2001年12月27日(木)
『バンディッツ』

『Dr.Tと女たち』

『ヴィドック』

『インティマシー/親密』

『ハートブレイカー』

2001年12月20日(木)
『バニラ・スカイ』

『殺し屋1』

『青い夢の女』

『O[オー]』

『ムッシュ・カステラの恋』

2001年12月13日(木)
『スパイ・ゲーム』

『スパイキッズ』


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『レクイエム・フォー・ドリーム』

【モダン・ホラー】
2000年 アメリカ 102分
7月7日よりシネセゾン渋谷にて公開

監督:ダーレン・アロノフスキー
脚本:ヒューバート・セルビーJr./ダーレン・アロノフスキー
原作:ヒューバート・セルビーJr.「夢へのレクイエム」
音楽:クリント・マンセル 演奏(弦楽四重奏)クロノス・クァルテット
出演:ジャレッド・レト、エレン・バースティン、ジェニファー・コネリーほか
配給:ザナドゥー

 孤独や焦燥感、夢と現実のギャップを埋めるため、ドラッグにすがりつき、やがて、それなしでは生きられなくなってしまった人間の結末が痛々しいまでの壮絶な映像で描かれた現代の恐怖映画。衝撃の連続でありながらドラッグを助長するどころかむしろ非常に道徳的なメッセージを感じさせる作品だ。"中毒"そのものを扱っているというより、その背景にある人間の弱さや現代人の孤独が描かれている。「自分や大事な人が知らず知らずのうち同じ状態に陥るかも?」と"中毒"を身近に感じられてしまうのが、本作の怖さである。

 スピード感と不安定さ、現実と妄想が入り混じり、見るものを不安に引きずり混む映像が作品のクオリティを高めている。監督の前作『π<パイ>』よりは一般的に理解できる仕上がりになっているが、体調を整え、覚悟を持ってトライすべし。原作は20年前に刊行された「夢へのレクイエム」。映画公開に併せ復刊となる。

 

【関連サイト】

・OFFICIAL SITE
http://www.requiem-jp.com



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