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01:おすすめロードショー
『いつまでも二人で』
イギリスの俊英監督による、おしゃれなラブ・コメディ
『世にも奇妙な物語 映画の特別編』
TVでは実現不可能だった4つの不思議な物語
○さらにチェック！
『スペース・カウボーイ』、『グリーン・デスティニー』 ほか
02:新作先取り情報
『ギター弾きの恋』
ウディ・アレンが贈る、ジャズ・ギタリストのラブ・ストーリー
『ぼくの国、パパの国』
世代や宗教のギャップに悩む、英国の家族を描いたほのぼの物語 ほか
03:シネマニュース
『6d』主演のアーノルド・シュワルツェネッガー来日記者会見をサイト上で放送
アジア産の注目作を一堂に集めた映画祭「TOKYO FILMeX」が開催 ほか
04:ＰＩＣＫ ＵＰ ＭＯＶＩＥ
『ミュージック・フロム・アナザー・ルーム』
公開作が相次ぐジュード・ロウが、ひと味違ったキュートな魅力を披露
05:興行成績ベストテン
『ナッティ・プロフェッサー2 クランプ家の面々』ほか3作が初登場
06:ＢＡＣＫ ＴＯ ＴＨＥ ＭＯＶＩＥ
先頃離婚したデミ・ムーアとブルース・ウィリスの初共演作『愛を殺さないで』
07:おすすめＶＩＤＥＯ
『ザ・ハリケーン』
天才ボクサーをめぐる実話をデンゼル・ワシントンが熱演
○さらにチェック！
○新着ＤＶＤ情報
○Ｗｅｅｋｌｙレンタルビデオランキング
08:今週の美女
メラニー・グリフィス
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01:おすすめロードショー
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【 今週末のオススメ封切り作品をセレクト！ 】
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『いつまでも二人で』 イギリスの俊英監督が贈る、おしゃれなラブ・コメディ
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11月3日より銀座テアトルシネマほかにて公開 1999年/イギリス＝アメリカ/1時間30
分 ◆監督：マイケル・ウィンターボトム ◆脚本：ジョン・フォート ◆出演：ク
リストファー・エクルストン、デヴラ・カーワン、イヴァン・アタル、ジュリー・グ
レアム、アラン・アームストロング ◆配給：アスミック・エース
先頃『ひかりのまち』が公開されたばかりのマイケル・ウィンターボトムが、持ち
前の臨機応変ぶりを発揮して完成させた優雅なラブ・コメディ。いくら懸命に努力し
ても、なかなか子供ができない結婚5年目の夫婦。2人の前に、妻のかつての文通相手
が突然姿を現す。恋人にフラれたばかりのフランス人の彼は、傷心の旅をイギリスで
過ごそうとやってきたのだが……。神経質なのに自分にはだらしない夫と、どこか母
性本能をくすぐる文通相手。揺れる女心を、奇をてらうことなく正攻法のアプローチ
で切り取りながら、最後には鮮やかな幕切れを用意する粋な1本。ソリッドな英国人
クリストファー・エクルストンとソフトな仏人イヴァン・アタルという、異なる個性
を持った男優の共演を見事なアンサンブルに導いた、ウィンターボトムの手腕にうな
らせられる。
□OFFICIAL SITE
http://www.asmik-ace.com/WithOrWithoutYou/
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『世にも奇妙な物語 映画の特別編』 TVでは実現不可能だった4つの不思議な物語
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11月3日より有楽町・日劇東宝ほかにて公開 2000年/日本/2時間10分 ◆監督：落合
正幸、鈴木雅之、星護、小椋久雄 ◆脚本：鈴木勝秀、君塚良一、中村樹基、相沢友
子 ◆出演：矢田亜希子、中井貴一、武田真治、稲森いずみ ◆配給：東宝
フジテレビで定期的に放映されているオムニバス・シリーズ「世にも奇妙な物語」
の映画版。4つのショート・ストーリーを、TVシリーズでキャリアを築いてきた名
ディレクターたちがそれぞれ料理している。怪談風ホラー『雪山』、時代劇コメディ
『携帯忠臣蔵』、心理サスペンス『チェス』、SFラブ・ストーリー『結婚シュミレー
ター』と、各話のテイストは異なるが、いずれも“想像”がキーポイントとなってお
り、まるでコース料理のような一体感と連続性が味わえる。中でもおすすめの一品
は、『携帯忠臣蔵』。大石蔵之助がケータイを拾い、未来の若者と対話し、史実に
のっとって討ち入りを進めていくという型破りな内容だが、特筆すべきは主演の中井
