2019年2月27日、エアロセンスが開発・製造・販売しているAEROBO® Marker(エアロボマーカー:GPS搭載対空標識)及びAEROBO®クラウド(高速データ処理クラウドソフト)が、不動テトラの消波ブロックの3次元データ利活用に関する技術開発業務の一環として行っているUAV調査において、採用されたことを発表した。

 不動テトラでは、海岸線や港の防波堤に設置している消波ブロックの現状把握のための調査を行ってきたが、従来の方法では作業負担が大きいことが課題であった。AEROBOマーカーとAEROBOクラウドを導入することで、特に陸から離れた防波堤や、延長が数kmにも及ぶ防波堤を短期間で調査することができた。詳細は、下記URLを参照。
https://media.aerosense.co.jp/case-0043

AEROBO®マーカーを使用しAEROBOクラウドで作成したデータを基に作成した点検データ

AEROBOマーカーの導入背景

 不動テトラでは、現在総合技術研究所のリニューアル工事を行っている。その工事における三次元データの利活用を目的として、AEROBOマーカーを使用したUAV測量を実施した。UAV測量は少人数体制で社員自らが短時間に測量が可能であり、三次元データ作成も簡単であるため、選択した。また、海岸線や港の防波堤に設置している消波ブロックの現状把握のための測量や調査を行っているが、従来の方法では作業負担が大きいことが課題であった。AEROBOマーカーとAEROBOクラウドを導入することで、とくに陸から離れた防波堤や、延長が数kmにも及ぶ防波堤を短期間で調査することができた。

現場への導入の決め手とその効果

 決め手は、AEROBOマーカーの優れた利便性。現場での操作とその後の解析手順が容易で、より効率的なUAV測量を実施できると感じた。総合技術研究所以外にも、海岸線や港の防波堤に設置している消波ブロックの現況把握、および点検診断への活用方法検討を目的としたUAV調査を自主的に全国で行っている。AEROBOマーカーを使用することで、特に陸から離れた防波堤や、延長が数kmにも及ぶ防波堤を短期間で調査することができている。また、UAV測量から得られた三次元データのCIMへの活用に関する技術開発も行っている。