2019年4月12日、フリアーシステムズ(以下フリアー)は、ドローンベースに戦略的投資を行ったことを発表した。ドローンベースは、最大規模の無人航空サーベイランス(UAS)パイロット・ネットワークのサービスを企業に提供する世界的なドローン運営会社である。この投資により、フリアーは、サーマル製品ソリューションの独占プロバイダーとなり、また、フリアー赤外線トレーニング・センター(ITC)を通じてドローンベースのエンタープライズ・パイロット・ネットワークに公式小規模UASサーマル・イメージング・トレーニングを提供するプロバイダーにもなる。

 フリアーのジム・キャノン社長兼最高経営責任者(CEO)は、「当社のドローンベースへの投資は、毎日ドローンを飛行させているパイロットの手にフリアーのサーマル・イメージング技術を届けることでその普及を拡大することに役立つ。ドローンベースのエンタープライズ・パイロット・ネットワークはサーモグラフィー専門家によるトレーニングを受けることができるようになり、ドローンベースは幅広い規模で専門的なサーマル・インスペクション・サービスを顧客に提供できるようになり、フリアーにとっては、将来ドローンベースを通じた新たなサービスを取り入れる機会が生まれる」と述べている。

 ドローンベースとそのパイロットは、これまでに70カ国以上で10万回を超える商業ミッションを遂行し、住宅、商業用不動産、保険、通信、建設、メディアなどの多様な業界にサービスを提供している。フリアーとドローンベースは、フリアーITCを通じてドローンベースのパイロット向けの専門的トレーニングを開発することで協力し、ドローンベースの認定プロセスを通じた独占的パイロット・ネットワークを作り上げる。

 ドローンベースの創立者で最高経営責任者(CEO)のダン・バートン氏は、「フリアーのドローンベースへの戦略的投資により、当社は現在、どのような規模の企業にもスケーラブルなサーマル・ソリューションを提供できるようになっている。価値の高いデータにアクセスできることで、利害関係者が最重要資産に関して優れた意思決定ができるようになる。私自身を含めて、多数のドローンベースのパイロットは、軍隊に勤めている時にフリアーの製品を頼りにしてきた。この統合により、軍隊経験者が再びフリアーと共に働く機会が生まれ、自分が受けてきたトレーニングを民間で生かすことが可能になる」と述べている。

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