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01:おすすめロードショー
  『クレイドル・ウィル・ロック』
   若き日のオーソン・ウェルズを、ティム・ロビンスが映像化
  『五条霊戦記//GOJOE』
   弁慶と牛若丸の決闘を現代感覚で描いたアクション時代劇
  ○さらにチェック!
  『X-メン』、『ダンサー』 ほか

02:新作先取り情報
  『ダンサー・イン・ザ・ダーク』
   音楽ファンも必見、カンヌで主演女優賞を受賞したビョーク主演の感動作。
  『ホワット・ライズ・ビニーズ』
   H・フォード、M・ファイファーの共演で贈るサスペンス・ムービー ほか

03:シネマニュース
  『愛ここにありて』主演のリリー・ソビエスキーが来日
  13回忌を迎え、ホームページ&DVDで蘇える松田優作 ほか

04:PICK UP MOVIE
  『キャスティング・ディレクター』
   米国を代表する演技派達の名演に酔いしれる

05:興行成績ベストテン
  『マルコヴィッチの穴』が2週目にして首位を獲得

06:BACK TO THE MOVIE
  『台風クラブ』から始まった、工藤夕貴の映画女優人生

07:おすすめVIDEO
  『スリー・キングス』
   湾岸戦争を題材にした、異色の戦争アクション・ムービー
  ○さらにチェック!
  ○新着DVD情報
  ○Weeklyレンタルビデオランキング

08:今週の美女
  ファムケ・ヤンセン

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01:おすすめロードショー
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        【 今週末のオススメ封切り作品をセレクト! 】
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『クレイドル・ウィル・ロック』 若き日のO・ウェルズを、T・ロビンスが映像化
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10月7日より恵比寿ガーデンシネマほかにて公開 1999年/アメリカ/2時間14分 ◆監
督・脚本:ティム・ロビンス ◆出演:ハンク・アザリア、ルーベン・ブラデス、
ジョーン・キューザック、ジョン・キューザック、ケアリー・エルウィズ ◆配給:
アスミック・エース

 自身が主演した『ボブ・ロバーツ』、妻スーザン・サランドンとショーン・ペンを
共演させた『デッドマン・ウォーキング』と、映画監督としても順調なキャリアを積
み重ねている俳優ティム・ロビンスの監督第3作。映画史に輝く巨人オーソン・ウェ
ルズの若き日の実話を映画化したもので、国家権力に立ち向かう演劇人の気概がビシ
ビシ伝わってくる作品だ。舞台は1930年代、大恐慌最中のニューヨーク。22歳のウェ
ルズが、反米的な内容を持ったミュージカル「ゆりかごは揺れる」を上演するべく、
思想的理由から圧力をかけてきた政府と闘う様が描かれる。ロビンス自身、前衛演劇
グループ“アクターズ・ギャング”を主宰しているだけに演劇シーンは見応えあり。

□OFFICIAL SITE
 http://www.asmik-ace.com/CradleWillRock/
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『五条霊戦記//GOJOE』 弁慶と牛若丸の決闘を現代感覚で描いたアクション時代劇
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10月7日より有楽町・日劇東宝ほかにて公開 2000年/日本/2時間17分 ◆監督:石井
聰亙 ◆脚本:中島吾郎、石井聰亙 ◆出演:隆大介、浅野忠信、永瀬正敏、岸部一
徳、國村隼、船木誠勝、勅使川原三郎 ◆配給:東宝

 異才、石井聰亙が10年間温めていた企画がついに実現。平安末期、京都・五条大橋
で繰り広げられたという“弁慶 vs 牛若丸”の決闘を、現代感覚あふれる語り口で見
事に捉え直している。源氏が倒れ、平家が支配する京の都で夜な夜な武士が惨殺され
ていた。人々は“鬼の仕業”と噂をするが、仏門からドロップアウトした坊主、弁慶
は、犯人は源義経とにらみ、彼の怒りを静めるために、身を挺して立ち向かってい
く……。弁慶役の隆大介も、義経役の浅野忠信も力演しており、見応え十分。それ以
上に永瀬正敏扮する刀鍛冶が2人を決闘に誘うという設定が意味シンで、単なる娯楽
アクションの枠を超えた神秘性が全編に漂っている。

