2019年1月28日、フリアーシステムズは、米国陸軍を支援するためにフリアーBlack Hornet個人偵察システム(PRS)を供給する3960万ドルの注文を獲得したことを発表した。同契約により提供される非常に高性能なナノ無人航空機(UAV)システムは、兵士携帯センサー(SBS)プログラムの一環として、小隊などの小規模部隊レベルの監視/偵察能力を支える。米国陸軍は2018年6月に、Black Hornet PRSの初回分として、最初のSBSフェーズ契約を同社と締結した。これらのシステムは現在、米国陸軍に納入中で、同軍への初期配備が進められている。

 フリアーの社長兼最高経営責任者(CEO)のジム・キャノンは、「私たちは、米国陸軍からSBS Program of Recordのために選定されたことを誇りに思う。本契約は、ナノUAVを世界最強の軍隊が作戦で大規模展開できるようにするものであり、重要な節目となる成果である。また、フリアーに新設された無人システム&統合ソリューション事業部門にとって大きな成果であるほか、フリアーが提供するナノUAV技術に喫緊の大きな需要があることを実証している。当社の無人ソリューションで米国の戦闘員を守ることが、フリアーの重要な目標である。」とコメントしている。

 この契約により、軍隊の監視/偵察プログラムでフリアーのBlack Hornet PRSの使用が拡大する。フリアーはこれまで、8000台を超えるBlack HornetナノUAVを世界中に供給している。

 米国で無人航空システム(UAS)のサポート需要が急増したことを受け、フリアーはケンタッキー州サマセットにあるUASサービス&修理センターを拡張する。製品納入は2019年の早期より開始する。フリアーのBlack Hornet PRSに関する詳しい情報については、以下より。
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