ぼくらの自由研究室

愛犬の爪切りがラクになる電動爪トリマー

みなさんはペットの爪切りはどうしているだろう? トリミングと一緒にしてもらう人、動物病院で切ってもらう人、自分で切る人さまざまだ。

とはいえ、自分で切るという人は、なかなか苦労しているのではないだろうか? 人と同じで深爪をしてしまうと、痛い思いをさせてしまうので、なかなか難しい。ウチのマルチーズのツメは乳白色なので、中の肉が透けて見えるから、切る爪の見極めが比較的簡単なほうだ。でも、犬種によっては黒い爪もあったり、こうなると見極めがスゴく難しくなる。

定吉の爪は乳白色で血管が見えるので、黒い爪の子に比べたらまだ爪切りはラクなほうだ

一般的に爪切りは、工具のニッパーのようなタイプと、ギロチン式というものがある。たいていの場合はギロチン式の場合が多いだろう。

これがギロチン式。輪っかの間に爪を入れて切る。名前も怖いが結構スパスパ切れるので、爪を切ってあげるこちらも怖い

ただ、どちらを使うにしても爪の見極めが難しく、いつも緊張してしまう(笑)。その緊張がペットにも伝わってしまうのか、ウチの定吉はなんとか逃げようと奮闘。爪切りは、定吉にとっても筆者にとっても2カ月に1回ほどの一大イベントなのだ。

そんなときに便利なのが、研磨式の爪切り。ん? 正確には、爪とぎ?

単3乾電池2本で動く「電動爪トリマー」。スイッチが骨のデザインになっていて、ちょっとかわいいかも? ちなみにAmazonで1199円で購入。リーズナブル!

ニッパやギロチンのように一気に数mmの爪を切るのではなく、モーターで回転するヤスリで少しずつツメを「削る」ので、緊張感がやわらぐ。また、単3乾電池2本で動くので、軽くてコンパクト。しかも、回転するヤスリにはカバーが付いているので、爪以外が触れないようになっている。

小型犬は、小さい窓から爪を入れて回転するヤスリで研ぐ。手に触れられるのが嫌いな定吉だが、あっさりやらせてくれた
ビビリの定吉だが、音が静かなのでスイッチONで砥石が回っているのに、興味深々で覗き込む。鼻を研いじゃゃうから危ないって!

また、本体のつくりがしっかりしており、回転軸のブレがないので、高速回転するわりにはものスゴく静かだ。ビビリの定吉でも、回っている爪とぎに興味深々で覗き込んでいたほどだ。

冬の寒さ対策で定吉は毛を伸ばしているので、どのように研げるのか見づらいので、プラスチックの棒を使って試してみた。

長めの爪を早く研ぐには横の穴から
ちょっと怖い人や仕上げの場合などは、上の穴から研ぐとゆっくりできる。長い時間押し当てずに、チョンチョンとやるのがコツ
ちょっとバリが出てしまった場合は、手で簡単に取れる

ずっと爪に当てているより、チョンチョンと少し強めにツメに押し当てるのがいいようだ。初めて研磨式の爪きりを使ってみたが、定吉も怖がることなく、なかなかいい感じに仕上がったと思う(ドヤッ!)

毛がもちゃもちゃで爪がよく見えてません……
うんうん! 上手に爪切りできた!
研ぎ終わったあとは粉が付くので、カバーを取り外して消しゴムで掃除! ネタじゃなくて、マニュアルにも書いてありました!

「爪切りは怖い!」というご主人は、それほど値段も高くないので、研磨式の爪とぎを試してみてはいかがだろう。ある程度爪が伸びないと使えないギロチンやニッパに比べてはるかに安全なので、爪切りの間隔を短くして少しずつ切ってあげるというのもいいだろう。あと、図面やマンガを紙に書く人は、消しゴムを削って角出しできるので、そっちにも使えて一石二鳥!?

※この記事はペトハピの記事(2017年2月10日掲載)を転載したものです。

ペトハピ

2015年4月にImpress Watch ペット特集としてスタート。同年10月に「ペトハピ」創刊。2017年5月にインプレスから独立し、ペトハピ株式会社として運営中。ペットとオーナーが、どのように共生し、お互いに幸せになっていくかを提案するWebメディア。

https://pet-happy.jp/

藤山 哲人