□OFFICIAL SITE
 http://www.go-joe.net/
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○さらにチェック! 今週末時点の劇場公開作、5本紹介
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■『X-メン』 10月7日より有楽町・日本劇場 ほか
 1963年から刊行され、現在までに4億冊以上が売れているという超ロングセラーの
同名アメリカンコミックを、漫画のテイストを重視したノリで映画化。特殊能力を持
つミュータント軍団が悪と戦う痛快な内容で、SFX的な見どころのほかに、マイノリ
ティ問題を扱ったドラマ部分にも深みが感じられる。『ユージュアル・サスペクツ』
のブライアン・シンガーならではのバランス感覚が冴えたエンターテインメント。
□OFFICIAL SITE
 http://www.foxjapan.com/movies/x-men/

■『ダンサー』 10月7日より丸の内ピカデリー2 ほか
 リュック・ベッソンが製作と脚本を手がけたシンプルな味わいの青春サクセス・ス
トーリー。口はきけないが、ダンスには驚異的な才能を発揮する女性インディア。彼
女は、兄をマネージャー代わりに、ブロードウェイの舞台オーディションを受ける
が、言葉を話せないという理由で落選。そんな彼女に、ひとりの科学者が協力を申し
出る。後半突然、SF的な要素が入り込んでくるあたりがベッソン風だ。
□OFFICIAL SITE
 http://www.dancer-jp.com/

■『パパってなに?』 10月7日より新宿・シネマスクエアとうきゅう
 ロシアの名匠グリゴリー・チュフライの息子パーヴェル・チュフライ監督による、
シリアスな成長ドラマ。物心つく前に父親が戦死したため、“パパ”を知らなかった
少年。ところが母親がある軍人と恋におち、3人で暮らすことになったため、次第に
父性に触れることになっていく。母性に比べ、いまひとつハッキリしない父性のあり
ようを、丹念に見つめた佳作。
□OFFICIAL SITE (英語)
 http://www.ntvprofit.ru/eng_films/thief_eng.phtml

■『東京ゴミ女』 10月7日よりシネマ下北沢
 先頃、大杉漣主演の『不貞の季節』を発表した廣木隆一監督が、全編デジタルビデ
オ撮影で完成させた不思議な味わいの青春映画。同じマンションに住む男性(鈴木真
一)に憧れるヒロインの中村麻美が、彼のゴミをあさるという行為に夢中になってい
く……。一見奇異にうつる行動の底に潜む、かけがえのない気持ちと普遍性がビデオ
映像ならではの画面ににじみ、豊かな余韻を約束する。
□OFFICIAL SITE
 http://www.jrss.co.jp/cinerocket/lovecinema/6saku/gomi.html

■『カラフル』 10月7日よりシネ・リーブル池袋
 児童文学作家、森絵都の同名小説を、『黒い家』の森田芳光による脚色、『コキー
ユ・貝殻』の中原俊の監督により映画化。地獄に送られる直前だったある“魂”が、
天使にチャンスを与えられた。自殺を図った少年の肉体に宿った“魂”は、思春期特
有の悩める毎日を体験することになる……。ファンタスティックな設定を借りた、正
攻法の少年ドラマ。
□OFFICIAL SITE
 http://www.dms.co.jp/colorful/

