◆MOVIE Watch(毎週金曜日発行:無料) ──────────1999-6-4


☆HEADLINE☆────────────────────────────

[1]オススメロードショー
 『菊次郎の夏』 カンヌで絶賛を浴びた無冠の傑作!
 『八月のクリスマス』 淡々とした日常の優しさを描いた良心作
 ○ CHECK 5本!
 『ソルジャー』『奇蹟の輝き』 ほか

[2]新作先取り情報
 『ポーラX』
  レオス・カラックス監督、8年ぶりの新作
 『TONITE! LET'S ALL MAKE LOVE IN LONDON』
  ロンドンのポップカルチャー・ドキュメンタリー ほか

[3]シネマニュース
 「第7回フランス映画祭横浜’99」、開催 ほか

[4]ピックアップシネマ
 『RONIN』 ジョン・フランケンハイマー監督のこだわりパワーが炸裂!

[5]興行成績ベストテン
 『RONIN』が初登場で首位

[6]オススメVIDEO
 『フェイス』 イギリスの病を再び背負うカーライル
 ○ CHECK 3本!
 ○ Weeklyレンタルビデオランキング

[7]BS&CS今週のオススメ
 『ファーザーズ・デイ』、『パンチライン』 ほか

[8]今週の美女
 マリリン・モンロー


[1] オススメロードショー
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        【 今週末のオススメ封切り作品をセレクト!】
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『菊次郎の夏』 カンヌで絶賛を浴びた無冠の傑作!
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6月5日より丸の内ピカデリー2ほかにて公開 '99年/日本/2時間1分 ◇監督・脚本
:北野武 ◇出演:ビートたけし、関口雄介、岸本加世子、大家由祐子、吉行和子
◇配給:日本ヘラルド=オフィス北野

 小学校3年生の正男(関口雄介)は、夏休みのある日、写真でしか見たことのない
遠くで働く母(大家由祐子)に会うため旅に出る。ひょんなことから、根っからの自
由人、菊次郎(ビートたけし)も同行することになるが……。北野武監督8本目の作
品は、心温まる人情ロードムービー。寄り道ばかりで、なかなか目的地へたどりつか
ない道中で見せる、たけしお得意の遊戯シーンは、今回もシッカリと描かれている。
ロードムービーの出来不出来は、主人公と観客が、いかに素晴しい"時間つぶし"を体
験できるかによって決まってくるが、この作品は、私たちに懐かしい旅の雰囲気と極
上の"時間つぶし"のひとときを与えてくれる。

□OFFICIAL SITE
 http://www.office-kitano.co.jp/contents/Kikujiro/menu_f.html
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『八月のクリスマス』 淡々とした日常の優しさを描いた良心作
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6月5日よりシネマスクエアとうきゅうにて公開 '98年/韓国/1時間37分 ◇監督・
脚本:ホ・ジノ ◇脚本:オ・スンウク、シン・ドンファン 出演:ハン・ソッキュ、
シム・ウナ ◇配給:パンドラ
●新宿シネマスクエアとうきゅう
(日曜10:40)12:40/2:40/4:40/6:40(~終了8:30)

 ジョンウォン青年(ハン・ソッキュ)は写真館を営んでいた。ある日、駐車違反の
取締員、タリム(シム・ウナ)が写真館を訪れる。2人は互いの存在を意識し合うが、
ジョンウォンは重病で余命いくばくもなかった……。限りある命を自覚する主人公の
笑顔が、人としてたまらなく愛しい。演じるハン・ソッキュの、自然さから生まれる
人間味がとても心地良い。もちろん、ヒロインを演じるシム・ウナの存在も、見逃せ
ない魅力となっている。冒頭テロップで明かされる撮影監督ユ・ヨンギルの死は、こ
の映画が、あたかも彼自身の物語のように思えてくる不思議な感覚を生む。

□OFFICIAL SITE
 http://www02.so-net.ne.jp/~pandora/christmas01.html
□監督インタビュー
 http://www.werde.com/movie/interview/hachigatsu.html
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○ CHECK 5本! 今週末時点の劇場公開作、よりどり5本も要チェック
============================================================================
チェック度1=★ チェック度2=★★ チェック度3=★★★(劇場へ急げ!)

