テラドローン株式会社は、2018年11月26日(月)、ヨーロッパのドローン業界を牽引するSkeye BV(以下Skeye)の過半数株式を取得して「Terra Drone Europe」を設立したことを発表した。

 Skeyeは、欧州を中心に産業向けドローン関連サービスを提供する代表的な企業。オランダ、 イギリス、ベルギーそれぞれに拠点を持ち、大手石油メジャーや多国籍エンジニアリング会社に対して、ドローンを用いた点検や測量業務を行なっている。今年Droneii社から発表された世界ドローンサービス企業ランキング(https://www.droneii.com/top20-drone-service-provider-ranking )では、11位となっている。
 今後、Skeyeはテラドローンの欧州拠点として、引きつづき石油業界を中心にサービス提供を行っていく。

 テラドローン代表の徳重徹は今回のSkeye買収について下記のようにコメントしている。

「私たちは、欧州の多くのドローン企業と議論を重ねてきましたが、その中でもSkeyeがこれまで欧州の各種産業で培ってきたサービス技術と顧客からの信頼は卓越したものがあります。 特に石油業界の技術開発拠点として最先端を走る欧州でサービス提供を行うSkeyeとの提携で、 これまでの成長スピードをより一層加速できると考え、買収の合意に至りました。」

 これに対してSkeye 代表 のPieter Frankenは以下のようなコメントを残している。

「テラドローンは、豊富な最先端技術と世界の幅広いネットワークを持っているので、グループの一員になることによって今後海外の取引先に対してより良いサービス提供が可能となるでしょう。またこれは幾つかの例にすぎませんが、自律航行管理アプリ「Terra UTM」 独自開発のUAV LiDARシステム「Terra Ladar」、3次元画像処理・解析ソフト「Terra Mapper」などの、 優れたアプリケーションを使用して、これまで以上に高いレベルのサービスや技術提供ができることを期待しています。」

 両社は今後も、お互いの技術や産業に対する知見を組み合わせ、より高付加価値なソリューションの開発に取り組んでいく。