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02:新作先取り情報
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       【 公開を待ちわびる新作情報をお届けします 】
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■『ダンサー・イン・ザ・ダーク』
12月23日から 丸の内プラゼール ほか
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 チェコからアメリカへ移住してきた主人公セルマ(ビョーク)は、ひとり息子を育
てながら工場で働く毎日。そんな彼女と息子はともに病のため視力を失いつつあっ
た。息子にだけは手術をさせてあげたいと思うのだが、ある日、大事な手術代が盗ま
れてしまう……。ヨーロッパで高い評価を受けるデンマークの鬼才ラース・フォン・
トリアー監督による、母の無償の愛と生命の強さを綴った感動大作。
≪プロモーターからひと言≫
 本年度カンヌ国際映画祭パルムドール(グランプリ)&主演女優賞のダブル受賞の
栄冠に輝いた話題作です。主人公のセルマを演じたミュージシャンのビョークによる
迫真の演技に、あなたもきっと感動のあまり涙せずにはいられないでしょう。とにか
く、思いっきり心から泣いてください!      (松竹、宣伝担当/芦谷英樹)
□OFFICIAL SITE
 http://www.dancerinthedark.net/
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■『ホワット・ライズ・ビニース』
12月中旬 有楽町・日本劇場 ほか
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 科学者の夫と幸せな日々を送るクレア。しかし、大きなトランクを運び出す隣家の
ご主人の姿を目にした日から、家の中で次々と奇妙な現象は始まった。独りでに開く
ドア、バスタブに写る女の顔……。隣家の妻が姿を消したのは偶然なのか? 『フォ
レストガンプ/一期一会』でアカデミー賞を受賞したロバート・ゼメキス監督最新
作。多用される鏡が効果的に見る者の恐怖心をあおる。
≪プロモーターからひと言≫
 ハリソン・フォード、ミシェル・ファイファー、そしてロバート・ゼメキス監督の
初顔合わせが実現した話題作。夫と娘に囲まれて幸せに暮らしてきた主婦が、ある日
隣人の不可解な行動を目撃してから身近で霊的現象が起こり始め、その謎を探ってい
くスーパー・ナチュラル・スリラーです。 (20世紀FOX映画、宣伝担当/木幡貴光)
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■『レッド・プラネット』
12月中旬 渋谷東急 ほか
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 崩壊寸前の地球を後に、各分野のスペシャリストたちは火星へと飛び立った。しか
し、機材に損傷を負ってしまう。慣れない地球外の環境で自我をむき出しにする
人々。このままでは、死ぬしかない……。『イギリスから来た男』で再び脚光を浴び
ているテレンス・スタンプら、脇を固める渋い役者陣にも注目の1作。
≪プロモーターからひと言≫
 人類が生き残るため、“火星地球化計画”が実行された近未来が舞台。CM業界では
国際的な評価を得ているアントニー・ホフマンの映画初監督作品。『マトリックス』
のキャリー=アン・モスと『ヒート』のヴァル・キルマーが出演する本作は、今世紀
を締めくくるSF巨編です!    (ワーナー・ブラザース、宣伝担当/安達里香)
□OFFICIAL SITE
 http://www.redplanetmovie.com/