■『ソルジャー』 6月5日より東劇ほか ★★★
近未来。人は誕生と当時に将来を決められる。戦士に選ばれた者は心を剥奪され、殺
戮精鋭部隊で人間兵器になるための教育を受ける。トッド3465もまたその1人だった。
しかし、彼は、遺伝子操作によって生まれた次世代兵士との戦いに敗れ……。
□OFFICIAL SITE
 http://www.warnerbros.co.jp/movie/solder/index.htm

■『奇蹟の輝き』 6月5日より丸の内ピカデリー1ほか ★★
クリスは、不慮の事故で死亡し天国へ送られる。彼が亡くなってから、残された妻は
絶望し自殺してしまう。しかし、彼女が送られた所は地獄だった。それを知ったクリ
スは、妻を救うために地獄へ旅立つ。死後の世界を舞台にしたラブ・ストーリー。
□OFFICIAL SITE
 http://www.shochiku.co.jp/shochikufuji/whatdreamsmaycome/index.html

■『クアトロ・ディアス』 6月5日よりBOX東中野 ★★★
1969年9月8日、リオデジャネイロ。ごく普通の学生フェルナンドは、社会に対する理
想から、仲間たちとともにアメリカ大使を誘拐するのだが……。ブラジルで実際に起
きた、学生グループによるアメリカ大使誘拐事件の4日間を忠実に描いた人間ドラマ。
□OFFICIAL SITE
 http://www.t3.rim.or.jp/~c-quanon/NEW_MOVIE/MARIUS/QUA.html

■『フル・ブラント』 6月5日より銀座シネパトス ★
ジェイクは父親譲りの熱血刑事。彼は、警察と癒着する巨大な麻薬組織に戦いを挑む
が、妻が誘拐されてしまい……。刑事の活躍を描くハード・アクション。主演のチャ
ーリー・シーンと、実の父親マーチン・シーンの親子デカぶりがファンには嬉しい。

■『鉄道員(ぽっぽや)』 6月5日より丸の内東映ほか ★★
妻と娘に先立たれた乙松は、廃線が決まった北海道の赤字ローカル線の駅長を務めき
る。定年を迎えようとしていたある日、彼の前に見知らぬ少女が現れ……。実直にし
か生きられない男の人生に舞い降りた小さな奇跡。高倉健、通算202本目の作品だ。
□OFFICIAL SITE
 http://www.toei-group.co.jp/MOVIE/new_mov/poppoya/index.htm

[2] 新作先取り情報
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   【 公開を待ちわびる新作情報を、期待値つきでお届けします 】
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■『ポーラX』
今秋/シネマライズ(期待値85%)
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母と婚約者に愛されて過ごしていた青年の前に、ある日、腹違いの姉が現れる。この
日を境に、青年の愛の葛藤が始まる。監督は、前作『ポンヌフの恋人』から、実に8
年ぶりの新作となったレオス・カラックス。出演はカトリーヌ・ドヌーブ(『昼顔』
『インドシナ』)、ギョーム・ドパルデュー、カテリーナ・ゴルベワ(『パリ、18区、
夜』)。今年度カンヌ国際映画祭のオープニング作品。
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■『TONITE! LET'S ALL MAKE LOVE IN LONDON』
6月下旬/渋谷シネパレス(70%)
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1966年2月、ロンドンで、詩と音楽の融合をめざしたイベント「スポンテニアス・ア
ンダーグラウンド」が開催された。音楽(ロック)、アート、カルチャーと、変革を
遂げるロンドン('66~'67年)の貴重なドキュメント。製作・監督は、ピーター・ホ
ワイトヘッド。出演は、ザ・ローリング・ストーンズ、エリック・バートン&ジ・ア
ニマルズ、ジュリー・クリスティー、デヴィッド・ホックニーほか。
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■『コリン・マッケンジー/もうひとりのグリフィス』
今秋/BOX東中野(70%)
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『乙女の祈り』のピーター・ジャクソン監督たちは、ニュージーランドの密林で巨大
な映画のセットを発見するが、これは歴史的な大発見だった。数々の映画表現技法の
創始者、D・W・グリフィス(『イントレランス』)以前に、ニュージーランドでスペ
クタクル映画を撮り始めた人物、コリン・マッケンジーを追う。監督・脚本はピータ
ー・ジャクソン、コスタ・ボーテス、ナレーションはジェフリー・トーマス。出演は、
サム・ニール、ハーヴェイ・ワインスタインほか。

