ドローンジャーナル

シアン、RobiZy会員として初めて湘南アイパークで実証試験開始

-ドローンを活用したヘルスケアイノベーションの創造拠点へ-

 2019年2月22日、シアンは、NPO法人ロボットビジネス支援機構(以下、RobiZy)の会員として初めて湘南アイパークで実証試験を開始することを発表した。

 これはRobiZyおよび湘南ヘルスイノベーションパーク(以下、「湘南アイパーク」がAI、IoT、ロボティクス等の最先端技術を活用したヘルスイノベーション事業の社会実装の実現を目指して同年1月に締結した包括連携協定の枠組みの一環である。

 具体的には、シアンが提供しているバーチャルな観光旅行をサポートするサービス『空力車(くうりきしゃ)』(※1)の、「利用者のQOL向上の効果測定」、「ドローンやVRを活用した新サービスの研究開発」、「専門スキルを有するオペレーター等の人材育成(『湘南DRONE STATION』)(※2)」などの社会実装事業を展開する。

 シアンの岩井社長は「これまで障がい者や高齢者の方が「空力車」のバーチャルな旅を体験したことで、心理的負担が軽減されたり、QOLが向上される姿を現場で感じてきた。今回、湘南アイパークに入居することで新たなサービスの研究開発および人材育成の拠点となり、湘南エリアの方々や湘南アイパークの入居テナントとのコラボレーションが加速されることを期待している。特に、湘南アイパークの注力領域である「希少疾患」の患者さんに対して、バーチャル体験を通じて生活の不安感を改善させる新たなサービスを展開し、湘南の地でドローンを活用した新たな価値創造およびイノベーションの創出に取り組みたいと思う。」と述べている。

※1『空力車(くうりきしゃ)』とは
 国内外の素晴らしい景色や優雅でエキサイティングな観光地の映像を、地元ガイドの解説付きでVRゴーグルに中継することにより、障がい者や高齢者のバーチャル(仮想現実)なバリアフリー観光旅行をサポートするサービス。

※2『湘南DRONE STATION』の概要
 『湘南DRONE STATION』は、次世代イノベーション人材育成事業として、シアンのコアサービスである『空力車』が目指す「リアルタイムバーチャルツアーを活用したQOL向上」に必要な専門スキルを有するオペレーターの育成により、安心安全なヘルスケア関連サービスの社会実装の実現を図るものである。同事業は、湘南アイパーク内にて2019年3月から順次スタート予定。

湘南アイパークとは

 湘南アイパークは、ライフサイエンスにおけるイノベーションを強化するために、武田薬品工業株式会社が湘南研究所を開放することにより2018年4月に設立された。製薬企業が有する創薬ノウハウを基盤として、ベンチャー、スタートアップを含む産官学が結集し、ライフサイエンスにおける最先端技術・知見を活用したアイデアの創出・実現を可能とするイノベーションを加速化することを目指している。

RobiZy=ロビジーとは

 ロボット関連企業、三井住友海上火災保険、埼玉県、東京電機大学などが中核メンバーとなり、2017年10月に設立されたNPO法人(2019年1月末の会員数は約160のアカデミア・企業・その他団体)。ロボットビジネスに携わる事業者とユーザーをつなぐ橋渡し・コーディネーターの役割を担い、ロボットビジネスに関する様々な課題の解決と成長産業の創出を目指している。