貴一の、まるで別人のようなコメディアンぶり。新境地を開拓した、その破天荒な演
技は一見の価値アリ。
□OFFICIAL SITE
http://www.fujitv.co.jp/kimyo/
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○さらにチェック！ 今週末時点の劇場公開作、５本紹介
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■『スペース・カウボーイ』 11月3日より丸の内ピカデリー1 ほか
前作『トゥルー・クライム』でも円熟の絶好調ぶりを発揮したクリント・イースト
ウッドが、まったく衰えない勢いのまま放った笑えて泣ける痛快エンターテインメン
ト。若き日にロケット搭乗直前までいきながら、チンパンジーに“席”を奪われた4
人の男たち。老人となったいまも宇宙への夢を持ち続ける彼らが、ひょんなことから
スペースシャトルに乗り込むチャンスを得る。トミー・リー・ジョーンズ、ドナル
ド・サザーランド、ジェームズ・ガーナーという豪華共演陣を引き立て、自身はあえ
て抑えに回った監督・主演のイーストウッド。そのイブシ銀の男気も、たっぷり味
わってほしい。
□OFFICIAL SITE
http://spacecowboy-jp.com/
■『グリーン・デスティニー』 11月3日より銀座東劇 ほか
『ウェディング・バンケット』や『アイス・ストーム』などで知られるアン・リー
が、本国中国で撮り上げた時代劇アクション。名剣“グリーン・デスティニー”の使
い手である男が引退を決意した。ところが、この剣が何者かに盗まれ、リーは弟子の
女剣士ユーとともに行方を追う。チョウ・ユンファとミシェル・ヨーというハリウッ
ドでも活躍中の2人を主演に、豪快なシークエンスが連続する。娯楽映画の醍醐味が
満喫できる一級品だ。
□OFFICIAL SITE
http://www.spe.co.jp/movie/greendestiny/
■『カル』 11月4日より渋谷・東急文化会館 ほか
『シュリ』の大ヒット以降、急速に注目が高まる韓国映画界から届いた禁断のサイ
コ・サスペンス。ソウルで発見された3体のバラバラ死体。やがて、すべての被害者
とつき合っていた女性の存在が発覚。刑事は、彼女の過去を浮き彫りにしていく
が……。先の読めない展開や衝撃の結末など、どこか日本映画『キュア』も思わせる
内容。これまで韓国ではタブーとされていた猟奇ものの概念を打ち破った画期的な作
品だ。
□OFFICIAL SITE
http://www.nifty.com/kal/
■『サン・ピエールの生命（いのち）』 11月4日よりシネスイッチ銀座 ほか
『髪結いの亭主』『仕立て屋の恋』で知られる人気監督パトリス・ルコントが見つ
める3人の男女の物語。1849年、カナダのサン・ピエール島にある仏軍駐屯地に赴任
することになった隊長とその妻。やがて2人は、死刑宣告された男を預かることにな
るが……。先頃公開された『溺れゆく女』や『年下のひと』など、このところ“年上
女性”のイメージが強いジュリエット・ビノシュが、しっとりとした大人の女を演じ
ている。
□OFFICIAL SITE
http://www.cqn.co.jp/NEW_MOVIE/SAINT.html
■『スリ』 11月4日より渋谷シネ・アミューズ イースト／ウエスト
『浪人街』以来、久びさの登板となるベテラン黒木和雄監督の新作。酒に溺れおち
ぶれた、かつての名スリの復活劇が、義理の娘やその恋人でスリの弟子である青年、
さらには主人公に禁酒をすすめる中年女性らとの関係から浮かび上がっていく。原田
芳雄がシブさ全開の存在感で、地ベタから這い上がる男の気概を体現。また、注目の
若手、真野きりなの凛々しいたたずまいも、映画に豊かなニュアンスを与えている。
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02:新作先取り情報
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【 公開を待ちわびる新作情報をお届けします 】
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■『ギター弾きの恋』
2001年2月上旬より 恵比寿ガーデンシネマ ほか
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ジャズの第1次黄金時代を迎えた、1930年代のアメリカ・シカゴ。ジプシージャズ
の天才ギタリストであるエメット・レイは、自堕落な毎日を送っていた。そんな彼が
献身的な愛を捧げる口のきけない女性ハッティと出会い愛し合う。しかし気まぐれな