[3] シネマニュース
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★「第7回フランス映画祭横浜’99」、開催
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6月10日(木)~13日(日)の4日間、「第7回フランス映画祭横浜'99」(主催/ユニ
フランス・フィルム・インターナショナル、フランス映画祭横浜実行委員会、同受入
委員会)が、パシフィコ横浜の会議センターメインホールにて開催される。同映画祭
は、フランス政府の文化産業政策の一環として行われるもので、日本初上映の最新作
長編20本と、短編映画特集の上映、フランス代表団団長のクロード・ルルーシュをは
じめとする、各作品の監督・俳優ほか総勢約100名の来日ゲストを交えたウェルカム
&オープニング・セレモニーと舞台挨拶、サイン会などが予定されている。詳細の問
い合わせは、キョードー横浜(045-671-9911)まで。

□OFFICIAL SITE
 http://www.city.yokohama.jp/me/ycvb/event/unifrance/programme99.html
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★『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』特別番組情報
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映画専門チャンネルのCSN1ムービーチャンネルでは、7月10日に国内公開が予定され
ている『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』を紹介する1時間の
特別番組『E! Special:Star Wars Mania』の放送を、6月26日、28日、7月4日、6日、
8日の5回にわたって予定している。番組では、リーアム・ニーソン、ジェイク・ロイ
ド、ユアン・マクレガー、ナタリー・ポートマン、サミュエル・L・ジャクソンなど、
主要出演者およびジョージ・ルーカス監督のインタビューを交え、『スター・ウォー
ズ エピソード1』をめぐる世界中のブームの模様をレポートする予定。放送開始時間
など詳細は、CSN1ムービーチャンネル(03-5353-7074)まで。

□ジュピター・プログラミング CSN1ムービーチャンネル
 http://www.jpc.co.jp/CSN1/csnRfrm.html
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★ディズニーの『ターザン』、サントラを公開中
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ディズニー・オンライン・ジャパン/アジア パシフィック(東京都目黒区)は、デ
ィズニーの最新アニメーション作品、『ターザン』(12月に国内公開予定)のオリジ
ナル・サウンドトラックとCDシングル(プロデュースはフィル・コリンズ)の情報を、
ディズニーのオフィシャルサイト(  http://www.disney.co.jp  )で公開している。
このサイト(  http://www.disney.co.jp/records/newrelease.html  )では、
『ターザン』の主題歌"You'll Be In My Heart"など4曲を、リアル・オーディオで試
聴できるので、公開前にサントラだけでもチェックしたいファンにはおすすめだ。
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★丸の内松竹の新名称は「丸の内プラゼール」
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丸の内松竹の新劇場名が、7,635通の一般応募を経て「丸の内プラゼール」に決定し
た。"プラゼール(PRAZER)"は、ポルトガル語で「喜び」「楽しみ」を意味する。
同劇場をはじめとする新チェーンは、6月12日に公開される『メッセージ・イン・ア
・ボトル』でスタートする予定。