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03:シネマニュース
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★『愛ここにありて』主演のリリー・ソビエスキーが来日
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 11月から公開が予定されている『愛ここにありて』でガン告知される難しい役どこ
ろを熱演した、リリー・ソビエスキーが初来日。9月25日に東京・内幸町の帝国ホテ
ルで記者会見を行った。『ディープ・インパクト』に出演したことで、たくさんの映
画の出演依頼があった中、この作品を選んだ理由に関しては、「バイオレンス映画が
多かったが、この作品はチャーミングで新鮮だと思った」とのこと。今作のサマンサ
役に関しては、「実は今までで一番楽しい撮影でした。2人の男性に愛される役で楽
しくないはずがないでしょ」と笑みをもらしながらコメントした。画家の父と小説家
の母を持つ彼女は、絵を描いたり、文章を書くこともしたいけど、今後も女優は続け
たいとか。本作は数ヶ月の命と宣告された女性と2人の男性が繰り広げる、決して結
ばれることのない愛を描いた感動のラブストーリーだ。
□OFFICIAL SITE
 http://www.foxjapan.com/movies/hereonearth/
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★13回忌を迎え、ホームページ&DVDで蘇える松田優作
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 故・松田優作の命日、11月6日にファンクラブの協力を得てホームページを開設す
ると、美由紀夫人がTV番組で発表した。同ホームページ内では彼の生前の写真や出演
作品の紹介、イベントの情報などとともに、夫人のメッセージも公開するという。ま
た、10月27日には『蘇える金狼』『野獣死すべし』『探偵物語』を収めた、初回限定
生産の3枚組DVD『松田優作BOX』(13,800円)がリリースされる。このBOXには特典と
して、これまで発表されていない貴重な写真や当時の雑誌の記事などで構成した100
ページの「優作メモリアルブックレット2000」を封入。さらに、各作品のディスクに
は予告編も収録されており、ファンならずとも必携のセットと言える。
□松田優作 OFFICIAL SITE(11月6日開設予定)
 http://www.yusaku-matsuda.com
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★11月より開催される「増村保造レトロスペクティブ」
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 日本映画界の巨匠として、黒澤明や溝口健二らとともに世界的な評価が高い、増村
保造監督にスポットライトを当てるべく開催される「増村保造レトロスペクティ
ブ」。11月4日~2001年1月12日まで、渋谷・ユーロスペースで開催されるこの特別上
映では、『刺青』『妻は告白する』『卍』など、彼が関わった50作品を順次公開す
る。特に、女性の美しさを描写する演出には定評があるだけに、女優・若尾文子とコ
ラボレートした全20作品を一挙に上映するこの機会は見逃せない。“早過ぎたモダニ
スト”増村保造の魅力をたっぷりと堪能しよう。
□増村保造レトロスペクティブ OFFICIAL SITE
 http://www.daiei.tokuma.com/masumura/
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★『BROTHER』公開に先駆けLIVE&プレミア試写会が決定
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 2000年の正月に公開される北野武監督の話題作『BROTHER』。これに先立ち、12月6
日にライブ、12月7日にプレミア試写会が行われる。ライブにはビートたけしバンド
として監督自らが出演。また、映画に出演した真木蔵人、石橋凌(ARB)なども駆け
つける予定だ。会場は東京・中野サンプラザ。チケットは10月21より発売される。お
問い合わせはディスクガレ-ジ(電話:03-5436-9600)まで。
□OFFICIAL SITE
 http://www.office-kitano.co.jp/brother/
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★20世紀最後のハロウィンは映画で盛り上がろう!
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 映画祭やクラブイベントから、フリーマーケット、パレードまで、多彩な企画で盛
り上がる「カワサキ ハロウィン2000」。4回目を迎える今年は、10月27日(金)~29
日(日)に川崎市のチネチッタ通りを中心に開催される。気になる映画イベントは、
28・29日の2日間にわたって開催。28日は「ハロウィン“こんなのアリ?!”映画祭
ジャパニーズ編」と題し、『幻の湖』『緯度0大作戦』『恐怖奇形人間』『マタン
ゴ』という日本映画史に輝く怪作&奇作を、オールナイトで一挙に上映する。しかも
『マタンゴ』以外は、未だにビデオ化されていないマニア感涙の作品だ。そして29日
は、いまやハロウィンの定番ともいえる『ロッキー・ホラー・ショー』の登場。もち
ろん、パフォーマンス&仮装やりたい放題バージョンなので、日頃のストレスを発散
するにも最適。入場料金などの詳細は、下記OFFICIAL SITEを参照のこと。
□「カワサキ ハロウィン2000」OFFICIAL SITE
 http://www.cinecitta.co.jp/halloween/

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04:PICK UP MOVIE
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       【 劇場公開中の作品レビューをお届けします 】
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『キャスティング・ディレクター』 米国を代表する演技派たちの名演に酔いしれる
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 主人公はハリウッド映画界でキャスティングを担当している男。豪邸で気ままに暮
らす彼だが、心の奥ではいつもすさんだ嵐が吹き荒れている。アルコールやドラッグ
なしでは生きていけない男と取り巻き連中の、金はあってもさえない日常、そして思
いがけない悲劇の行方を綴った作品。いわゆるストーリーラインをたどっただけで
は、本作品の魅力は感じ取れないはず。この映画の妙味は、なんといっても(タイト
ル通り)キャスティングにある。チョビヒゲのショーン・ペンを中心に、ブロンド髪
のケビン・スペイシーと、どこまでも情けないチャズ・パルミンテリが、まるで小学
生トリオのようにアーダコーダとおしゃべりを続けている姿は、それだけで映画ファ
ンにはたまらないはず。憔悴しきったペンに、クールなスペイシー、そして憎めない
パルミンテリ。いずれも現代アメリカを代表する演技派だけに、火花を散らすなんて
野暮はしない。“実力者たちの余裕”が凡庸な演出の映画を、かぐわしい美酒に仕上
げている。                           (相田冬二)

