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驚愕の映画『メメント』クリストファー・ノーラン監督来日
全米公開時、わずか11だった上映館を封切から10週目にして531館にまで拡大させてしまった驚異の話題作『メメント』。ある悲劇的な体験をきっかけに記憶障害を負った男の苦悩を大胆かつ複雑な構成で描き出し、「何度も繰り返し見たくなる映画」と大絶賛されている。この注目作の生みの親、クリストファー・ノーラン監督が作品の日本公開に先立ち初来日した。
7月10日に行われた記者会見の席で監督は、「この物語は弟が学生時代に書いた短編をもとにしたもの」とストーリーの誕生秘話を披露。ウォシャウスキー兄弟、コーエン兄弟さながらの兄弟コラボレーションの感想を「有意義だった。また、ぜひやりたい」と話した。彼の才能は本作の全米ヒットにより広く認められることとなったが、オスカー監督、スティーブン・ソダーバーグも彼の鋭い感性を大絶賛する人物のひとり。すでにノーラン監督の新作『インソムニア』に製作者として参加している。『メメント』は今秋公開予定。
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