ぼくらの自由研究室

日本の国道標高最高地点に行ってみた♪

2172m! 国道「標高最高」地点へ!

クルマで行ける高いトコロってドコかな~と、唐突に思い立って調べたら、ちょっと良さそうなポイントを発見。「渋峠(しぶとうげ)」という場所で、日本の国道としてはもっとも標高が高い地点だそうです。

標高2172m。絶景が見られるとか。でも11月~4月までは通行止めになっちゃうとか。というわけで、さっそく行ってみました!

使ったルートは、首都圏から関越自動車道→上信越自動車道と走り、中軽井沢駅あたりまで行ったら国道146号を北上。「鬼押・万座ハイウェー」を使い、浅間山を左手に見つつ、嬬恋村を抜け、さらに北上。クルマで、首都圏からだいたい3時間半~4時間くらいで到着します。

まずは、渋峠がどんなトコロなのか? その周辺はどんな雰囲気なのか? そのあたりを写真でご覧ください♪

ココが渋峠。群馬県と長野県の県境にある、国道沿いの峠です
こんな看板が
国道を挟んで向かい側には「渋峠ホテル」があります。食事ができたり、さらにガソリンスタンドを併設していたり!
「日本国道最高地点到達証明書」(1枚税込100円)も売ってます
しかし「真の国道最高地点」はこちら。渋峠から南へ700mくらい行ったところです。駐車場のある展望台になっていて、芳ヶ平湿地群を一望できます
国道292号線に、日本の国道の最高標高地点があるんですね
「真の国道最高地点」からの展望
芳ヶ平湿地群です

標高2000m級なのに、クルマで行けちゃうというわけです。シッカリした国道で、よく整備されているので、とても走りやすい。ただ、場所によってはかなりの高度感があるので、「うわっ怖っ! 落ちたら絶対死ぬ!」みたいな恐怖も少々。ゆっくり安全に走りましょう。

こういう高さがあるので、渋峠周辺はどこを走っても景色がとてもいいです。走って通り過ぎるのがモッタイナイ! とまで思います。

渋峠周辺は「2000m級の道路」で、周囲はどこも絶景! ドライブに、バイクツーリングに、そして自転車ヒルクライムにも絶好の道路です♪
駐車場からちょっと横を見下ろすと、こんな。「山の上」感がハンパないです!
雲が下からわき上がってくるように流れます。天候の変化も激しい
山肌からガスが吹き出していたりもします
そんな風景だらけなので、駐車場にいるだけで楽しい! ちなみに駐車場もそこそこ多くあり、多くの駐車場は十分なスペースがあります。どの駐車場も展望がイイですヨ♪

ちなみに、渋峠周辺はGoogleマップのストリートビューでも見ることができます。Googleマップでの渋峠はコチラです。

渋峠からラクラク登山、2307mの横手山へゴー!

渋峠から標高差にして135mほど登山すると、すぐ近くにある横手山の山頂まで行けます。ですが、上に135m登るって、けっこータイヘンですし、トレッキングシューズあたりも必要。

でもご安心を。リフトでほぼ山頂まで行けちゃうんでした♪

渋峠の駐車場の脇にはリフトが
このリフトでほぼ山頂まで行けます
リフトからの風景もキレイ! 景色をしばらく眺めていると……
はい山頂付近♪ ヒュッテもあります。近くに自販機も
この日は9月下旬。下界は気温30℃近い夏日でしたが、ココは15℃。薄着じゃヤバいです
山頂へは、リフトのすぐ脇の小道から行けます
「山頂へ234歩」とな!
ほぼ平らな道を歩くと……
もう到着。ほとんど疲れず
でもスゴい眺望です! 山や雲を見下ろす感覚
下のほーにクルマが見えたり
ちなみに山頂ではドコモの電波はよく入り、Googleマップも利用できました
歩いて下山することもできます
なんとゲレンデを歩いて下れるんでした! ふかふかの踏み心地で楽しく歩けます
けっこうな急坂という感じですが、軽く走り下るような感覚の下山はミョーに愉快。ただし、歩いて下山する場合、脱げたりズレたりしない、ウォーキングやトレッキングに向く靴が必要です

下が雪じゃないときのリフトって、なんかちょっと恐怖感がありますが、とてもラクに数分で山頂に行けちゃうのは快適。山頂からの眺めも良いので、興味があればゼヒ!

ところで、山頂までは別の場所からも行けます。渋峠から西へ1.5kmくらい行った国道沿いに「横手山スカイレータ」があります。動く歩道のような、立って乗るリフトです。そのスカイレータと、その上のリフトを使うと、やはり横手山の山頂付近まで行けちゃいます。

これが「横手山スカイレータ」。歩く歩道をエスカレーター化したような昇降装置です
ラクに気分良く登れちゃいます♪
スカイレータからの景色も抜群!
中継場所。右に見える斜め線がスカイレータで、左上に見えるリフトに乗り継いで山頂付近まで行けます
こちらのリフトは少し急かも
同じリフトで下っている様子。少し急なぶん、高度感がより感じられて、恐怖感も増します

それと、渋峠からリフトで上がってスカイレータ側でリフトで下がることも、その逆もできます。ですが、その場合は駐車場に駐めたクルマを移動するとか、片側の駐車場まで歩くなどの必要がありますので要注意です。なお、リフトやスカイレーターの利用は有料です。

あと、リフトですけど、雪がない状態でリフトに乗ると、高度感がリアルに感じられるので少し怖いかもしれません。また、リフトで下る場合、谷側に体を向けるので、さらに怖いと思います。横手山の山頂まで行かずとも、渋峠付近は「駐車場からの風景がすでに絶景」なので、無理してリフトに乗ることはナイかもしれません。

道中も見どころが多かった

日本国道最高地点に行くぞ~! というだけの勢いでクルマを走らせましたが、渋峠周辺の絶景、さらに横手山の超お手軽登山と山頂からの眺望など、予想を遙かに超えた美しい風景を多々見られました。

そしてじつは、その道中にもけっこー見どころがありました。ので、それらも写真にてダイジェストで。

軽井沢から嬬恋村~渋峠方面へドライブに行ったわけですが、最初に出てくるビックリ物件は浅間山です。鬼押ハイウェーの「浅間 六里ヶ原休憩所」から、間近にその姿を見られます
火口から吹き出すガスを見ることもできます(出ていないこともあるようです)
軽井沢から渋峠方面に向かう「鬼押・万座ハイウェー」はドライブにぴったりの気持ちの良い道です
この周辺、どこを走っても「空が近い!」という爽快さがあります
こんなポイントも。テレビで観たことがある!?
山岳のワインディング・ロードは景色も気分も最高♪
渋峠~関越自動車道・渋川伊香保インターのルートを通ると、あの「八ッ場ダム」があります。現在建設中。写真は「やんば見放台」という展望台からの眺望です。
今しか見られない巨大ダム建設中の様子を間近で見られます!
とてもスケールの大きな工事。橋も高く巨大です
橋の上ですが、ココもけっこーな高所。「八ッ場ダム見てきた感」がUPしました!
こんなモノも!
ダムをモチーフにしたカレーパンで、恐らくカレー側がダム湖だと思われますが、さておき、おいしかったです♪

ほかにも、渋峠近くには歩いて登って火口を見られる白根山があったり、渋峠を長野側に下ればやはり高所からの景観を楽しめたり、温泉も多々あったりするエリアです。渋峠付近は前述のとおり11月になると通行止めになります。10月の上旬は紅葉の見頃だそうですので、冬になる前に、ゼヒ!

スタパ齋藤