□OFFICIAL SITE
 http://www.pldc.co.jp/movie/movie/castingdirector/
□MOVIE Watchシネマプレビュー
 http://www.watch.impress.co.jp/movie/preview/pre_index.htm
◆渋谷シネパレスほかにて公開中

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05:興行成績ベストテン
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奇抜なアイデアで注目を集めている『マルコヴィッチの穴』が2週目にして首位を獲
得。先週1位の『パトリオット』は4位に転落するなど、公開2週目の作品には多少の
変動があった。しかし公開1週作は、『シベリアの理髪師』が圏外の12位に登場した
のが最高と、思ったよりも低調な成績に終わっている。
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今週 先週 タイトル                        上映週
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 1 ↑( 2)マルコヴィッチの穴                    ( 2週)
 2 ↑( 3)キッド                          ( 2週)
 3 ↑( 4)オータム・イン・ニューヨーク               ( 2週)
 4 ↓( 1)パトリオット                       ( 2週)
 5 ↑( 7)ホワイトアウト                      ( 7週)
 6 ↓( 5)長崎ぶらぶら節                      ( 3週)
 7 ↓( 6)U-571                          ( 4週)
 8 →( 8)60セカンズ                        ( 4週)
 9 →( 9)M:I-2                          (13週)
10 →(10)ミュージック・オブ・ハート                ( 4週)

 興行通信社調べ2000/9/30~2000/10/4(銀座・新宿・渋谷3地区代表館集計)

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06:BACK TO THE MOVIE
 『ヘヴンズ・バーニング』
 (渋谷・シネ・アミューズ イースト/ウエストにて公開中)
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“『台風クラブ』から始まった、工藤夕貴の映画女優人生”

 『ヒマラヤ杉に降る雪』『ヘヴンズ・バーニング』と、現在はアメリカを拠点に女
優業を展開している工藤夕貴。彼女が映画デビューを飾ったのは1984年、13歳のとき
だった。『五条霊戦記//GOJOE』の石井聰亙監督による破天荒なホームドラマ『逆噴
射家族』。これ以後、彼女はハズレなしの快進撃を続けていく。相米慎二監督のアバ
ンギャルドかつ深遠な青春映画『台風クラブ』、古き良きプログラムピクチャーの伝
統が甦った泣かせる人情劇『祝辞』、女子高生たちのナチュラルなカンバセーション
が心地よい佳作『本場ぢょしこうマニュアル・初恋微熱篇』、そして永瀬正敏ととも
にジム・ジャームッシュに起用された『ミステリー・トレイン』……。とりわけ1980
年代後半のフィルモグラフィは、驚異的といっていいほど質が保証されていた。あれ
から16年。工藤夕貴の演技の本質的な部分は、何も変化していない。どんな状況、ど
んな役どころを与えられようと、若鮎のごとくピチピチとはね、スイスイと泳ぎき
る。同じ監督と組むことがほとんどない彼女は、日本国内では飽き足らず、ついに渡
米したが、相変わらずどんな“水”にもフィットする天性の映画女優ぶりを発揮して
いる。                             (相田冬二)

【VIDEO】
『逆噴射家族』(1984年/日本/1時間46分/パイオニアLDC:4,500円)
『台風クラブ』(1985年/日本/廃盤)
『祝辞』(1985年/日本/廃盤)
『本場ぢょしこうマニュアル・初恋微熱篇』
(1987年/日本/1時間30分/東映:12,960円)
『ミステリー・トレイン』
(1989年/日本/1時間50分/CIC・ビクタービデオ:3,689円)
『ヒマラヤ杉に降る雪』
(1999年/アメリカ/2時間4分/CIC・ビクタービデオ:16,000円)
□工藤夕貴 OFFICIAL SITE
 http://www.youkikudoh.net/

