2019年2月22日、スカイマティクスは、ドローン測量サービス「くみき」の派生製品として、ドローンによる太陽光発電パネルの点検業務を効率化するクラウドサービス「くみきソーラー」の提供を2月25日より開始することを発表した。

 「くみきソーラー」はドローンで撮影した連続写真データをアップロードするだけで、パネル点検から報告書作成まで効率的に一気通貫で行えるクラウドサービスである。可視光画像や赤外線画像の比較、パネルの高低差の確認、問題箇所へのコメント機能、報告書の作成からデータ管理まで点検作業の業務一元化が可能だ。

 太陽光発電施設が急激に増加したことにより保守点検業務の負担が増しており、作業の効率化が喫緊の課題となっている。近年取り組みが始まったドローンの活用は、パネル撮影の効率化に寄与しているが、撮影後のデータ確認・整理・報告書の作成には依然として労力・時間・費用を要している。

 今回、同社はデータ取得後の作業を効率化することに特化し、さらに価格については点検1回につき業界内最安値(当社調べ)である10,000円/1回~を実現し、多くの発電事業者や点検事業社が導入しやすく、より身近にドローンを用いた点検・報告書作成から管理までができるサービスとした。
 作業時間の短縮、効率的なデータ管理の面において、これまで点検・確認・報告書作成まで数日要していた作業が、「くみきソーラー」を利用することでわずか数時間で作業が完了、従来比で90%の作業時間の削減が可能となる。

 同社が提供しているドローン測量サービス「くみき」は、建設現場の進捗管理、構造物と図面の照合、災害に備えた敷地法面の状況把握等の需要に広く対応している。くみきユーザーの中でも特にニーズの強い太陽光発電点検向けの専用サービス「くみきソーラー」では、既にドローンを導入し点検を多数行なっている、ドローンを用いた太陽光発電点検業務に参入を検討している、全国各地に太陽光発電施設を持ち本社での一括した管理方法に悩んでいる等、 より多くのユーザーに利用してもらうことを目指し、使った時だけ料金を支払う従量課金プラン、1回あたりの点検費用がお得な月額プラン・年額プラン等の様々な利用プランを用意している。

 同社は同サービスを多くのユーザーに活用してもらい、太陽光発電点検業務の作業時間の削減およびデータの管理・共有の効率化に役立つことを期待しているとともに、今後も画像解析・AI技術を用いてさらにシステムを強化し、ユーザーがより快適に使用できるクラウドサービスの開発・提供を目指していく、と展望を示した。

利用方法

1.問合せ後登録を行い、専用サイトから付与されたIDを用いてログイン。
2.ドローンで撮影した位置情報付の連続写真データをアップロード。
また、アップロードする画像については、市販されている多くのドローンに対応しており、ユーザーが自身の所有するドローンを使ってサービスを利用することができる(可視光画像)。
※赤外線画像については、赤外線カメラ搭載可能なドローンの用意が必要。

価格表

※ユーザーの要望に合わせてカスタマイズも可能。