□OFFICIAL SITE
 http://www.shochiku.co.jp/web-event/new-name/index.html
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★全米興行収入、『スター・ウォーズ エピソード1』が2週連続の首位
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先週末の全米興行収入は、公開から13日間で興収2億ドルを突破、『インデペンデン
ス・デイ』('96)のもつ30日間の最短記録を塗りかえた、『スター・ウォーズ エピ
ソード1/ファントム・メナス』が2週連続で首位に立った。2位は初登場、ヒュー・
グラント&ジュリア・ロバーツ主演のロマンチック・コメディ"Notting Hill"、3位
は、公開17日目で興収1億ドルを突破した、"The Mummy"(『ハムナプトラ/失われた
砂漠の都』)。

□『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』 OFFICIAL SITE
 http://www.starwars.com/episode-i/features/intro/japanese/
□"Notting Hill" OFFICIAL SITE
 http://www.notting-hill.com/
□"The Mummy" OFFICIAL SITE
 http://www.themummy.com/


[4] ピックアップシネマ
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       【 劇場公開中の作品レビューをお届けします 】
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『RONIN』 ジョン・フランケンハイマー監督のこだわりパワーが炸裂!
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 東西冷戦終結前、国に忠誠を誓って活動していたスパイたちは、冷戦構造の崩壊と
ともに、依頼人から仕事を受けて金のために活動する存在(企業スパイなど)になっ
た。これは、そんなスパイたちの物語。しかも、サム(ロバート・デ・ニーロ)やヴ
ァンサン(ジャン・レノ)は職人気質で昔気質の男たちだ。
 全編の大半はカーチェイスか銃撃戦なのだが、その最中、登場人物たちは終始無言。
冷静な顔で物凄い行動をやってのけるのだが、このあたりに監督、ジョン・フランケ
ンハイマーの演出が光る。登場人物のキャラクターが見えにくく、派手なアクション
が盛りだくさんのわりには、エンターテイメントとして物語の展開がいまひとつ平坦
に見えるのは、(脚本上の問題もあろうが)あえて監督が、スパイたちの仕事のみに
焦点を絞ったためでもあろう。登場人物を妙にドラマチックに描くよりも、実際のス
パイをリアルに描こうとした監督のこだわりと、そのこだわりに忠実な演技で応えて
いる役者たち。彼らの仕事ぶりを目で追っていると、淡々とした中で繰り広げられる
カーチェイスと銃撃戦の緊迫感が、どんどん増幅されていくのである。
 ちなみに、『RONIN』というタイトルは、映画の冒頭にもあるように、主人公のス
パイの印象と日本の「浪人」の印象とを重ね合わせたもの。冒頭の「浪人」の説明や
「四十七士」のくだりでは、(日本人として)モゾモゾとした妙な感覚に襲われたり
するかもしれないが、それも、今年69歳になる監督の熟練パワーの前では問題ではな
い。この際、頭の中は空にして、骨太のアクションを堪能してみてほしい。

□OFFICIAL SITE
 http://www.ronin-movie.com/

[5] 興行成績ベストテン
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  初登場の『RONIN』が、2位以下に大きく差をつけて首位を獲得。同じく
  初登場の『ヴァイラス』は5位、『もういちど逢いたくて 星月童話』は、
  銀座1館のみの集計で10位に入る健闘をみせた。なお、前週14位の『ゼノ
  かぎりなき愛に』(4日まで銀座シャンゼリゼ)が、やはり銀座1館の集
  計で9位に浮上した。
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 1 初(─)RONIN                    ( 1週)
 2 →( 2)恋におちたシェイクスピア          ( 5週)
 3 ↓( 1)ペイバック                 ( 3週)
 4 ↓( 3)ライフ・イズ・ビューティフル        ( 7週)
 5 初(─)ヴァイラス                 ( 1週)
 6 ↓( 5)カラー・オブ・ハート            ( 2週)
 7 ↓( 4)ブレイド                  ( 2週)
 8 →( 8)39 刑法第三十九条             ( 5週)
 9 ↑(14)ゼノ かぎりなき愛に            ( 3週)
 10 初(─)もういちど逢いたくて 星月童話       ( 1週)