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07:おすすめVIDEO
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    【 今週発売されるVIDEO&DVDの情報をチェック 】
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『スリー・キングス』 湾岸戦争を題材にした、異色の戦争アクション・ムービー
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【データ】
1999年/アメリカ/1時間55分(10/13レンタル開始:ワーナー ホーム ビデオ)
監督:デビッド・O・ラッセル 出演:ジョージ・クルーニー、アイス・キューブ
カラー/ステレオ/字幕/吹替
 湾岸戦争が終わった後の3人のアメリカ軍兵士が、ひょんな事から手に入れたのは
大量の金塊の隠し場所を示す地図。もちろん国には帰らずに、金塊目指して砂漠を越
える。目的地についた3人が見た物は、拷問される反フセイン派の人々。彼らを見殺
しにして金塊を手に入れるのか、果たして3人がとった行動とは……? 『パーフェ
クト・ストーム』のG・クルーニーとM・ウォールバーグが本作で初共演。また、『マ
ルコヴィッチの穴』のS・ジョーンズ監督が、ちょっとおバカな兵士役で役者デ
ビューを飾っているのにも注目。

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○さらにチェック!
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■『木漏れ日の中で』1997年/アメリカ/1時間34分(10/6発売:フォックス/ビク
ター・エンタテインメント)
 息子の犯罪仲間から脅迫を受ける初老の男。家族を守るために必死で抵抗する姿が
大きな感動を呼ぶヒューマン・ストーリー。本作でゴールデン・グローブ賞主演男優
賞に輝いたP・フォンダが、口数の少ない男を“存在感”で怪演している。
監督:ビクター・ヌネ 出演:ピーター・フォンダ、パトリシア・リチャードソン
カラー/ステレオ/字幕(税抜17,000円)

■『第一目撃者』1999年/アメリカ/1時間33分(10/6発売:アット エンタテインメ
ント)
 刑務所長の兄の不信な死。真相究明に乗り出した弟に、じわりじわりと恐怖は迫り
来る。警察の矛盾だらけの捜査は何を意味するのか? 実話に基づくサスペンス。
監督:ギル・デニス 出演:スコット・プランク、アンジェリーナ・ジョリー
カラー/ステレオ/字幕/吹替(税抜16,000円)

■『押切』2000年/日本/1時間26分(10/6発売:エスピーオー)
 凄惨な殺りく事件を起こした殺人鬼は、自分と同じ顔だった……。「GTO」の徳山
秀典、『うずまき』の初音映莉子が初共演のSFホラー。原作は『富江』の伊藤潤二。
監督:佐藤善木 出演:徳山秀典、初音映莉子、本田大輔、チェ・シアン
カラー/ステレオ(税抜16,000円)

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○新着DVD情報
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■『掠奪された7人の花嫁』1954年/アメリカ/1時間42分(10/13発売:ワーナー ホー
ム ビデオ)
 山奥に住む7人の兄弟が、古代ローマ人の掠奪結婚を真似て、町の娘たちを嫁に迎
えるようと奮闘するミュージカル。アカデミー賞ミュージカル映画音楽賞を受賞し
た名作だ。35分間のメイキングを収録。
監督:ジョー・ジョンストン 出演:ビル・キャンベル、ジェーン・パウエル
カラー/ステレオ/字幕(税抜2,500円)

■『THE HAZARD~三池崇史DVD BOX限定版』1995年、1997年、1999年/日本/9時間28分
(10/13発売:東芝デジタルフロンティア、大映、徳間ジャパンコミュニケーション
ズ)
 ヤクザの世界を描いた衝撃の5タイトル『新宿黒社会』『極道黒社会』『日本黒社
会』『DEAD OR ALIVE』『FULL METAL極道』のほかに、特典として11月より東宝洋画
系で公開される『漂流街』のメイキングをセットにした6枚組の限定版。
監督:三池崇史 出演:椎名桔平、哀川翔、北村一輝
カラー/ステレオ(税抜23,000円)