レイは衝動的にほかの女性と結婚。やがて破局を迎える彼は、本当に大切なものが何
かに気付くのだが……。ウディ・アレン監督が贈る珠玉の恋愛物語。
≪プロモーターからひと言≫
世界で2番目を自称するジプシージャズ・ギタリストの、不器用で切ない極上のラ
ブ・ストーリー。ウディ・アレンが長年の夢だった本物のジャズ映画を作り上げた。
主演のショーン・ペンとサマンサ・モートンがアカデミー賞でWノミネートされた話
題作を、お楽しみに。 （ギャガ・コミュニケーションズ、宣伝担当／野口啓）
□OFFICIAL SITE（英語）
http://www.spe.sony.com/classics/sweetandlowdown/
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■『ぼくの国、パパの国』
2001年1月下旬より 恵比寿ガーデンシネマ
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パキスタン人のジョージとイギリス人、エラの間に生まれた7人の子供たち。親の
心子知らずとはよく言ったもので、立派なイスラム教徒として子供たちを育てたいと
思うジョージの考えとは裏腹に……。子供たちが巻き起こすさまざまな騒動を通じて
現代社会で希薄になりつつある家族の絆を思い起こさせる感動作。
≪プロモーターからひと言≫
本国イギリスでの大ヒットを皮切りに、ヨーロッパ、アメリカなど世界各地で大絶
賛されたハートウォーミングな物語。思いきり笑ったあとに心が温かくなって、幼
かった頃の思い出が愛しくなる、そんなとびきりチャーミングな映画です。なぜこの
映画が多数の賞を獲得し、世界中でヒットしているのか、ぜひ確かめてください。
（クレストインターナショナル、宣伝担当／赤木千寿子）
□OFFICIAL SITE
http://www.crest-inter.co.jp/east/
□MOVIE Watchシネマプレビュー
http://www.watch.impress.co.jp/movie/preview/pre_index_m.htm
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■『リトル・ダンサー』
12月下旬より シネスイッチ銀座
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両親の反対をよそにダンサーへの夢を追う少年、ビリー。夢を追い続ける彼の姿は
周囲の心を動かし、やがて、まばゆいスポットライトをビリーが一身に浴びる日
が……。夢は叶えるもの。バレエという世界を通じてこんな言葉を思い出させるこの
映画を見れば、アナタも夢を諦めることができなくなるはずです。
≪プロモーターからひと言≫
涙と笑いと感動で、イギリス映画史上最大のヒットとなった作品。主人公ビリー役
には2,000人を超えるオーディションから、13歳のジェイミー・ベルが選ばれ、世界
初公開となったカンヌ国際映画祭の上映後“無名の少年が一夜にしてスターに！”と
絶賛された。イギリス本国に続き全米でも公開され、これまた大ヒット!! 今、全世
界が注目している最高の1本です。 （日本ヘラルド映画、宣伝担当／松尾亘）
□OFFICIAL SITE
http://www.herald.co.jp/movies/little-dancer/
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03:シネマニュース
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★『6d』主演のアーノルド・シュワルツェネッガー来日記者会見をサイト上で放送
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第13回東京国際映画祭のオープニング作品として公開された『6d』。この超大作の
プロモーションを兼ねて来日していた主演のアーノルド・シュワルツェネッガーとロ
ジャー・スポティスウッド監督が、東京・新宿パークハイアットホテルにて10月27日
に記者会見を行った。しかもこの会見の模様は、特別サイト「6dTV」において、イン
ターネットで生中継されたのだ。日本初の試みとなったこの放送を見逃した人に朗
報。同サイトにて、この会見をオンデマンドで再放送することが決定した。スタート
は11月3日の予定。さらに、11月24日の23時15分より『6d』特別番組を生放送する。
内容はまだ未定だが、決定され次第サイト上で告知されるので、こちらも要
チェック。
□「6dTV」OFFICIAL SITE
http://www.eigafan.com/6d/6dtv/6dtv.html
