ドローンジャーナル

テラドローン、”西日本豪雨"の土砂災害現場における地形測量へUAVレーザー測量技術を活用

-大規模災害におけるUAVレーザー測量技術活用の標準化を目指して-

 2018年9月20日、TerraDroneは、同年7月に発生した西日本豪雨による被害の調査・測量のために、同社のUAVレーザー技術(※)を用いたサービスを活用したことを発表した。

※UAVレーザー技術:UAV(ドローン)にレーザースキャナを搭載し、従来の測量手法より短時間で測量制度1/500の地形データを取得可能にする技術。

UAVレーザーを搭載した機体
土砂崩れにより寸断された道路

背景・目的

 地震や大雨などの大規模災害時においては、早期に現地の被災状況を把握し必要な対応策を検討するため、迅速な地形測量が求められる。一方、今回の災害では現地の測量業者の不足や土砂崩れ等危険な箇所への立ち入りが懸念され、被災状況の把握が進まず復旧活動に遅れが生じ大きな課題となった。
 そこで今般、迅速な復旧活動を目的とし同社はUAVレーザー技術を用いた測量を実施した。

概要

 主に以下の業務において効率化を図ることができた。
 ・従来の地上測量と比較し、現地での作業時間を大幅に短縮
 ・土砂災害等の踏査困難な場所での計測を可能に
 ・対策工事を迅速に進めるための地形データ、 図面を計測後1日で提供

左からUAVレーザーにより取得した立体図。地形の形状を詳細に表した等高線図

 上記の成果を基に被害状況および規模の把握また必要な設計を行うことで、従来よりも素早くかつ詳細な復旧業務を進めることが可能となった。

今後について

 西日本豪雨の土砂災害現場の復旧は被害箇所の多さ故に、長期的になる見込みである。同社は復旧に関していち早く現地に入り、詳細な情報を取得することが測量の使命だと考え、今後もまだ残る土砂災害現場における調査・計測業務を行っていく。
 また、2018年9月6日に発生した北海道胆振東部地震における災害復旧への積極的な支援も行っていく、と展望を示した。

 最後に、同社では現在UAVレーザー計測のパートナー企業を募集している。パートナー企業には、同社所有のレーザースキャナーのレンタルと導入技術トレーニング等も行っている。
 業務のご依頼、パートナー提携の相談に関しては、下記問い合わせ先まで。
テラドローン
電話 : 03-6419-7193
メール:info.jp@terra-drone.co.jp