エンルートは、オーストリアのレーザー測量機器メーカーであるリーグル(RIEGL)社の3次元測量を可能にした高性能レーザー測量機搭載の新製品 大型ドローンLS1500Rを、2018年11月8日より販売することを発表した。

 同社の農薬散布用大型ドローンAC1500の豊富な実績に、測量会社(嶺水)の協力を得て、プラットフォームが完成した。レーザー測量用としてさらに軽量化を実現した新機体LS1500Rは、レーザー測量機以外の複数の機器類の装備もカスタマイズでき、随時オーダーが可能である。日本メーカーならではの充実のサポート体制と、ユーザー目線で現場の意見を反映した新製品として、レーザー測量機搭載大型ドローンLS1500Rの発売が実現した。

LS1500R(Laser Survey 1500 RIEGL)開発の背景

 急速に利用が広まる産業用ドローンの中でも農業機と並んで需要が高まっているのが測量分野である。特にUAVと航空レーザー技術の組み合わせによる計測、測量、3次元モデル化がこれからの主流になるといわれている。
 同社は、業界のパイオニアとして、長年の経験を活かしたプラットフォームにリーグル(RIEGL)社のレーザースキャナーを搭載したモデルを特注機として開発した。これがレーザー測量機(Laser Survey)搭載大型ドローンLS1500Rの誕生である。

レーザー測量ドローンLS1500R

エンルート レーザー測量機搭載大型ドローンLS1500Rの主な特徴

・測量会社における1年以上の使用実績を基にした充実のサポート体制。
・機体の軽量化と専用バッテリーで20分以上の飛行が可能。
・バッテリー残量低下時の自動帰還装置(ジオフェンス設定時)により安全を確保。
・FVP(画像伝送装置)にて飛行風景、飛行データをリアルタイム表示。安全運用が可能。
・GoPro搭載により飛行時の映像録画も可能。
・レーザー搭載位置の最適化により広範囲な測定を実現。
・複数のレーザー装置・機器類の交換が容易に可能。
・アーム折りたたみ機構によりコンパクト化を実現。小型車でも運搬が可能。
・エンルート直営スクールでの機体操縦教習。
・AC1500をベースとした、オーダーによる特注機の開発が可能。

レーザー測量機LS1500 Rプロモーションビデオ

エンルート レーザー測量機搭載大型ドローン LS1500R 基本仕様

※仕様は2018年11月現在のもの。型番・仕様等は予告なく変更する場合がある。