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★アジア産の注目作を一堂に集めた映画祭「TOKYO FILMeX」が開催
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アジアから世界へ、未来を見据えた国際映画祭ということでスタートする映画祭
「TOKYO FILMeX」。12月16～24日まで、東京のル・テアトル銀座などで行われる。約
25作品が上映され、プログラムはアジアの新進作家の映画を紹介するコンペティショ
ン、特別招待作品、インド映画界に多大な影響をもらたしたソフラブ・シャヒド・サ
レス監督の特集など盛りだくさんの内容だ。日本からはコンペティション部門に唯
一、篠崎誠監督の『忘れられぬ人々』が出品される予定。詳細は下記サイトまで。
□「TOKYO FILMeX」OFFICIAL SITE
http://www.filmex.net/
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★「第2回伊万里・黒澤映画祭」の開催迫る
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今年で2回目となる「伊万里・黒澤映画祭」が11月17～19日の3日間、佐賀・伊万里
市で行われる。この映画祭は巨匠黒澤明監督が伊万里市民に委ねた「伊万里に記念館
を」という思いを活かし、“伊万里まちづくり実行委員会”と市民が一体となって発
足させたもの。今年は映画を通して、伊万里の新しい文化を創造しようと、「作・
創・造（つくる）」がテーマ。期間中は『生きる』『椿三十浪』『どん底』といった
名作のほか、監督が他界してから、黒澤映画を支えたスタッフが集結して作り上げた
『雨あがる』も上映。さらに、宮崎美子や田中邦衛など黒澤映画にゆかりの深い俳優
のトークショーなども行われる。同映画祭の詳細は、「伊万里まちづくり実行委員会
事務局：伊万里市女性・文化政策室」（電話：0955-23-2111）まで。
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★新世紀を飾る鈴木清順監督3部作のリバイバル上映
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デビュー以来、約半世紀にわたり国内外で高い支持を得ている鈴木清順監督。彼が
80年代以降に製作した3作品が、2001年新春に上映される。「DEEP SEIJUN」と題した
この特別上映では、藤田敏八主演の『ツィゴイネルワイゼン』、松田優作主演の『陽
炎座』、沢田研二主演の『夢二』の大正浪漫三部作を、シネセゾン渋谷にてロード
ショー。これらはすべて往時の色彩を完全に再現したニュープリントで公開される。
また、鈴木監督が50～70年代の日活時代に撮った20作品も、2001年3月にテアトル新
宿にて公開予定。
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★世を去った名優たち（10月27日～11月2日）
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この1週間で多くの名優が他界した。10月28日には『禁じられた遊び』（51年）で
ミシェル少年を演じたジョルジュ・プージュリーががんで死去（享年60歳）。30～40
年代に40本以上の西部劇映画など出演し、ヒロインとして活躍した米女優のミュリエ
ル・エバンスが、10月29日に同じくがんで亡くなった（享年90歳）。また、シャロ
ン・ストーン主演の『カジノ』（95年）に出演した、名コメディアンでジャズピアニ
ストでもあったスティーブ・アレンが、心臓発作で10月30日にこの世を去った（享年
78歳）。謹んでご冥福をお祈りいたします。
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04:ＰＩＣＫ ＵＰ ＭＯＶＩＥ
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【 劇場公開中の作品レビューをお届けします 】
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『ミュージック・フロム・アナザー・ルーム』
公開作が相次ぐジュード・ロウが、他作とはひと味違ったキュートな魅力を披露
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アカデミー賞助演男優賞にノミネートされた『リプリー』やデビッド・クローネン
バーグ監督の『イグジステンズ』、『ファイナル・カット』、そして11月18日から公
