連載:ぼくらの自由研究室

東京コミコン2017でキム・ジョンギの超絶ライブドローイングを生で見た!!

12月1日(金)から12月3日(日)までの3日間、千葉県の幕張メッセにて「東京コミコン2017」が開催中です。

東京コミコン2017

コミコン(コミックコンベンション)とは、アメリカで毎年行われるコミック、アニメ、ゲーム、映画などのポップカルチャーを扱う一大イベント。東京コミコンは昨年2016年に初開催された日本版ですが、あのアップル・コンピューター共同創業者スティーブ・ウォズニアックとマーベルの生ける伝説スタン・リーが組んでいる本気度マシマシなイベントです。

アメコミや映画関連の展示、ゲーム体験、サイン会、グッズ販売など盛りだくさんのイベントですが、特に映画関連の展示は目立ちます。なにしろ、先日日本公開したDCコミックスの「ジャスティス・リーグ」、今月公開の「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」、そして来年春公開となるマーベルの「アヴェンジャーズ/インフィニティ・ウォー」など、話題の映画作品が目白押しです。

入場者に配られるバッグにはウォズニアック。とても目立つ……
ディズニー傘下のマーベルとスター・ウォーズ関連ブースはもちろん大きな存在感を放っています
発売したばかりのARトイ「STAR WARS / ジェダイ・チャレンジ」も体験できます
ホットトイズのブースには巨大なミレニアム・ファルコンやソー&ハルクの立像
マーベルと並び立つアメコミの雄「DCコミックス」のブース。日本のスタッフによるアニメ「ニンジャバットマン」も大きくフィーチャー
ニンジャバットマンは早くもフィギュア化が決定しています。会場では監修中の原型も展示
日本でも翻訳されたDCコミックスにおける黙示録的作品「キングダム・カム」のアートを担当した超写実神絵師アレックス・ロスの原画も展示
連載中のマンガ「ULTRAMAN」はコミコン会場にてフル3D CGアニメ化が発表されました
こちらはBlu-ray Box発売に関連して展示されていた「グリッドマン」の立像
実際に映画「ダークナイト ライジング」で使用されたバットマンマスクやスーツ
言わずもがなの「デロリアン」。もちろん来場者には大人気
Prime 1 Studioのブースでは超絶リアルなフィギュアが大量展示。日本でも翻訳された「ジョーカー」などでお馴染みのイラストレータ、リー・ベルメホ氏のサイン会も実施

初日となる金曜は平日にも関わらず大勢の一般来場者が訪れていました。女性の来場者も多く、日本でもいよいよアメコミが一般的になってきたのかも!という気も。この勢いに乗って、願わくはスーパーヒーロー映画だけでなく、コミックの翻訳もさらに活発になって欲しいところです。個人的には、日本受けしそうな「Young Avengers」や「Runaways」あたりの邦訳刊行を是非……。

……と、いろいろご紹介した上でアレなのですが、筆者の本当のお目当ては別にありました。それが、映画専門チャンネル「ムービープラス」のブースで行われる「キム・ジョンギ氏によるライブドローイング」。

韓国のイラストレーターであるキム・ジョンギ氏は、その画力自体もさることながら、「一切の下書きを行わないライブドローイング」で知られています。その超絶技巧の数々は下記の公式YouTubeチャンネルに大量にアップされているので是非それをご覧になっていただきたいところです。

Super Ani
https://www.youtube.com/user/superani00

そんなジョンギ氏のライブペインティングが生で見られるということで、これは何をさておいても行かなくては! というわけで見てきました。
制限時間は2時間。画材は愛用の「ぺんてるの筆ペン」ただ1本です。

何もないところから書いていく
5分経過
10分経過
筆ペンのペン先を自在に使いこなし描画。さらに描いた後に指でこすって濃淡を出します
1時間ほど経過。まだまだ空白埋める気満々
2時間で完成!

完成したのは、空飛ぶサメとの空中戦を描いたイラスト。「ムービープラス」で放映予定の「シャークネード」シリーズを描いています。

ジョンギ氏のライブドローイングでは非常に多くの人物や動物、車などが登場しますが、それぞれのオブジェクトは、何もない空間にいきなりスッと筆を入れて描き始められます。こうした描き方だとオブジェクト同士の位置関係を調節するのは難しいように感じるのですが、最終的にそれぞれの位置関係やパースがカッチリはまっているのが驚き。いやー、すごいもん見てしまった、という感じです。

なんでこんな芸当が可能なのか常人には計り知れませんが、ぺんてるのサイトに掲載されている記事を読むとなんとなく得心いく——部分もある——ので、ご興味ある方はぜひご一読を。

下描きなし。底なしの記憶力と表現力。キム・ジョンギ氏のライブドローイング(前編)
http://pentel.blog.jp/archives/71946245.html

下描きなし。底なしの記憶力と表現力。キム・ジョンギ氏のライブドローイング(後編)
http://pentel.blog.jp/archives/71958079.html

キム・ジョンギ氏によるライブドローイングは明日以降のコミコンでも引き続き実施。土曜には「トライガン」「血界戦線」で知られる漫画家の内藤泰弘氏とのトークセッションも予定されています。さらに、両日15時30分からはサイン会も実施。2016年発売の画集、もしくはTシャツを購入すると参加できるのとこと。

是非現地にて驚天動地の絶技を目撃していただきたいところです。

東京コミコンは残る12/2(土)と12/3(日)で引き続き開催。開場は両日ともに12時。閉場は土曜が19時、日曜が18時となります。入場料は当日券で一般3500円、中高生2500円です。

※以下ではぺんてる公式Twitterの実況の模様をまとめています。

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桑野雄