済や社会の動きに関心がなかった人でも、投資を始めることによって経済動向に興味が持てるようになり、世界中のニュースをチェックするのが楽しくなったという声も少なくありません。いまいち実感が薄かった為替についても、海外の金融商品に投資することで、なぜ通貨の価値が変動するのか勉強するようになったという人もいます。金銭的なメリットだけでなく、今まで経験のないこうした楽しみを覚えることは、生活を豊かにすることにつながると私は考えています。

リスクを押さえれば投資の不安を解消できる

 ただ、投資の世界は誰かが得をすれば誰かが損をするシビアな側面もあります。そこで大きく負けて資産形成の計画に大きな影響を与えないために、最低限知っておきたいリスクの存在について説明していきます。
 リスクと聞くといよいよ恐ろしい話が始まるのかと思う人もいるかもしれませんが、そもそも金融におけるリスクとは「不確実性(ブレ)」を意味します。ハイリスク=絶対に危険というより、先が見えない可能性が高まると認識しましょう。その上で、押さえておくのは金融商品のリスクと、自分のリスク許容度についてです。
 金融商品のリスクには、主に価格変動と金利変動、為替変動の3つのリスクが存在します。

まずは投資のリスクと自分のリスク許容度を知る

 価格変動リスクには取引価格(時価)が変動することにより、投資した金融商品の価格が変動するリスクのことです。時価は日々変動しているので、ときに利益が目減りしたり、損失が出ることは珍しくありません。
 金利変動リスクは主に債券に影響するリスクで、景気好況で市場の金利が上がれば債券価格が下がり、運用が悪化します。一方で為替変動リスクは、通貨価値の変動によって海外の株式や債券への投資において、損失が生じる可能性があることを指します。逆に円安になるほど、基本的に利益を得やすくなります。

 リスク許容度は、年齢が若く、手持ちの現金が多いほど高くなると言えます。ただし個人差があるので、これは1つの目安として参考にしてください。

年齢を重ねると、定年退職までの時間が短い分、損失が出たときにリカバリーする期間も短くなります。基本的には若い人ほどリスク許容度が高く、時間を味方にして気長に投資を続けることがきます
資産100万円と10万円の人を比較した場合、同じ1万円でも損失したときのウエイトは異なります。手元の資金が多い人ほど、損失に対する許容度が高くなるといえます
ほかにも役立つ情報が盛りだくさん!本書の購入はこちらから
本誌では投資に関する情報を扱いますが、情報の提供を目的とし、著者および監修者の独自見解を述べたものです。投資信託などの金融商品の取引や証券会社の利用においては、その意思決定ならびに最終判断はご自身の責任で行ってください。本誌の運用の結果について生じる直接的、または間接的な被害および損失について、著者および監修者、株式会社インプレスでは一切の責任を負いかねます。また、本誌の中で紹介する商品名などは、各会社の商標、あるいは登録商標です。本誌の内容は、2017年6月までの情報をもとに画面等を再現しています。あらかじめご了承ください。