開される『クロコダイルの涙』など、今年は続々と出演作が日本公開されている
ジュード・ロウ。現代英国映画界きっての美形男優として、映画業界内では数年前か
ら“日本ではいつブレイクするか？”と注目を集めていたが、ようやく世紀の節目に
そのタイミングを迎えたようだ。本作は、彼のフィルモグラフィ中でも異色の1本。
『オスカー・ワイルド』『ガタカ』『真夜中のサバナ』など、彼の持ち味としてこれ
まで認知されていたひんやりとした空気感ではなく、できたてのワタアメのようなふ
んわりあったかなキャラクターが漂っているのだ。5歳のときに生まれたばかりの女
の子に“大きくなったら結婚しよう”と誓った主人公が、青年に成長してからもすで
に婚約者のいる“運命の相手”に熱烈なアプローチを続ける……。ストーカーと思わ
れてもおかしくない設定ながら、ロウの演技は限りなく三枚目に接近しており、爽や
かでキュートなラブ・コメディとして素直に楽しめる。ジュード・ロウとの遭遇未体
験の方にもオススメだ。 （相田冬二）
□OFFICIAL SITE
http://www.musicfromanotherroom.com/
◆渋谷シネパレスほかにて公開中
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05:興行成績ベストテン
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今週は、1位の『太陽の法 エル・カンターレへの道』をはじめ、5位の『ナッティ・
プロフェッサー2 クランプ家の面々』、9位の『薔薇の眠り』と3作が初登場。さら
に、『五条霊戦記//GOJOE』が先週の12位から8位に再浮上しており、順位の変動が激
しいランキングとなった。
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今週 先週 タイトル 上映週
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1 初（―）太陽の法 エル・カンターレへの道 （ 1週）
2 ↓（ 1）インビジブル （ 3週）
3 ↓（ 2）X－メン （ 4週）
4 ↑（ 5）キッド （ 6週）
5 初（―）ナッティ・プロフェッサー2 クランプ家の面々 （ 1週）
6 ↓（ 3）オータム・イン・ニューヨーク （ 6週）
7 ↓（ 4）バトルフィールド・アース （ 2週）
8 ↑（12）五条霊戦記//GOJOE （ 4週）
9 初（―）薔薇の眠り （ 1週）
10 ↓（ 7）マルコヴィッチの穴 （ 6週）
興行通信社調べ2000/10/28～2000/11/1（銀座・新宿・渋谷3地区代表館集計）
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06:ＢＡＣＫ ＴＯ ＴＨＥ ＭＯＶＩＥ
『薔薇の眠り』（丸の内ピカデリー2ほかにて公開中）
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“先頃離婚したデミ・ムーアとブルース・ウィリスの初共演作『愛を殺さないで』”
新作『薔薇の眠り』では、“生まれ変わり”でラブ・アバンチュールを謳歌するヒ
ロインを優雅に演じているデミ・ムーア。夫ブルース・ウィリスとの別居は3年前か
ら伝えられていたが、先頃正式に離婚が発表された。デミが臨月ヌードを披露するな
ど、新婚当時はアツアツだった2人。時の流れを実感するしかないが、1991年に夫婦
共演を実現させた『愛を殺さないで』を見直すと感慨はいっそう深まるに違いない。
同作は映像派アラン・ルドルフ監督による心理サスペンスで、美容室を共同経営する
2人の女性が主人公。共演はグレン・ヘッドリーで、その夫役を演じるのがブルー
ス・ウィリス。この夫がどうしようもないダメダメ男で、彼の死が女たちの友情を引
き裂いていく過程を丹念に綴っていく。ブルースの出演場面は決して多くないが、そ
の“ぐうたら”に徹した悪役ぶりは鮮烈。デミ・ムーアは主演とともに製作も兼ねて
いるが、夫にこのような役を演じさせ、観客にインパクトを与えるシビアなプロ
デューサーでもあったのだ。ウィリスは11月3日より公開される新作『ブレック
ファースト・オブ・チャンピオンズ』でルドルフと再会、自身が製作も兼ねてまたし
てもダメダメ男の転落を演じている。彼の傷心ぶりが伝わる……というのは深読みの
しすぎか？ （相田冬二）
【VIDEO】
『愛を殺さないで』（1991年/アメリカ/1時間42分/ソニー・ピクチャーズ エンタテ
インメント：3,800円）
□OFFICIAL SITE
http://www.shochiku.co.jp/bara/
