最終回 個展をしよう(4)

前回ポパイカメラさんで色々個展の相談をしていくうちに、作品をまとめたくなったよ。
写真は人に見せて、やっと作品と呼べるのではないかと思う。

作品の搬入作業はポパイカメラさんも一緒にやってくれるので、とっても安心。
そしてついに搬入が始まったよ。

展示のイメージをしっかりポパイカメラさんに伝えよう。
お客さんが見てくれる視線の流れも意識しながら 作品を並べていく。

このとき展示作業に必要なものは、作品とメジャーや定規、水準器、作品を傷つけない白手袋、印をつける虫ピン、ひも、作品を壁にとめるブルタック(ねりけし)、工具のトンカチなど。あるととっても便利だよ。

ブルタック(ねりけし)はお店で購入することもできるよ。しっかり固定させよう。

作品と作品の感覚幅をマスキングテープでしるしをつけていったよ。
10〜15センチ空けるのが平均。(スペースと作品の大きさによって異なります。)

作品を飾るセンターの高さは女性のお客さんを想定して、140〜145センチが平均だよ。

またギャラリーには、展覧会の場所と日時の情報の入ったポストカードをおいておこう。

展示期間中はできるだけ会場に足を運ぶと、見にきてくれる人の意見を直接聞くことができるので、できるだけギャラリーにいるようにしよう。
さらに下記のような「感想ノート」もおいておくと、次の作品へのヒントがたくさんもらえるかもしれない。

そして最後にもう一度見直そう。
無事作品を展示することができたよ。

ここまでできたら、あとは作品を見てくれる人にうまく伝わるといいね。

さて、写真を撮ったあとの楽しみ方を全20回に分けて、いろいろな形でご紹介した「若子jetのPhoto★Art」の連載は、今回が最終回。

みなさんも撮ったあとの自分なりの楽しみ方を見つけていただけましたでしょうか?
今まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

またみなさんとお会いできることを楽しみにしております。

協力:ポパイカメラ http://www.popeye.jp/

若子jet写真展「まちハレ横浜 さんぽ」

場所:ポパイカメラ みなとみらい店 Aギャラリー
日時:2013年2月22日〜3月5日
時間:10:30〜21:00(最終日のみ20:30まで)

(2013/2/28)

岐阜県生まれ。
名古屋造形大学卒業後、講談社写真部を経て、松本明彦氏に師事後独立。
現在、広告や雑誌撮影等をする一方、写真家としても展覧会での作品発表多数。
優しくかわいく綺麗な世界感を得意とする、新進気鋭の若手女性フォトグラファー
デジタルハリウッド大学講師。
HP:http://wakakojet.com Twitter:@wakakojet