 興行通信社調べ1999/5/29~1999/5/30(銀座・新宿・渋谷3地区代表館集計)

[6] オススメVIDEO
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        『ワン・ナイト・スタンド』のナスターシャ・キ
        ンスキーの大人の魅力も捨てがたいものの、テン
        ポ・俳優・テーマともにオススメは『フェイス』。
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『フェイス』 イギリスの病を再び背負うカーライル
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【データ】
'97年/英/1時間46分(6/11発売:東映ビデオ)
監督:アントニア・バード 出演:ロバート・カーライル,スティーブン・ウォディント
ン,フィリップ・デイビス,レナ・ヘディ,デーモン・アルバーン,レイ・ウィンストン

 ロンドンの強盗団5人組が周到な計画で造幣工場へ侵入。しかしアクシデントで警
察に追われ、わずかな収穫を手に逃げのびる。そして翌朝、その金さえも消え、リー
ダーのレイは友人を失う。裏切り者がいるのか。それは誰なのか。レイを演じるロバ
ート・カーライルは、『フル・モンティ』などのナイスな演技で今や日本でもファン
増大の注目株。今回も、悪のまっただ中にありながら悪に染まりきれない哀しき人生
を背負った渋すぎる表情で、観る者を魅了してくれる。
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○ CHECK 3本!
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■『ワン・ナイト・スタンド』1時間43分/米(6/11発売:東宝)
ひとりの人生をめぐる出会い、情事、許されぬ恋。豪華俳優陣と『リービング・ラス
ベガス』の監督によって描かれるNYの一角。
監督:マイク・フィギス 出演:ナスターシャ・キンスキー,ウェズリー・スナイプス,
カイル・マクラクラン,ミンナ・ウェン,ロバート・ダウニーJr

■『ミー&ウィル』1時間31分/米(6/11発売:ファブ・フィルムス)
かたや恋人と、かたや失意の底にあり、ドラッグ漬けの日々を送るジェーン、そして
ウィル。リハビリ施設で出会ったふたりは『イージー・ライダー』によって共鳴し、
自分たちもハーレーで旅に出る。
監督:シェリー・ローズ,メリッサ・ベア 出演:シェリー・ローズ,メリッサ・ベア,パ
トリック・デンプシー,トレイシー・ローズ,キアヌ・リーヴス

■『富江』1時間35分/日本(6/11発売:アートポート)
『うずまき』の伊藤潤二原作による漫画の映画化。殺されたはずの謎の少女が巻き起
こす悪夢。
監督:及川中 出演:菅野美穂,中村麻美,洞口依子,田口トモロヲ

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○ Weeklyレンタルビデオランキング           5月23日~5月29日
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【 1】( 2)沈黙の陰謀                    ポニーキャニオン
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【 2】( 7)マイ・フレンド・メモリー   アスミック・エース エンタテインメント
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【 3】(─)X-ファイル ザ・ムービー  フォックス ホーム エンターテイメント
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【 4】(─)トゥルーマン・ショー            CIC・ビクタービデオ
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【 5】( 1)ロスト・イン・スペース           CIC・ビクタービデオ
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【 6】( 3)シティ・オブ・エンジェル         ワーナー ホーム ビデオ
----------------------------------------------------------------------------
【 7】( 4)マーキュリー・ライジング          CIC・ビクタービデオ
----------------------------------------------------------------------------
【 8】( 5)ディープインパクト             CIC・ビクタービデオ
----------------------------------------------------------------------------
【 9】( 9)CUBE                     ポニーキャニオン
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【10】( 6)スピーシーズ 2              ワーナー ホーム ビデオ
----------------------------------------------------------------------------
*このランキングは全国の「TSUTAYA」942店舗のデータにより集計されています。
()内は先週のランキング (再)は再度ランクイン
            □TSUTAYAのホームページ:http://www.tsutaya.co.jp/



[7] BS&CS今週のオススメ
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 6/5(土)『ファーザーズ・デイ』 スター・チャンネル(17:40~)
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◇監督:アイバン・ライトマン 出演:ロビン・ウィリアムス、ビリー・クリスタル

