2019年3月8日、SkyLink Japanは、ドイツWingcopter(ウイングコプター)社製の固定翼ドローン『Wingcopter 178 Heavy Lift』の取扱いを開始することを発表した。6月より発売を予定している。
『Wingcopter』は、通常のドローンよりも飛行距離や積載効率に優れ、高解像度カメラなどと組み合わせた広範囲インフラの点検や写真測量、また物資輸送などの産業分野でも活用が期待される。SkyLink Japanは今までのマルチコプター(複数のプロペラを持つドローン)による調査や研究、導入ノウハウを活かし、固定翼ドローンによる産業活用の可能性を広げていく、としている。
一般的な固定翼ドローンは、マルチコプターと比較し飛行距離や安定性に優れているが、この『Wingcopter』は特にVTOL(ブイトール:垂直離着陸機)仕様となり離着陸時の滑走路も必要とせず、また折りたたむこともできるため取扱い易く、両者の特長を兼ね備えている。海外では既に、遠距離での医療品輸送の実証実験なども進められ、今後の活躍が大きく期待されている。