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| 『ダンボールハウスガール』 |
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【人間ドラマ】
2001年 日本 100分
10月6日よりシネ・アミューズほかにて公開
監督:松浦雅子
出演:米倉涼子、ブラザートム、PJ、樹木希林、ほか
配給:シネカノン/Qムービー
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恋人とアメリカへ旅立つことを夢見て生きてきた杏だが、その夢がついに叶うと思ったその日に空き巣に全財産を盗まれる。さらに彼に別の女がいたことまで発覚する。わずかな金とトランク一つだけで、行き先もなく空腹でふらふらになった杏を助けてくれたのは、ホームレスだった。そして、杏のダンボール・ハウス暮らしが始まる。
日本経済が先の見えない不況に陥って久しい。かつて日本を訪れた外国人がこの国にはホームレスがいないと驚いたというが、いまでは路上生活者たちの姿も珍しいものではなくなった。彼らは、なりたくてなったわけではない、と言う。本作のヒロイン、杏もまた運の悪さがあり、気がついたらホームレスになっていた。だからといって彼女はその状況を哀れんだり、めげたりはしない。金や男、家を失った時、助けを求める友人がいなかった杏が、見栄や体裁、気がねもなく素直に付き合える仲間たちを得て、前向きに生きていく姿が潔い。映画初出演にして初主演の米倉涼子の体当たりの演技と、樹木希林など脇役たちの個性的な魅力、それを引きだした監督の松浦雅子の手腕にも注目したい。
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