2018年10月22日、オープンソースハードウェアのパノラマカメラPicam360を開発しているPicam360開発者コミュニティーは、リモートシュノーケリングが楽しめる水上ドローン"Picam360-SurfaceWalkerをクラウドファンディングのKickstarterでキャンペーンを開始したことを発表した。

 Picam360-SurfaceWalkerは自宅から遠く離れた場所から超遠隔操作ができる無人航行艇である。船底のパノラマカメラから送られるリアルタイムの映像をスマホの画面で自由に視点を変えながら、簡単に操作することができる。これにより泳ぐことが苦手な人や、人が行きにくい場所でも手軽にリモートシュノーケリングが楽しめる。

プロジェクトのポイント

1.リアルタイムのパノラマ映像を見ながら超遠隔操作で「リモートシュノーケリング」が楽しめる。
2.ソーラーパネルにより、太陽が照らす限り充電無しで永久に遊ぶことができる。
3.GPSにより指定したルートを自動航行する機能を搭載している。
4.自然環境の変化を可視化するプラットフォームの構築が最終目標である。現在、湖のシアノバクテリア濃度を可視化する、「OpenCyanoMap」の開発を大学との共同研究で進めている。最終目標として、海での運用性能を改善し、サンゴ礁の画像と得られた白化度合いを可視化する「OpenCoralMap」を開発し、サンゴ礁の減少問題をより正確に把握できる環境を作る。