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07:おすすめＶＩＤＥＯ
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【 今週発売されるＶＩＤＥＯ＆ＤＶＤの情報をチェック 】
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『ザ・ハリケーン』 天才ボクサーをめぐる実話をデンゼル・ワシントンが熱演
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【データ】
1999年/アメリカ/2時間25分（11/9レンタル開始：東宝）
監督：ノーマン・ジュイソン 出演：デンゼル・ワシントン、ジョン・ハンナ
カラー/ステレオ/字幕/吹替
1963年、ウェルター級の世界チャンピオンに輝いた黒人天才ボクサー、ルービン
“ハリケーン”カーター。しかし、3年後には偏見に満ちた裁判で終身刑を宣告され
てしまう。獄中で無罪を主張する彼は自伝を執筆。偶然その本を手にした少年レズラ
は、カーターの生き方に感動し、そして彼の無罪を信じるようになる。やがてレズラ
は、保護者などとともにカーターの無実を証明するために、再審要求の運動を始める
が……。デンゼル・ワシントンが原作を読んで以来、映画化を熱望したという、実話
をもとにした感動作。
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○さらにチェック！
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■『TATARI タタリ』1999年/アメリカ/1時間32分（11/8発売：ソニー・ピクチャー
ズ エンタテインメント）
呪われた屋敷で一晩過ごせば100万ドルの報酬がもらえる、という招待状に目がく
らんだ5人の男女が屋敷に集い、次々と怪現象に見まわれていく……。全米初登場で
1位を記録した、最新のホラー・ムービーだ。
監督：ウィリアム・マローン 出演：ジェフリー・ラッシュ、ファムケ・ヤンセン
カラー/ステレオ/字幕/吹替（税抜16,000円）
■『クール・ドライ・プレイス』1999年/アメリカ/1時間38分（11/3発売：フォック
ス ホーム エンターテイメント）
妻に逃げられた弁護士が、息子とともに都会から田舎町へと引っ越して来るが、そ
こへ逃げた妻が息子を引き取りに来たことから……。父と息子の絆を描いた、ハート
ウォーミングな物語。
監督：ジョン・N・スミス 出演：ヴィンス・ヴォーン、モニカ・ポッター
カラー/ステレオ/字幕/吹替（税抜17,000円）
■『さくや 妖怪伝』2000年/日本/1時間30分（11/10レンタル開始：ワーナー ホーム
ビデオ）
魔界から出現する妖怪を退治するために作られた、妖刀を受け継いだ少女の闘いを
描いたアドベンチャー・ホラー。“平成ガメラ”シリーズの原口智生監督と樋口真嗣
特撮監督のコンビが贈る、リアルな妖怪ワールドは必見。
監督：原口智生 出演：安藤希、嶋田久作、逆木圭一郎、黒田勇樹、松坂慶子
カラー/ステレオ
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○新着ＤＶＤ情報
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■『プライベート・ライアン スペシャル・リミテッド・エディション』
1998年/アメリカ/2時間49分（11/10発売：CIC・ビクタービデオ）
第二次世界大戦を題材に、リアルな戦闘描写で話題を集めたスピルバーグ監督の最
新作。特典映像は、スタッフ＆キャストのインタビューを交えた約25分のメイキング
や予告編、スタッフ＆キャストのバイオグラフィなど盛りだくさんだ。
監督：スティーヴン・スピルバーグ 出演：トム・ハンクス、トム・サイズモア
カラー/ステレオ/字幕/吹替（税抜4,700円）
■『スカーフェイス コレクターズ・エディション』1983年/アメリカ/2時間50分
（11/8発売：ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント）
アメリカの暗黒街で成り上がろうとする、キューバ人ギャングの死闘を描いたバイ
オレンス・ムービー。特典映像として、約55分のメイキングと,NGシーンを収録。
監督：ブライアン・デ・パルマ 出演：アル・パチーノ、ミシェル・ファイファー
カラー/ステレオ/字幕/吹替（税抜3,800円）
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○ Ｗｅｅｋｌｙレンタルビデオランキング 10月22日～10月28日
