ドローンジャーナル

マレーシア発ドローン・ソリューションカンパニーのAerodyne Groupと、Drone Fundが資本業務提携を締結

-戦略的パートナーシップによる技術協力や企業連携で、出資先のドローン企業とグローバル市場での「ドローン前提社会の実現」を目指す-

 2019年3月11日、Aerodyne Groupは、 Drone Fundからの出資を受け入れ、資本提携を結んだことを発表した。Drone Fundの2号ファンドとしては、最大級の出資先となる。これにより出資先企業のハードウェア、ソフトウェア、サービスなど、幅広い分野での連携を可能にすることでシナジーを創出し、ドローン前提社会の実現に向け、取り組みを進めていく、としている。

背景・経緯

 ドローン市場は2022年時までに世界で18兆円(1670億米ドル *1)を超える巨大産業に成長すると予測されている。一方で日本のドローン市場は、同時期の2022年に2,621億円(*2)と、日本の名目GDPから考えると市場はけっして大きいとは言えない。しかしながら、 その成長スピードには目を見張るものがあり、当初同社が予測していた見立てを超える著しいスピードであった。日本市場はグローバルのドローン市場の中でもプレゼンスを高めており、同社においても重要マーケットに位置づけられている。

 また、ドローン市場を取り巻く投資マネーを見ると、業界を取り巻く投資金額は年々増加傾向にあり、昨年は世界で7億ドル以上の資金がベンチャーキャピタルや大手企業から流入された。スタートアップ企業が中心となるドローン業界において、投資家からのインベストメントは成長する上で重要ファクターだと考えた。近年の特徴として、今までは北米や欧米が中心だったドローンスタートアップが、日本を中心としたアジア全域に広がっており、同時にアジアのドローン企業への投資額が伸びている点があげられる。日本の成長はDrone Fundの存在が大きいと考えている。

両代表からのコメント

Aerodyne Group CEO Kamarul A. Muhamedコメント:
 我々エアロダイングループは、この度の出資受け入れを非常に光栄な機会だと捉えており、Drone Fund社が弊社の投資家メンバーに加わることに興奮している。現在、我々の事業領域が目まぐるしいスピードでグローバルへとシフトしている。そんな激動の中で、Drone Fund社のような卓越した投資家がもたらす素晴らしい経験値やネットワーク、そして知識は、間違いなく我々を成功へと導くと確信している。日本市場はとても興味深く、また重要なマーケットと捉えている。本資本提携を元にDrone Fund社と蜜に連携を取ることで、我々の描くビジョンを着実に現実のものとしていきたいと思っている。

Drone Fund 共同創業代表パートナー 大前 創希からのコメント:
 私どもDrone Fundは、今回の資本提携にとても興奮している。エアロダイングループはアジア地域における最も重要な提携先の一社である。マレーシア国内は勿論のこと、今後アジアにおけるドローン利活用の促進は確実に、そして更にスピードを増して発展していく事と確信している。このような状況の中、本ファンドの投資先がアジアに進出する足がかりとしても本提携は重要と考えている。エアロダイングループは、CEOのKamarul A. Muhamed氏を始め、多くのドローン専門家が集まるプロフェッショナル集団であると同時に、AIとドローンを組み合わせたソリューションの開発、点検分野における極めて優れたSaaSソリューションを組み合わせたサービスを提供している、DaaS(Drone as a Service)のリーディングカンパニーだと捉えている。

*1ReportLinker 「Drone Analytics Market: Global Forecast until 2022」 2018をもとにした統計
*2 インプレス総合研究所「ドローンビジネス調査報告書2018」をもとにした統計