2018年9月18日、DFAは慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスにて イタリアからの陸上配送用ドローン「YAPE」の利便性・安全性・有用性・発展性を確認する実証実験を行ったことを発表した。今後の実証実験や日本国内での運行可能の実現性を高めるために行われた。

企業や団体に陸上配送ドローンのデモを披露している様子

「YAPE」とは

「YAPE」

 「YAPE」はイタリアを本社とし、現在、地元警察の協力を得て公道での配送実証実験を行っている。「Yape」の特徴は親しみやすい見た目だ。独立した電気モーターを備えた2つの車輪でエネルギー消費を最小化し、動きの機敏さを最大化する構造である。これにより小道や狭い空間を機敏に動き、楽々と歩道を上り下りが可能。「360度ヴィジョン」により、人間の目よりも早く障害を予測して、最大30%の傾斜・7cmの段差を超え、最大で70kgの荷物を届けることができる。ヨーロッパ特有の凸凹した道でも走行可能な陸上ドローンである。

 デモンストレーションでは、遠隔操作実験とマッピング自動走行を行った。以下がその様子をまとめた動画である。

「YAPE」実証実験の様子

 現在DFAは、企業や団体と研究開発を行っている。ドローン技術を活用した社会問題の解決・新たな可能性への挑戦、未来の創造ためDFAに興味のある企業や団体の募集している。
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