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◆◆◆◆◆◆◆ カルチュア・コンビニエンス・クラブ TSUTAYA提供 ◆◆◆◆◆◆◆
レンタルビデオ全国総合ランキング（字幕＋吹替え版）
♪♪♪レンタル前に要チェック！♪♪♪ 【TSUTAYA調べ】
10月27日のレンタル開始なので、今号の集計期間はわずか2日間にも関わらず『アメ
リカン・ビューティー』が初登場で5位にランクイン。さすが、アカデミー賞で5部門
を受賞した話題作だ。1位、2位は先週と変わらないが、『シックス・センス』が再び
3位にランクアップしている。また、10位の『ディープ・ブルー』は3週ぶりにベスト
テン内に復帰。
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今週 先週 タイトル 発売元
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1 →（ 1）ザ・ビーチ フォックス ホーム エンターテイメント
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2 →（ 2）スリー・キングス ワーナー ホーム ビデオ
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3 ↑（ 4）シックス・センス ポニーキャニオン
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4 ↓（ 3）マーシャル・ロー フォックス ホーム エンターテイメント
----------------------------------------------------------------------------
5 初（―）アメリカン・ビューティー CIC・ビクタービデオ
----------------------------------------------------------------------------
6 ↓（ 5）アンドリューNDR114 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
----------------------------------------------------------------------------
7 →（ 7）シュリ アミューズソフト販売
----------------------------------------------------------------------------
8 →（ 8）エンド・オブ・デイズ 東宝
----------------------------------------------------------------------------
9 ↓（ 6）名探偵コナン 瞳の中の暗殺者 東宝
----------------------------------------------------------------------------
10 ↑（11）ディープ・ブルー ワーナー ホーム ビデオ
----------------------------------------------------------------------------
＊このランキングは全国の「TSUTAYA」のデータにより集計されています。
□TSUTAYAのホームページ http://www.tsutaya.co.jp/
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08:今週の美女
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◆メラニー・グリフィス◆Melanie Griffith [1957.8.9.生まれ]
どちらかというとぽっちゃり型の彼女は、その愛くるしい表情で、存在感のある美
人役をさらりとこなす演技派女優。40歳を越えてなお、衰えないボディラインと若さ
あふれる笑顔は、脇役で出演する作品のときでさえ、観る側を魅了する。独特な魅力
を醸し出しているだけに、夫でもある人気俳優アントニオ・バンデラスが虜になるの
も、男性には納得できるはず。
▽最新作情報
『ザ・ディレクター [市民ケーン]の真実』1999
監督:ベンジャミン・ロス 出演:リーヴ・シュレイバー
□OFFICIAL SITE
http://www.cinemacafe.net/theater/gtc/director.html
▽おすすめな出演作品
『アナザー・デイ・イン・パラダイス』1998
監督:ラリー・クラーク 出演:ヴィンセント・カーシーザー
『疑惑の幻影』1997
監督:ランダル・クレイザー 出演:トム・ベレンジャー
