JOGMECが11月10日、が国から委託を受けて管理している志布志国家石油備蓄基地(鹿児島県肝属(きもつき)郡東串良町および肝付町、以下「志布志基地」)において、「平成30年度鹿児島県石油コンビナート等総合防災訓練(志布志地区)」が実施した。訓練の中には「パトロール中の7名が安否不明である」という想定で、ドローンを使用した安否不明者の捜索も行われた。このドローンにて高所から撮影した映像は、本訓練に引き続き実施された「平成30年度緊急消防援助隊九州ブロック合同訓練・緊急消防援助隊石油コンビナート対応訓練」の緊急消防援助隊指揮者に報告された。

 本訓練は、石油コンビナート等災害防止法に基づき、「午前9時00分、種子島沖を震源域とする震度6強の地震が発生、同時に大津波警報発表、基地内人員はすべて指定避難場所に避難。大津波警報解除後、原油タンクの配管付近から原油の漏洩を発見。防油堤内の漏油に何らかの原因で着火し火災が発生」との想定で実施された。