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『バロウズの妻』

『裸のランチ』の作家W・バロウズは、なぜ妻ジョーンを射殺したのか。事件の伏線は7年前のもう一つの殺人事件から始まっていた…。
コートニー・ラブには、狂気が良く似合う。『ラリー・フリント』では悪名高い“ハスラー”の創刊者の妻、『マン・オン・ザ・ムーン』では早すぎた天才コメディアンの妻を演じた。『バスキア』で路上の天才画家の恋人を演じたのもたしか彼女。本作のバロウズの妻ジョーン役は、そんな彼女の独壇場である。狂気をさらけ出し、他人をも狂わせる…ジョーンはそんな女だ。
“ウィリアム・テルごっこ”をしていて夫に射殺された彼女は、夫の同性愛に終生苦しめられた。だが事件後作家となり、死ぬまで罪の意識と孤独にさいなまれたのはバロウズだ。生きている間は無視され続けたジョーンは、これ以上ない形で自分の存在と愛をバロウズに焼き付けたのである。
事件を起こしたのははたしてバロウズなのか?その真実を見極めてみたい。
【ドラマ】 2000 アメリカ 93分
6月23日よりユーロスペースにて公開
監督:ゲイリー・ウォルコウ
出演:コートニー・ラヴ、ノーマン・リーダス、キーファー・サザーランドほか
配給:M3エンタテインメント
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