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2000/02/24 18:44

セガとスウォッチ、ドリキャスとSwatch腕時計でデータ送受信

プロトタイプ
ドリームキャストのスウォッチアクセスアダプタと「Swatch Access」のプロトタイプ。製品化の際はデザインが変更される可能性がある

 セガ・エンタープライゼスとスイスの腕時計メーカーのスウォッチは24日、業務提携の発表会を開催した。スウォッチの提唱するインターネット・タイムを表示する腕時計に非接触型記憶チップ(RFIC)を積んだ「Swatch Access」と、ドリームキャスト用の専用アダプタ「スウォッチアクセスアダプタ」を公開。スウォッチアクセスアダプタにSwatch Accessをかざすだけで、Swatch Access内に記録したURLを読み取り、ドリームキャストでそのサイトにアクセスするデモを行なった。

 両社の業務提携内容は以下の3つ。

1)ドリームキャスト上でのチャットやメール、ネットワークゲームなどにインターネット・タイム「.beat」を導入
2)セガのキャラクター「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」をデザインした腕時計「Swatch .beat」をSwatch社が製作
3)両社の技術に互換性を持たせ、新しいインターネットサービスを提供していく

 インターネット・タイムはスウォッチの提唱する世界時間で、1日を1000に分割した単位「.beat」で時刻を表わそうというもの。スウォッチ社のあるスイスを基準として、0時が0、昼の12時なら500というように表わす。セガでは、たとえばネットワークゲームで仲間を募るとき、「@450にゲームスタートしよう」というような使い方で、世界の仲間と時差計算の必要なくコミュニケートできる、とインターネット・タイム導入のメリットを挙げた。

 「Swatch Access」はすでに世界のスキーリゾートなどでスキーパスとして使用されているほか、博物館や観光地などで使えるシティパスとしても実用例がある。RF送受信機能を備え、ドリームキャストのアダプタに送信するだけでなく、受信して記録する機能も持つ。記憶容量は1キロビットで、半角英数字なら128文字記録できることになる。ちょっと長めのURLだと2つか3つ程度しか入らないことになり、記憶容量はかなり少ないと言えるが、スウォッチ社長のハイエック氏は、「これは第一世代の製品」として、今後記憶容量などは増やしていく考えであると述べた。また、発表会でのデモでは、記録できるのはURLのみだったが、セガによれば、製品化の際はメールアドレスやID、パスワードなどURL以外も記録できるようにしたいとのことだ。

 「Swatch Access」の発売時期は4~5月となる見込みで、価格は15,000~20,000円ていどになるという。ドリームキャストのオプションとなる「スウォッチアクセスアダプタ」は、4月中には検証を終えるとのことだが、発売は日本、北米、ヨーロッパ同時にするため、販売戦略を練っているとして、発売時期や価格については明らかにしていない。また、ドリームキャストのネットワークサービスでインターネット・タイム「.beat」を導入するため、ブラウザソフト「ドリームパスポート2」も、「スウォッチアクセスアダプタ」発売時期に合わせてバージョンアップを行なう。

 このほか、セガは「Swatch the Club」会員限定のドリームキャスト本体も発売する予定で、発表会場にクリアブルーのドリームキャストを参考展示していた。

◎関連URL
セガ・エンタープライゼスのホームページ
http://www.sega.co.jp/
スウォッチ社のホームページ(英文)
http://www.swatch.com/

(工藤ひろえ)



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