コドモで食べものログ・アルバム!

 かわいい我が子の写真も毎日のように撮っていると、同じ表情やポーズばかりになってしまいますよね。そんなマンネリ写真を脱するために、コドモと食べ物を一緒に撮って‘食べものログ・アルバム’を作ってみませんか?

 何をするかというと、お客様に頂いたお土産やかわいらしいスイーツ、お出掛け先で食べた物などをコドモと一緒に写すだけです。

 こう言うと単純なのですが、食事の記憶って結構残るもので、後で見返すとコドモの成長はもちろん、その日にどんなお客様がいらしたのか、どこへ遊びに行ったのかなどの出来事を思い出せる内容盛り沢山の一枚になるのです。

 でも、ただ並べて一緒に撮るだけではつまらないので、撮り方を一工夫してみましょう!

 まだ首の据わらない赤ちゃんを撮る場合は、「寝相アート」のようにコドモを床に寝かせてその周囲に食べ物をスタイリングします。一緒に撮る食べ物にもよりますが、真上から撮った方がスタイリングしやすいですし面白くなります。

 コドモとお出かけしたときの写真は、食べ物越しのカットがオススメです。自分が座りながら撮りやすいということもありますが、カメラのレンズの辺りで手を振ったりしてコドモの目線をカメラ目線にすると、まるでその前にある食べ物を見ているかのような写真になります。このときは、ピントはコドモにしましょう。カメラ目線をもらえなかったときは、食べ物にピントを合わせてごまかしてしまうのも手です(笑)。

 カメラは何でもOKです。私は手軽に使えるiPhoneで撮影しています。コドモが大きくなったときに一緒に見てクスッと笑えるような、そんな写真をいっぱい撮りたいですね。

仙台のお土産「笹かま」と「温麺」とパチリ。コドモが動いているのでちょっと被写体ブレしてしまいましたが、この表情のインパクトには勝てず(笑)
栃木のお土産「レモン牛乳」と「イチゴ牛乳」とパチリ。クッキーの箱が意外と軽かったので胸に置いたらちゃんと抱いてくれました
茨城のお土産「納豆」とパチリ。ワラに包まれている納豆をツノに見立てて頭の上に
カエルとパンダのドーナツとパチリ。お皿の向こう側からオモチャで気を引いて、視線をドーナツの方に向けました
レストランにてパフェのデザートを(私が)美味しく頂きました。パフェの手前にカメラを構えて声を掛けながら撮りました
朝マックといえばコレ! くわえている指が‘物欲しそう度合い’をアップさせています(笑)
(2013/3/22)

(みさき なな)東京都出身。知り合いの写真家の作品撮りにモデルとして関わったことがきっかけで写真に興味が沸き独学で写真の勉強をし、作品を持ち込んだ出版社に編集として入社。2010年独立。現在はカメラ雑誌の編集やWebでのカメラレビュー、写真講座の講師として活動中。http://misakinana.com