ドローンジャーナル

KDDI、国際的サイクルイベント「サイクリングしまなみ2018」で「5G」ドローンを用いた映像伝送の実証実験に成功

 2018年10月29日、KDDIは、国立大学法人東京大学大学院情報学環中尾研究室 (以下 東京大学)、プロドローン 、サムスン電子と共同で、同年10月28日に広島県と愛媛県で実施された国際的サイクルイベント「サイクリングしまなみ2018」(以下 同大会) において、次世代移動通信システム「5G」を用いたドローンからの4K映像伝送の実証実験をサイクリングしまなみ2018実行委員会の協力のもと実施し、成功したことを発表した。

同実験の概要

実験の概要

 同実験では、今年6月に国内で初めて実証実験に成功した、5Gドローンを用いた4K映像のリアルタイム伝送の技術 (注1) を用いて、同大会のスタート地点の1つである向島運動公園 (以下 スタート地点) において、プロドローン提供のドローンに搭載した4K高精細カメラで撮影したスタート地点の空撮映像を、5Gでリアルタイム伝送した。同実験は、総務省の5G総合実証実験の一環として実施された。
 また、同大会のゴール地点の1つである新浜県営上屋において、ゴール地点周辺に設置した4K高精細カメラで撮影したゴール映像を、5Gにより伝送し会場内のKDDIブースにリアルタイム配信した。
 なお、同大会の円滑な運営を支援するため、KDDIの4G LTE回線で映像伝送可能なスマートドローン (注2) もあわせて活用し、当該ドローンで向島のスタート地点の出走状況を撮影し、リアルタイムに今治市にある大会本部に映像伝送を行った。

実験の様子:スタート地点
実験の様子:ゴール地点

 今後は、サイクルイベントをはじめとするさまざまなイベントにおいて新たな魅力を伝えられるようになるほか、災害救助や撮影サービスなどさまざまな分野での活用を想定している。同社は、「通信とライフデザインの融合」を推進し、"ワクワクを提案し続ける会社"として、5G、IoTをはじめとするさまざまなテクノロジーを活用し、顧客やパートナー企業とともに、新しい体験価値を創造していく、との展望を示した。

各社の役割(参考)

1.KDDI
 同実験の実施、および5Gエリアの設計・構築
2.東京大学
 同実験の実施、およびドローン空撮映像のリアルタイム配信
3.プロドローン
 ドローンの機体開発、提供、および当日の飛行・カメラ運用
4.サムスン電子
 次世代5G移動通信システムの提供、および当日のシステム運用

注1:https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2018/06/14/3202.html
注2:KDDIの通信ネットワークを利用することで、より長距離で安全な運用を可能としたドローンのこと。詳細についてはスマートドローンHPを参照。(http://smartdrone.kddi.com/