2019年4月17日、テラドローンは、昨年9月にリリースとなった屋根点検ソリューション「Terra Roofer」(テラルーファー)に16機能以上を新たに追加し、大幅なバージョンアップにて提供を開始した。Terra Rooferは一戸建・集合住宅などの建造物の屋根をドローンを用いて自動で撮影するためのアプリケーションである。より身近に、また安全に屋根点検業務を実施することができる。また、一事故あたりの対人・対物補償が最大1億円のドローン保険も付帯している。

<アプリケーション画面>

Terra Rooferの概要

 Terra Rooferは、ドローンを簡単に操作するためのアプリケーションソフトである。タブレット端末・スマートフォンを操作することで、コントローラーを操作せずにドローンを飛行させ、屋根の写真を撮影することが可能となる。

リリース日

 2019年4月8日(月)

アップデート内容

 今回大幅に機能を追加した、新バージョンのTerra Rooferは安全性の向上、ならびに現場のご要望を採用し、機能を追加している。
<iPhone対応>
 iPadはもとより、iPhoneでも利用できる。
※Android版は現在開発中

<iPhone版 ログイン画面>
<iPhone版 屋根範囲選択画面>

<太陽光発電業者向け造成地測量機能>
 測量士が現場に行かなくても、ドローンで撮影し、面積が測定計測ができる。これにより、撮影当日に面積を算出でき、1日に複数現場の撮影を行うことにより、効率的に太陽光発電案件を受注できる。

<Mavic2 Enterprise Dual対応>
 現在DJI社から発売中のMavic2 Enterprise Dualに対応済み。これにより太陽光パネルの点検にも利用できる。

<通常モードでの撮影>
<赤外線モードでの撮影>

<衝突防止機能>
 ドローン操縦中に、障害物が前方にある場合に検知して停止する機能を搭載。
※初心者でも認識できる仕組みを実装。

<全体撮影機能>
 要望の多かった、家全体を1枚の写真に収める機能を搭載。

<ズーム機能>
 Mavic 2シリーズでズーム機能を搭載。
※Mavic2Zoomでは、光学ズームを利用できる。

<安定化上昇機能>
 狭小地でのGPS利用時に、マルチパスなどの影響による、上昇する際の不安定を解消。

<任意のオーバーラップ率設定>
 3次元化のための撮影や、点検のための撮影と目的が異なるときにオーバーラップ率を設定する機能を搭載。

<外周飛行、 ジグザグ飛行の選択>
 外周飛行:雨樋を撮影するための機能。
 ジグザグ飛行:3次元化するための撮影機能。

<プロジェクト検索機能>
 プロジェクトの一覧から検索する機能を搭載。

<屋根面積計測機能・瓦PRO2000連携機能>
 撮影した画像から3次元化を行い、画面上で、面積計算ならびにヤナイソフトウエアー※1 瓦PRO2000に連携する機能を搭載。

<画面上での面積計算>

※1:ヤナイソフトウエアーとの事業提携を行っており様々なサービス連携をこれからも行っていく、としている。