『ロリータ』1997
監督:エイドリアン・ライン 出演:ジェレミー・アイアンズ
『狼たちの街』1996
監督:リー・タマリホ 出演:ニック・ノルティ
『あなたに逢いたくて』1995
監督:フェルナンド・トルエバ 出演:アントニオ・バンデラス
『Dearフレンズ』1995
監督:レスリー・リンカ・グラッター 出演:デミ・ムーア
『ミルク・マネー』1994
監督:リチャード・ベンジャミン 出演:エド・ハリス
『ノーバディーズ・フール』1994
監督:ロバート・ベントン 出演:ポール・ニューマン
『ボーン・イエスタデイ』1993
監督:ルイス・マンドーキ 出演:ドン・ジョンソン
『嵐の中で輝いて』1992
監督:デヴィッド・セルツァー 出演:マイケル・ダグラス
『刑事エデン 追跡者』1992
監督:シドニー・ルメット 出演:エリック・サール
『愛に翼を』1991
監督:メアリー・アグネス・ドナヒュー 出演:ドン・ジョンソン
『虚栄のかがり火』1990
監督:ブライアン・デ・パルマ 出演:トム・ハンクス
『ミラグロ 奇跡の地』1988
監督:ロバート・レッドフォード 出演:ルーベン・ブレイズ
『ワーキング・ガール』1988
監督:マイク・ニコルズ 出演:ハリソン・フォード
『ボディ・ダブル』1984
監督:ブライアン・デ・パルマ 出演:クレイグ・ワッスン
『パーキング・ボーイズ』1980
監督:ロバート・バトラー 出演:ダーク・ベネディクト
『ナイトムーブス』1975
監督:アーサー・ペン 出演:ジーン・ハックマン
『新・動く標的』1975
監督:スチュアート・ローゼンバーグ 出演:ポール・ニューマン
★ ＭＯＶＩＥ Ｗａｔｃｈプレゼント情報
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★『SLC PUNK!!!』『倦怠』『花を摘む少女と虫を殺す少女』の
3作品の劇場招待券などを、合計40名の方にプレゼント！
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【１】『SLC PUNK!!!』
11月18日より、東京・BOX東中野にて公開される『SLC PUNK!!!』（監督/ジェーム
ズ・メレンディノ、出演/マシュー・リラード、マイケル・グールジャン ほか）の
劇場招待券を5組10名に、プレスシートとチラシのセットを10名の方にプレゼントい
たします。※「MOVIE Watch」のホームページで試写会ご招待の告知をしましたが、
好評につき、配給会社のご厚意により再度プレゼントを提供していただきました。
＜応募方法＞
【１】の作品をご希望の方は、「『SLC PUNK!!!』劇場招待券希望」または
「『SLC PUNK!!!』プレスシート希望」と明記して、送付先住所（郵便番号）、氏
名、年齢、職業、電話番号、「MOVIE Watch」を読んだ意見・感想をお書き添えのう
え、下記メールアドレスでご応募ください（発表はプレゼントの発送をもってかえさ
せていただきます）。
■応募先メールアドレス
movie-watch-present@impress.co.jp
■締め切りは11月10日（金）
□OFFICIAL SITE
http://www.slowlearner.co.jp/movies/slc/
【２】『倦怠』
渋谷シアターイメージフォーラムにて現在公開中の『倦怠』（監督/セドリック・
カーン、出演/シャルル・ベルリング、ソフィー・ギルマン ほか）の劇場招待券を
女性限定で5組10名の方にプレゼントいたします。締め切りは11月10日（金）。
詳細はMOVIE Watchの下記ページへ
http://www.watch.impress.co.jp/movie/release/2000/1102_p.htm
【３】『花を摘む少女と虫を殺す少女』
11月11日より、中野武蔵野ホールにて公開される『花を摘む少女と虫を殺す少女』
（監督/矢崎仁司、出演/ニコル・マルレーネ、川越美和 ほか）の劇場招待券を5組
10名の方にプレゼントいたします。締め切りは11月8日（水）。
詳細はMOVIE Watchの下記ページへ
http://www.watch.impress.co.jp/movie/release/2000/1030_p.htm
▼配信先の変更 ──────────────────────────────
下記URLよりメールアドレスを入力し、案内にしたがい変更をしてください。
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▼購読中止 ────────────────────────────────
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