 ロサンゼルスの弁護士ジャック(ビリー・クリスタル)と、サンフランシスコの、
ノイローゼ気味で作家志望のデイル(ロビン・ウィリアムス)は、17年前の恋人から
息子を探してほしいと頼まれる。実は、2人のどちらかが父親だというのだ。写真を
見た2人が我が子と思い込み、息子探しに奔走するハートウォーミング・コメディ。
メル・ギブソンがチョイ役(ヤク中のピアス男)で出演しているぞ。
──────────────────────────────────────
 6/8(火)『パンチライン』 スカイ名画座(21:00~)
──────────────────────────────────────
◇監督:デビッド・セルツァー 出演:トム・ハンクス、サリー・フィールド、ジョ
ン・グッドマン

 平凡な主婦のライラ(サリー・フィールド)は、小さい頃からコメディアンになる
という夢があり、コメディ・クラブに勤めていた。クラブの人気ナンバーワンは、ス
ティーブン(トム・ハンクス)という落ちこぼれ医大生。やがて、2人は恋に落ちる
が……。トム・ハンクスが、まだ軽妙な演技(線が細いから、そう見えたのかも)が
できた頃のコメディの佳作。スタンダップ・コメディ好きの方にオススメ。
──────────────────────────────────────
 6/9(水)『イベント・ホライゾン』 WOWOW(深0:15~)
──────────────────────────────────────
◇監督:ポール・アンダーソン 出演:ローレンス・フィッシュバーン、サム・ニー
ル、キャサリン・クインラン

 2047年、7年間行方不明だった宇宙船イベント・ホライゾンからSOSが届き、救助隊
は宇宙船へと向かうのだが、船内は無人だった。しかし、怪奇現象が連続し、救助隊
員が謎の死を遂げて……。新たなSFスリラーを作りかけ、伝説になりかけた作品。決
してチャカしているわけではなく、ラストの展開を除けば、SFスリラーというジャン
ルの中で、実に冒険的な試みをしている意欲作なのだ。シッカリ恐い夏の必見作。
──────────────────────────────────────
 6/11(金)『恐怖の報酬』 WOWOW(前5:25~)
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◇監督:アンリ・ジョルジュ・クルーゾー 出演:イブ・モンタン、シャルル・バネ
ル、ペーター・ファン・アイク

 メキシコに近い町から500キロ離れた山上の油田で大火災が発生した。ニトログリ
セリンの爆風で消火するため、多額の金で4人の男が雇われ、2台のトラックで山道を
走るのだが……。とにかく、いつニトロが爆発するかわからない危険と、4人の男の
私利私欲が絡み合うサスペンス・アクションの傑作だ。ラストシーンでは、思わず
「そんな~!」と叫びたくなるかも。第6回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作。

[8] 今週の美女
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◆マリリン・モンロー◆ Marilyn Monroe [1926.6.1.生まれ]
妖しき美貌と誘惑の香りが、遠く離れた人々の心をも悩ませ同時に救済することがあ
る。その奇跡を最も広く多くの人にもたらした、最も幻想的かつ現世的なる女神。そ
の姿を語る必要はないだろう。1962年8月5日、36歳の若さと退廃の中で永眠。

▽オススメな出演作品
『ナイアガラ』'53
 監督:ヘンリー・ハサウェイ 出演:ジョゼフ・コットン
『帰らざる河』'54
 監督:オットー・プレミンジャー 出演:ロバート・ミッチャム
『七年目の浮気』'55
 監督:ビリー・ワイルダー 出演:トム・イーウェル
『王子と踊子』'57
 監督:ローレンス・オリビエ 出演:ローレンス・オリビエ
『お熱いのがお好き』'59
 監督:ビリー・ワイルダー 出演:ジャック・レモン
『荒馬と女』'61
 監督:ジョン・ヒューストン 出演:クラーク・ゲーブル

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