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今週は、ロビン・ウィリアムズがロボットに扮した『アンドリューNDR114』が9位に
初登場。また、先週初登場で10位だった『ダブル・ジョパディー』が、一挙3位にラ
ンクアップしている。しかし、1位の『マーシャル・ロー』と2位の『シックス・セン
ス』は3週連続不動。しばらくはこの状態が続くのか。
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今週  先週  タイトル                         発売元
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 1 →( 1)マーシャル・ロー       フォックス ホーム エンターテイメント
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 2 →( 2)シックス・センス                 ポニーキャニオン
----------------------------------------------------------------------------
 3 ↑(10)ダブル・ジョパディー             CIC・ビクタービデオ
----------------------------------------------------------------------------
 4 ↓( 3)ケイゾク/映画~Beautiful Dreamer~              東宝
----------------------------------------------------------------------------
 5 ↓( 4)シュリ                    アミューズソフト販売
----------------------------------------------------------------------------
 6 →( 6)エンド・オブ・デイズ                     東宝
----------------------------------------------------------------------------
 7 ↓( 5)スリーピー・ホロウ                ポニーキャニオン
----------------------------------------------------------------------------
 8 ↓( 7)ディープ・ブルー              ワーナー ホーム ビデオ
----------------------------------------------------------------------------
 9 初(―)アンドリューNDR114    ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
----------------------------------------------------------------------------
10 ↓( 8)救命士           ブエナ ビスタ ホ-ムエンタ-テイメント
----------------------------------------------------------------------------
*このランキングは全国の「TSUTAYA」のデータにより集計されています。
              □TSUTAYAのホームページ http://www.tsutaya.co.jp/

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08:今週の美女
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◆ファムケ・ヤンセン◆Famke Janssen [1964.1.1.生まれ]
 元モデルという経歴も納得の、目鼻立ちの大きい派手な美貌と、180cmの長身がま
ず目を引く。そして、見つめられるとその魅力に引き込まれそうな高貴な雰囲気も感
じさせてくれるオランダ出身の女優だ。SF&アクション系作品の出演が続いており、
そのルックスばかりに注目が集まっているが、コロンビア大学を卒業しているだけに
知的に洗練された内面からわき出る美しさも見逃せない。

▽最新作情報
『X-メン』2000
 監督:ブライアン・シンガー 出演:ヒュー・ジャックマン
□OFFICIAL SITE
 http://www.foxjapan.com/movies/x-men/

▽おすすめな出演作品
『TATARI』1999
 監督:ウィリアム・マローン 出演:ジェフリー・ラッシュ
『パラサイト』1998
 監督:ロバート・ロドリゲス 出演:ジョシュ・ハートネット
『相続人』1998
 監督:ロバート・アルトマン 出演:ケネス・ブラナー
『ザ・グリード』1998
 監督:スティーブン・ソマーズ 出演:トリート・ウィリアムズ
『ラウンダーズ』1998
 監督:ジョン・ダール 出演:マット・デイモン
『セレブリティ』1998
 監督:ウディ・アレン 出演:ケネス・ブラナー
『バッドデイズ』1997
 監督:ジョン・アーヴィン 出演:ハーヴェイ・カイテル
『007/ゴールデンアイ』1995
 監督:マーティン・キャンベル 出演:ピアース・ブロスナン
『ロード・オブ・イリュージョン』1995
 監督:クライヴ・パーカー 出演:ダニエル・フォン・ヴァーゲン
『レディX スーパーモデルは昼の顔』1993
 監督:クリス・チャン・デュゲイ 出演:スティーヴン・シュレン

★ MOVIE Watchプレゼント情報
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★SFサイバー・ムービー『ウェブマスター』の
 劇場パンフレット、チラシ、ポストカードをセットで10名の方にプレゼント
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 10月7日より、新宿・シネマ・カリテほかにて公開予定の『ウェブマスター』(監
督/トーマス・ボーシュ・ニールセン、出演/ラース・ボム、プック・シャボウほか)
の劇場パンフレット、チラシ、ポストカードをセットで10名の方にプレゼントいたし
ます。

◆コンピュータ・ネット世界が発達した近未来が舞台。ハッカーのJBが、バーチャ
ル・ネット界の実力者ストイスのシステムをガードするポスト(ウェブマスター)に
つくことになった。しかし、ストイスの口座から大金が盗まれたため、JBは命がけで
犯人を捜すのだが……。

<応募方法>
 ご希望の方は、「『ウェブマスター』プレゼント希望」と明記して、送付先住所
(郵便番号)、氏名、年齢、職業、電話番号、「MOVIE Watch」を読んだ意見・感想
を必ずお書き添えのうえ、下記メールアドレスまでご応募ください(発表はプレゼン
トの発送をもってかえさせていただきます)。

  ■応募先メールアドレス
   movie-watch-present@impress.co.jp
  ■締め切りは10月13日(金)

▼配信先の変更 ──────────────────────────────
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