写真を使ってオリジナルのカンバッジが作れる「NewCanバッチgood!」

製品名:NewCanバッチgood!
メーカー:バンダイ
実勢価格:約2,000円
入手先:Amazon

 過去、カンバッジの流行が何度かあったと聞きます。筆者にとってカンバッジといえば、小学生の頃、クラスの男の子たちが野球帽につけていた球団ファンクラブのバッジを思い出します。アイドル写真のカンバッジをバッグにたくさんつけていた、なんてちょっと照れくさい記憶のある人もいるのでは?

 世代によってそれぞれの懐かしさを感じさせるカンバッジですが、自分で手軽に作ることができる面白い道具に出会いました。バンダイから発売されている「NewCanバッチgood!」(ニューカンバッチグー)です。ネーミングもどこか懐かしさを感じさせます。

 女の子向け玩具として発売されたものであり、プラスチック製の小ぶりな外観はいかにも子どものおもちゃですが、なかなかどうして、業者が作るのと同様のカンバッジを自宅で簡単に作ることができます。
 その手順をご紹介しましょう。

まずはバッジにしたい絵素材を用意します。お気に入りの写真はもちろん、雑誌の切り抜き、包装紙、イラストなどを使っても楽しいものです。紙の厚さはコピー用紙程度が適しているので、写真はカラーコピーするか、普通紙にプリントアウトするなどしましょう。作るれるバッジの大きさは直径3cm。バッジにしたい絵柄部分が直径3cmの大きさに収まるようにプリントしましょう。紙を丸く切り抜く際は、付属のテンプレートを使うと便利です。
本体背面にある「スライド①」のホルダーに、缶バッジの上パーツ、絵素材、透明シートの順で重ねて置き、スライドを押し入れたらハンドルを時計回りに限界まで回します。
ハンドルを回す際は、本体正面/背面にある目盛りの動きを見ながら行います。どこまで回せばよいか目安となります。
ハンドルが空回りするまで回しきったら、今度はハンドルを逆時計回りに回して、本体正面の「スライド②」を引き出します。「スライド②」のホルダーにカンバッジの裏パーツを乗せ、スライドを押し入れます。先ほどと同様にハンドルを時計回りに空回りするまで回しきり、次に逆時計回りに回します。「スライド②」を手前に引き出し、カンバッジを取り出します。
カンバッジの裏面の穴に安全ピン付きのバッジパーツを取り付けたら完成です。

ポイントは、ハンドルがカチカチと空回りするまで回すこと。締め付けが弱いと紙と透明フィルムが浮いて失敗してしまうことがあります。

 旅の記念写真をバッジに仕立ててプレゼントしたり、クラブやサークルでお揃いのバッジを作ったり、アイディア次第でいろんな使い方ができると思います。自慢の写真でぜひ挑戦してみてください。

 …そう言う筆者は手作業そのものが楽しくて、何はさておき量産してしまいました。さて、どこにつけようかな。

(2013/1/23)

1976年生まれ。カメラ誌出版社を経てフリー。カメラ雑誌や書籍での撮影・執筆を中心に、保育雑誌での撮影、その他依頼撮影などに従事。カメラはデジタル一眼レフと各種フィルムカメラを愛用し、フィルムカメラでは特にパノラマカメラHORIZONや中判カメラHASSELBLADがお気に入り。撮影テーマは、郊外、自然・アウトドア、子どもなど。 ブログ:http://bashinote.blog.fc2.com