2018年11月30日、屋根工事店とエンドユーザーをつなぐポータルサイト「やねいろは」を運営する白神商事は、CLUEが提供するドローンを使用した屋根点検サービス「DroneRoofer」の販売代理店契約を締結したことを発表した。

提携概要

白神商事が運営するポータルサイト「やねいろは」では、「屋根工事を依頼したいが、どこに頼んで良いか分からない」というユーザーと、屋根工事に関する専門知識と技術を合わせ持つ屋根工事店のマッチングサービスを行っている。サービスを提供していく中で、屋根工事店からは「工事の依頼があっても、工事現場が狭すぎるため、点検用の足場を組むことができない」「屋根の劣化が激しい上にこう配(ばい)が急で、のぼるのが危険」といった声をよく聞く。これらに対するソリューションとして、人が屋根に上らず点検ができるドローンを使用した屋根点検サービス「DroneRoofer」の販売契約を結び、屋根工事店へ導入を推奨していくことになった。昨今は、台風や地震など自然災害が頻発し、屋根点検の需要が高まっている。一方で、屋根工事店業者の数は減少し、需要に対して供給が追い付いてない現状があり、点検時間の短縮という側面でも効果のある「DroneRoofer」を屋根工事店は導入することで、供給スピードを速められることが期待出来る。

「DroneRoofer」を導入するメリット

※iPadを使用した簡単な操作で飛行・撮影が可能。 屋根に登らず安全に屋根写真の撮影ができる

1.屋根点検が安全にできる
屋根にのぼる必要がないため、点検時に急こう配の屋根からの転落・劣化した屋根材の踏み抜きによる落下を未然に防ぐことができる。さらにアプリケーションでの自動操縦ができるため、ドローンの操作ミスによる事故発生の可能性も低減できる。さらに足場設置が不要になるため、ユーザーの環境的な負担を減らすことができる。

2.屋根点検の時間を短縮できる
屋根点検の際に、屋根にのぼって歩きながら確認をしていた時間が、ドローンを飛ばして上空から写真を撮影する時間に短縮でき、屋根点検自体を数分で実施できる。災害時など、点検件数が多くなった場合に有効活用することで、ユーザーを待たせる時間を短縮できる。

3.ユーザーと正確な屋根点検ができる
ドローンを用いて写真を撮影することで、ユーザーと一緒に画面を見ながらの点検が可能になる。これにより、悪徳業者による「点検と称した屋根材の踏み割り」も抑止できるため、正確かつ透明性を確保した情報をお客様に提供することができる。

今後の展望

今後は、危険を伴い時間のかかる屋根点検から、安全・迅速・正確な屋根点検ができるように、やねいろは登録工事店へのDroneRoofer導入を促していく。「やねいろは」は引き続き、屋根工事店とエンドユーザーをつなぎ「信頼できる屋根工事店に依頼したい」というニーズに応えていくため、このようなサービスを導入しながらさらに利便性を高めることに力を尽くしていく、との展望を示した。