teTraは、2018年末から個人用飛行装置(エア・モビリティ)の設計・製作・実証を行っており、2018年6月のフェーズ1世界トップ10入りに続き、2019年3月26日にフェーズ3進出したことを発表した。

 teTraは米国ボーイング社がスポンサーを務める「GoFlyコンテスト」に参加するオープンイノベーションチームであり、東京大学博士課程に在籍する中井佑をリーダーとして、学生・社会人のプロフェッショナルを集めて結成された日本発のチームである。GoFlyコンテスト(賞金総額200万ドル[約2億円] )での優勝を目標に活動している。

 GoFlyコンテストの目標は、自由に空を飛ぶことの出来る一人乗りのデバイスを開発することであり、その成果を米国でのタイムアタックレースにおいて競う。(2020年第1四半期開催予定)

 空の移動革命に参加し行政や産業界と連携する傍ら、teTraプロジェクトチームは、今後もさらなる実証実験等を推し進め、GoFlyコンテストでの優勝と日本の未来の発展を目指していく、としている。

 オープンイノベーションプラットフォーム「hero X」上で開催される有人エア・モビリティ開発コンペ「GoFly」の第2期が終了し、飛行準備審査に向けた第3期へと進出するチームが発表された。

 GoFlyは、一人乗りのコンパクトで静かなエア・モビリティ(いわゆる空飛ぶクルマのこと)のアイディアを世界中から募集しており、その中で最も優秀な機体には100万ドル(約1億円)が贈られる。

 メインスポンサーとして大手航空機メーカーである米国のBoeing(ボーイング社)が参加しており、その他航空機産業に関する有名企業・団体が参画している非常に注目度の高い大会である。同チームは、この世界大会において2次選考に合格し,コンテスト第3期へと進出した。

 同チームは、空飛ぶクルマとして日本の航空機保険を取得し、さらに航空機としての認証を目指しつつ誰もが手軽に扱うことのできる次世代の乗り物として開発を進めている。

 現在残り31チーム(社)で、大会1ヶ月前に行われる飛行準備審査で安全性を含めた飛行能力を問われる予定である。